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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第2章 レベル1鍛冶師だけど、旅の途中で魔剣を売る商売始めます
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12話 『カメリア商会』


「――本日はどういったご用件で?」


 商会を設立することを決めた俺は、奴隷商に足を運んだ。


 貴族などが出資して商売を始めるとき、管理などは奴隷を使うことが多い。

 理由は単純に、奴隷契約で裏切れないことと、給料がいらないからだ。

 もちろん俺が奴隷を使う理由は、俺のことを話さないと商会の管理はできないが、そのことを他の人に言われる心配がないからである。


「商会を立ちあげようと思っていて、適正な奴隷を3人ほど買いたい」

「――そうですか、、、 それでしたら、ちょうど3人紹介できる子がいます。ただいま準備いたしますのでしばらくお待ちください」


 奴隷商人が少し考えるようにしていたが、もしかしたら、紹介できる奴隷を考えていたのだろう。

 5分ほど経つと、奴隷商人が3人の女の子を連れてやってきた。

 ――驚くことに全員似ている。


「この3人は姉妹でして、以前倒産した商会の責任者の娘たちなのです」

「なるほど」

「そこの商会には私も以前お世話になったことがありまして、彼女たちは、あまり酷い相手には売りたくなかったものでして。彼女たちも商会の手伝いでしたら、多少の心得はあると思いますし、いかがでしょうか?」


 同情を誘うためなのか、奴隷商人はそんなことを話す。

 買わせるための話なのかもしれないが、嘘を言っているような気はしない。

 それに、結構可愛い3姉妹なら売り先なんていくらでもあるだろうし、嘘ではないのだろう。


「――わかった。3人とも買わせてもらおう」

「ありがとうございます」


 お金を払い、契約を結ぶ。

 時間が掛かることでも、ないのですぐに終わった。


 宿屋に3人を連れて帰り、商会のことを話したところ、是非やってみたいとのことだった。

 ちなみに、魔剣を作れることは言ってあるが、聖剣についてはもちろん教えていない。

 俺らはしばらく旅をするつもりなので、とりあえずは剣の販売と金属の仕入れをしてもらうことにした。

 それを問題なくこなせるようなら、後々に計画を遂行する予定だ。

 少し難しんじゃないかと思ったが、魔剣を取り扱えるなら簡単だと豪語していたので、任せてみようと思う。


◇◆◇


 商会を立てるには、商業ギルドへの登録が必要になるらしく、今度は商業ギルドに向かった。

 俺の表向きは、ただの出資者ということにして、3姉妹の長女を責任者にしておいた。

 奴隷が責任者になる場合は、多額の資本を商業ギルドに収めておかないといけないが、それだけで済んだ。

 そして、肝心の商会の名前は『カメリア商会』にした。


 なぜ、カメリアなのかというと。

 俺が刀や剣を打つ際、鍔や柄に家紋を入れているんだけど、その加治家の家紋が椿に由来しているので、椿の英語であるカメリアを使うことにした。

 看板商品にする予定の魔剣にも、家紋を入れるつもりなので、ちょうどいいと思ったのだ。


 何はともあれ、これで『カメリア商会』が設立された。

 しばらくは、3姉妹が手探りの状態で運営することになるのだが、まあ、なんとかなるだろう。


 その後、倉庫を紹介ギルドの仲介で買ったり、他の商会や商人にあいさつをしたりした。

 見本用の魔剣を見せたところ、興味を持ってくれたみたいで協力的な態度を示してくれた。


 この調子なら、問題なさそうだ。


◇◆◇


 ――次に来たのは不動産屋だ。

 カメリア商会の本拠地になるものだし、3姉妹も住み込むことになっているので、しっかりとした建物を選んだ。

 メインの大通りからは外れているけど、建物は満足できるものだった。

 2階建てでそれなりに大きく。1階が商会の受付及び事務室。2階が3姉妹の居住スペースに使う予定だ。


 その後は、3姉妹の身の回りに必要なものを買い。

 金属を仕入れて、商品になる剣(魔剣ではなく、市販よりも少し性能が良い程度のもの)を【武具創生オーダーメイド】でたくさん作り、ココルテの町で作った使用予定のない魔剣を3本選び、3姉妹に渡しておいた。

 しばらくは、これだけでなんとかやりくりをしてもらう予定だ。


 その他のことは3姉妹にすべて丸投げした。

 心の中で、うまく行くように願っておいた。


 ――このとき、ミサンガのことを失念していた



これで、2章のメインストーリーは終わりです。

サイドストーリーを数話書いたら、3章に入ります。

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