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プロローグ

マリアンは物心ついた頃からこの世界に退屈していた。


月曜日はダンスのレッスン

火曜日はピアノのレッスン

水曜日はお勉強

木曜日は近所のお友達うわべだけとお茶会

金曜日はお父様のパーティーに出席


こんなことを毎回毎回繰り返して退屈じゃない人間なんて存在しないだろう。


フランゼット家はアサドル市の中でもかなりの権力を持つ一家である。

父、ザブレ•フランゼット

母、ドラゼラ•フランゼットの間に誕生したのは、美しい金髪にオーロラ色のキラキラした目、

雪のような肌にバラ色の唇。

誰もが彼女を愛し、嫉妬し、そして心を奪われた________。


マリアン•フランゼット 別名『オーロラ姫』


容姿にも家柄にも恵まれたマリアンは密かに命を狙われていた。


ある日のことだ。

マリアンは隣の国で開催されるパーティーに出席するため、馬車で会場に向かっていた。


「退屈そうな顔をしているな、マリアン。」


「当たり前よお兄様。何回目だと思っていらっしゃるの?

退屈で退屈で仕方ないわ。それならお勉強の方が楽しいわ。」


「まあ、仕方ないな。でも社会に出ても困らないためのお勉強だと思えばいいんじゃないかな」


「笑わないで!」


「ハハハごめんごめん。」


私と一緒にパーティーに招待された私のお兄様はサウルス•フランゼットという。

普段は騎士のお稽古をしているからあまりあったことないけど、優しいお兄様だ。


「うわあっっ!!!!」


「え」


ドカーーーーン!!!!





これは、物心ついた頃からこの世界に退屈していたお嬢様の話である。


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