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Red hot childhood friend, awakening mode

また主人公攫われる。

主人公の見た目は、イカです。

この物語の登場人物はほとんどがイカタコです。



よく曇った日。

この日は絶好の散歩日和でタンザも一緒ならという条件のもと、街を散歩していた。

突然空が晴れて、私にスポットライトが当たったかのような眩しい光に包まれた。

「見つけた。我々の希望」

たくさんの錆びついた銀色の触手が空から降りてきた。

それが私に絡まり、勢いよく空に連れ去られた。

「アンバー!」

タンザが私に向かって跳んで手を伸ばす。

「タンザ!」

私も掴もうとしたが、銀色の触手がそれを阻むようにタンザを叩き落とした。

「はなせ!タンザ」

私は暴れた。

しかし、心臓が止まるかと思うほどの痛みと共に気を失った。



「「「ワレワレハ、ニンゲンニ、モドル」」」

音や文字ではないことばの伝達、テレパシーが頭に響く。

サビが入ったメタリックな姿をしたサイボーグなイカとタコたちに囲まれて私は体を丸めていた。

その数は数十匹にもなる。

どうしてこうなった。

目が覚めると透明な緑色の液体に満たされた縦長い水槽の中にいた。

私は体を丸めながら、震えていた。


水槽の外の空間は、たくさんの機械が所狭しと並び、メタリックイカタコたちがその合間を縫うように行き来していた。



隣にも同じく連れ去られてきた感じのイカタコが10体くらいいて、みんな絶望している様子だった。


なんかすごく嫌な予感がする。


「ちきゅうの記憶持ちの皆さん、こんにちは、こんばんは、おはようございます」

たくさんのクダに繋がれた真っ白い私たちと変わらない姿のイカとタコが水槽の向こうにいた。

さっきまでのテレパシーと違いわかりやすいこっちの言語だ。

(私たちをなんのために攫ったんだ)

伝わるように願いながら、私は強く彼らを睨んだ。

「みなさんに人間の復活を協力してもらいたいから。

頭にある人間の記憶を持つ人間の部分をもらうだけ。」

物騒なことを言われて、私の周りの水槽は騒がしくなる。

それはそうだ。

頭をもらうと言っているが、奪うのほうだろう。

麻酔だって人間の頃に比べて、私たち種族は効きにくい。

「大丈夫ですよ。痛くないように生命活動を停止してからから取ります」

まて、それは実質殺して奪うだろ。


「強制的な生命の停止は確かに殺しとは言われますが、そんなことあなたたちが住む地球では当たり前でしょう。何をそんな不満な様子で。」

メタリックイカタコは何も分かってない様子だ。

こんな狭いところに詰められて、挙句脳を奪われる恐怖に晒される。

それに不満というかストレスを抱かないわけがないだろう。

「わかりました。ではあなたから最初に取り出しましょう。ストレスからの解放が早くてよかったですね。」

待って詰んだ。

水槽の上下から銀色の髪の毛ほど細い触手が生えてくる。

これに触ってはいけない。

私は身を縮める。

「逃げる必要はない。なんの痛みもなく体をバラバラにするだけですよ」

まるで子どもがクリスマスプレゼントの包みを開ける時のような雰囲気で私を見ている。

タンザ助けて。


すると突然、水槽が揺れた。

触手の動きが止まる。

周りのさびたメタリックイカタコたちが騒がしい様子に変わった。


「ナニカ、フネにシヨウトツ。」

聞こえてきたテレパシーからはそんなことがわかった。

そうして考えるまもなく、また水槽というかフネが揺れる。

どこかで爆発が起こっているようだ。

「ちきゅうの原種どもはここまで来れたのか!?」

白メタリックイカタコが慌ただしい様子でどこかに行こうとした。

赤いナニカが二体を倒した。

一瞬でまるで勝手に倒れたかのようだったがとても早い何かが二体を倒した。

赤いナニカは私の水槽に張り付いてきた。

ナニカはタコだった。

青い瞳の幼馴染のタコ、タンザだった。

私の様子を見てタンザは、さらに体を赤くした。

そしてガラスにヒビが入り割れた。

「タンザ!」

私はタンザに抱きつく。

「アンバー、無事でよかった」

タンザは強く私を抱きしめる。

その間にメタリックではない普通の迷彩柄の布をまとったイカタコたちが入り込んでメタリックどもの眉間をついて、倒していって、他の被害者たちも保護されていた。

なんでも、古代の人間の技術を使ってサイボーグ化したイカタコのマッドサイエンティスト集団がいた。

彼らは違法な研究ばっかりでして、世界中から嫌われて宇宙に追放されたけど、宇宙船作って戻ってきた。

そして完全な人間をみたい、なりたい。

そのために人間の記憶の細胞を持つ記憶持ちの脳を狙ったようだ。

タンザが来なかったらマジで危なかった。

「博士につよくなれるよう改造してもらってよかった。」

タンザはまるで予備を買っておいてよかったというような感じで衝撃的なことを言った。

タンザ、博士なにしてるんだよ。

「ロケットで奴らの宇宙船に突っ込んで、そこから色々暴れ回れた。博士にマジで感謝」

博士に文句を言ってやる。


後日、博士に文句を言いに行ったら、タンザの改造であるロードナイトモードの説明をタンザと一緒にきかされ続けることとなった。


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