No.1 ハゲはご子息様?
若干、木浚塚とキャラが被るのは、リア友だからなのでその辺は頼みます
………朝、それは俺が最も嫌いとする時間。
俺の名前?
本多泰世
世って、や、と読めるのか?
話しは戻して、
理由は大きく分けて2つある。
1つ目は眠い。
2つ目はだるい。
ただそれだけ。
なんて簡単な理由なんだろう、といつも思う。
まぁ、楽しみもある。
それは朝のバイキング。
食べ放題っていいねぇ。
あ、別にホテル暮らしじゃねぇぞ。
家が金持ちなだけだ。
簡潔に言うと、
先祖は本多って言う、徳川家の重臣で、有名なところを言うと本多忠勝かな。
まぁそんな訳で、何代前かが事業を成功させて、今は年収30兆らしい。
俺には関係ねぇけどな。
家を継ぐだけだしな。
まぁ1つ言わせてもらうと、家継ぎたくないし。
そんな俺なんだが、一応高校には通っている。
一番賢いらしいが、俺自身テスト受けて無いから分からん。
そろそろ、飯食いに行くかぁ。
なっがーい廊下を歩いていき、着いた先には和服のメイドさんたちが、きれいに一列に正座で並び、俺の到着に合わせて、きれいな礼をしてくれた。
「「おはようございます、ご子息様。」」
「いつもご苦労さん。母さんとかにやらされてるんでしょ? 大変だね。」
文字数は多いが、気持ちはさほど込めていない。
めんどくさいしね。
今日はスパゲティが豊富だな。
その割りにはサラダが少ねぇじゃないか。
こりゃあ、料理長に注意しないとな。
などと考えている内に、俺は皿にサラダ5人前、ご飯7人前、味噌汁10人前
を取った。
サラダはやっぱり水菜だな、と呟く。
「左様でございますか、でしたら、水菜の栽培も致しますか?」
「お、爺いいねぇ。それ採用。」
爺、俺の良き理解者。
母さんや父さんよりも俺のコトを分かってくれる。
大切な人材だ。
「泰世様、お時間でございます。」
ん? もうそんな時間?
至福のときは過ぎるのが早いねぇ。
身支度を済まし、無駄にでかい門をくぐって、学校に向かった。
いや、反対方向に向かった。
ある奴を迎えに行くためだ。
おっと、また話がそれてしまったな。
学校はそんなに遠くない。むしろ近い。
徒歩10分ぐらいで着くから、近いんじゃない?
他愛もないコトを考えていると、ある団地の前に着いた。
俺は大きく息を吸い込みぃ、
「志流真ぁ!」
大声で叫んだ。
「い、今行く!」
どうやら俺の声で起きたらしい。
完璧に寝顔だったし。
女ならそういうとこ、見てみたい気がするな。
暇だから携帯をいじる。
最近は携帯小説にはまっていて、これが泣けるのよ。ホントに。
で、今も泣いているわけであって、見られたく無いんだけども、まぁ、溢れだして来るわけですよ。
人間って、めんどくさい生き物だな、とつくづく思うよ。
「うっす。」
「おはよ〜〜ふぁ。」
え〜とこいつらは、入上威裟矛と、彼女の麦澤瑠羽那っつて、俺の幼なじみ。
仲睦まじきカップルである。
「わりぃ、遅くなった。」
やっと来たか。
時刻は……、アレさえしなかったら間に合うな。
志流真にだけやるかぁ?
「何笑ってんだよ。」
おっと志流真につっこまれた。
どうやら、無意識の内に笑みがこぼれていたようだ。以後、気を付けないと。
さて、アレとは何か説明しよう。
簡潔に言うと、首筋を殴って失神させる。
ただそれだけ。
簡単だろ?
こいつはいじってて本気で楽しいからな。
いじる側としても、こいつはいじられる人材の中でも、まさに100年に一人級の逸材だよ。
まぁ見ててみな……
「ぁ! 志流真アレ!」
「えっ? なん――。」
ぼで!
あぁ、顔面からチョード派手に倒れたな。
それぐらいが丁度いいがな。
さて、こいつどうするかなぁっと。
とりあえず、放置か?
「ぁ〜行こうよ〜。」
「行くぞ。」
…放置で決定らしいな。
いゃあ助かるね。
俺が責められても、民主的に多数決で決まったのだからしかたあるまい。
と言えばいい話になる。
志流真をほって俺らは、いたって普通に、学校に着いた。
結構めんどくさいなぁ、授業。
ぁーサボるかぁ〜。
最近は暖かいから、猫な俺でも割りと、過ごしやすくなってきたし。
屋上は……、寒いか。
何だかんだ言って、この学校谷間にあるから風強いんだよな。
一時間目は、国語か。
大人しい池原恭子先生(29)だから、暖かい教室で寝るかな。
成績とかどうでもいいしな。
机に躰を任せて30分。
俺は一睡も出来なかった。
というのも、池原の野郎、俺ばかり当てやがる。
「この歌は何句切れですか? じゃあ本多君。」
また俺かい!
「3句切れです。」
「はい、そうですね。まぁ分かって当然ですね。」
うわ〜嫌味かよ。
俺印象ぜってえ悪いわ。
その後も何かと当てられてやっぱり一睡も出来なかった。
とはいえ、昼休みまでずっと寝てたけどね。
購買まで歩くのめんどくさいし、昼は食べずに居ようかなぁ。
なんて俺が考えていたら、最高の相棒が、やって来た。
「はい、泰世、カレーパン。」
「お、祐大サンキュー。」
あ、こいつは、俺の家のお手伝いさんの子どもの村中祐大。
親友と俺は思っている。
多分祐大も思っていると思う。
いや、思って無かったらぜってぇ殺す。
カレーパンは70個あって、結構種類が豊富で、そこそこ美味い。
「なぁ、泰世。」
「はん?」
食ってる途中に話し掛けられると、少し困る。
「俺……、アイツのコトが好きで好きで、狂っちまいそうだ。」
ワックスで、ツンツンにしてある頭を両手で抱えて、うつむいた。
「河か?」
「あぁ、河だ。」
やっぱりか。
「ん……?」
俺は何気無く見た先にみんなで仲良く食事をとっている、河こと、河中島千沙がいた。
河は明るく美人で、みんなに好かれている。
人望が厚くいい奴だ。
話したこと無いけどね。
まぁ祐大が惚れてしまうのはよく分かる。
しかし、ペチャにも程があるだろ。
「俺はペチャ好きだ。」
だとよ。
人の好みだからつっこみはしないけど、やっぱりCは欲しいよな?
つまんないよね! 書いててつまらないもん。先が思いやられます。・゜・(ノД`)・゜・。 感想、注意点とか待ってます