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第1話「転生先での日常」

あ……?

ここはどこ?

眩しすぎて何も見えない……。


あぁ……なんか泣きたい……。


「おぎゃあああああああああああ」


は?何今の。私今……


泣いた?


「~~~~~~~~~~~~」


「~~~~~~!!!」


みんな何言ってるの?

意味わかんない……。

あぁ…なんか眠たくなってきた……。

なんか忙しいな……。


意味不明なことが起きてから3年後

分かったことがいくつかある。

私は未来に来ていること。

そしてここは日本という国だということ。

3年前の意味不なやつは私が生まれ変わってお腹の外へ出たこと。


でも私がいた時は日本なんて国、聞いたこともなかった。

だからどんな景色なのかも、どんな言葉を話すかもわからない。

私はわずか3歳にして大きな不安を抱えていた。


「美音!ご飯だよ〜」


この人は私のお母様らしい。

眼鏡をかけ髪をまとめているでお世辞にも美しいとは言えないお母様だった。

でも、明るく優しいお母様だ。

今日のご飯は肉じゃがというものをほぐしたもの。

あまり私は日本の食事が好きじゃない。

お皿は可愛くないし、彩りはいつも茶色だし、食後のデザートは何もないし。

なんでこんなものが食べれるのだろう。

もしかして、私が住んでいた場所もこんなものが主食なっているのかな。


「ご馳走様でした。」


「こちそーさまでした!」


「おお。美音はちゃんとご馳走様が言えるのか!偉いな~。」


お父様は私の頭を撫でる。

今のお父様は痩せすぎているがお母様と一緒で優しい人だ。


「さあ、お風呂にしましょう。美音おいで」

「はーい」


でも日本にはいい部分もたくさんある。

まずはお風呂に毎日入れること。

私のところでは週1でしか入れなかった。

だから毎日お風呂という幸せな一時をかみしめている。


お風呂に入ったら就寝の時間になる。

私は小さなぬいぐるみを抱いて眠りにつく。

お母様とお父様に挟まれて幸せな1日を終わる。

こんな幸せな日常。

昔では考えられないな。

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