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ツルッぱげ!  作者:
13/14

No.13 祭で悲しむハゲ

短く!

後夜祭は屋上で開かれていた。


俺たちが着いた時には既に他のメンバーは揃っていて、結構盛り上がっていて、テーブルの上には各模擬店の品物が並んでいる。


かなり豪華…とはいかないが、普通の家庭の生徒から見ると豪華だろう。


にしてもだ、少し酒臭い奴がちらほらいるが、まさか…。


「泰世ぁぁ遅いぞぉぉ。ヒック!」


古典的なしゃっくりをして裕大が近付いてきた。


こいつかなり酒臭い。


結構飲んでやがる。


未成年のクセに酒なんか呑みやがって、先生に見つかれば確実に退学だぞ?


心配を知らない裕大は缶ビール1本一気飲みする。


急性アルコール中毒なっても知らねぇからな。


ぐぅぅぅぅ。




ま、まぁ腹ごしらえでもしようかな、おっ、あの焼きそば美味そう!


「本多君、ちょっといいかな?」


焼きそばを紙皿によそっていると、テーブルの向こう側から円が話しかけてきたが、何だか円は深刻な顔をしている。

ん?どうした?







「私ね…イギリス行くことになったの……」


……そっか……。


いきなりすぎて返す言葉が見つからなかった。


俺は焼きそばを諦めて走り出した。


大きすぎるショックだった。









「なぁにやってんだ?泰世らしくないぞ?」


志流真……


「ほら!泰世の好きなインスタントラーメン、しかも野菜をいっぱい入れといたから食え。」


優しすぎる志流真の手からラーメンを受け取り、割り箸を綺麗に割って麺を胃の中に流し込む。


この人参うめぇ…わ。




この大根も、この白菜も、このキャベツも、この水菜も、このピーマンも、この蓮根も、この里芋も、長芋も、そして……この強烈な臭いを放つドリアンも


って、何入れてんだよ!


ドリアンは無いだろ!


マジであり得ないって!


「元気出ただろ?」


た、確かにそうだけど…さ、マジでドリアンはないわ……。


そう思わないか?


「すまん、俺ん家一家全員ドリアン好きだからわからんわ。」


あっそ……


「まぁ帰るぞ、みんな待ってるからよ。」


ぁぁ……


志流真……かっこよすぎだよ……。







遅くなりましたが、明けましておめでとう御座います!! 今年も宜しくお願い致します!!

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