和食料理
お米に、豆腐の味噌汁、鮭だと思われし魚の切り身、卵焼きになんかカラフルな野菜が乗ったサラダーーー
「うん、見た目完全に和食だわ…」
「「ママぁ!食べよ食べよ!!」」
「そうね、食べましょ。いただきます」
「「「「「いただきます」」」」」
みんなで手を合わせてから、私は目の前の料理を見て…恐る恐る箸で焼き魚を口に運んだーーーー
「……美味しい」
食べれた…味がある…
ここまで来たら現実みないと、ここが本当に「異世界」だと…まあ、とりあえずお腹が減ったから食べましょ
「ーーーん?アイビーは私の近くで立ってないで、一緒に席に着いて食べないの?」
「私は、執事ですもの姫様の世話をする事が優先ですので、気にしないでください」
「あらそうなの?わかったわ」
執事設定にした覚えないんだけどね、執事がいた方が雰囲気出るよねって思ったからフレンドの[裁縫師]スキル持ちに頼んでアイビーに似合って城にも違和感がないデザインの執事服を作ったんだったわ。うん、私とフレンドは天才ね!アイビーに最高に執事服が似合ってるわ。もちろん最高レベルの防具でもあるのよ?それで執事でもなっちゃったのかしら?
ーーーそれにしても本当に美味しいわね。焼き魚も塩加減丁度いいしさすがメイド達だわ![料理師]覚えさせて良かったわ。お米もほんのり甘く、卵焼きもダシで作ったのかしらね?ダシがきいて美味しいわ。サラダも見た目すごいカラフルだけどサッパリした味付けのドレッシングでこれも美味しいわ。他のみんなも食事しながら朝の調査報告?でもしてるわね
白に金ラインの長テーブル、席が全部で11個。1番奥が私が座っており、私の目の前左側からスズ、ラン、ナズナ、ハイドが座って。右側にはヨツバ、レン、リンドウが座ってみんなそれぞれ朝食を楽しんでいる。アイビーは、執事だから私の近くで立ってる
「なぁなぁハイド!!昨日の奴ら結構強かったな!」
「あ?オレは余裕だったぜ。あんな雑魚ども」
「そうか?まあまあだけど強かったな」
「うふふ、そうね。たくさん敵さんが居ましたわね」
「そうでしたね。僕は、姫の戦う姿につい見惚れてしまい敵の攻撃を食らってしまいましたけど…」
「「レンレンだっさぁーい」」
「ーーぶっ!?まじかよ!?あはははっ!!いひひっ…レンお前だせぇな!!」
「スズ!ラン!ハイド!だって姫が美しく舞っていたのですよ!それは本当に美しかったんですよ!」
「確かに!姫様の魔法とかドドドドーン!!!ってあいつら倒してたもんな!かっけぇーもんな!!」
「確かに」
「あひひっ!!あははははっ……ふーふー。レンそんな怒んなよ?でも間抜け野郎だなぁ」
「「レンレンお間抜けぇ〜」」
「あらあら、お間抜けさんですわね」
「ハイド殿、レン殿をからかうな」
「いいんですよ。それから、きちんと倒しましたし僕はそう簡単にやられませんから」
ナズナが昨日ギルド戦の話をしだしたら、他のみんなが話に入ってきた。他のみんなもナズナみたいに覚えていたのね、そんなレンったら私をベタ褒めしすぎでしょ?私ほとんど上空から魔法撃ってただけよ?
ーーーー『精霊王』ヨツバ、『悪魔王』ハイド、『暗黒騎士』リンドウ3人はボスだった頃に仲間にした、『大天使』レンは、イベントボス堕天使の頃に仲間にして進化し天使になった
だから、使い魔達全員ボス級だからすごい強いんだよね。相手のギルドハウスを破壊しないでプレイヤー殲滅しちゃうんだもん
そりゃあ、相手からしたらボス級の貴方達にとって弱いかもしれないけど、数が多くて結構強かったはずよ?ギルドランキング3位だったギルドだったはずよ?まあ、私の使い魔達が強いんですけどね!!もう一回言うわ!私が育てた最高の使い魔達ですもの!
「うふふ。にしても、びっくりしましたわね?インカローズ国が海に落ちてたなんて気付かなかったですし」
「そうだな、あの高さなら落ちたら気づくはずなんだが…」
「そうだよな!落ちたらどばーん!ざばーん!ってなるよな!気づくよな?」
「あはははっ!!ナズナお前適当だが、そうだなぁ」
「だってハイドも思うだろ?どばーんでざばーんだろ!」
「どばーん!!」「ざばーん!」
「「あははっ!!」」
「僕も気付かなかったですし…寝ていても落下でもしてたら誰かが気づくはずなんですが…」
「そうよね、精霊だから寝なくてもいい種族なんですが、いつの間にか寝ていて気付かないなんて不思議ですね」
「そうだな、オレも気付かなかったぜぇ」
「「僕たちもだよぉ」」
「え、みんな寝てて気付かなかったの?」
私は、みんなに聞いてみた。空の上にあるギルドハウスが海に浮かんでるなんて気付かなかったらしい、まあ、使い魔達のみんなが居てくれれば海の上でもどこでもいいんだけど、なんで落ちたのか気になるわね
「申し訳ございません。私達が寝ていて誰1人気付かなく、姫様の神聖な場所をお守りできなくて」
「大丈夫よアイビー、みんな無事なんでしょ?それなら気にしないわ。それに島は自体無事でしょ?それならいいのよ」
そうよ。みんなが居たら怖くないわ。みんな強いんだし…ん?スキルって使えるのかしら?使えるわよね?食事が終わったらスキルが使えるか闘技場でも行ってみよう。その前に使い魔達と今後についてお話しでもしましょう
「それよりみんな?魔法やスキルは使えたの?」
「はい。私も使えましたし、他の者達も使えてると思いますよ?」
「あ?姫さん?普通に使えるぜ?」
「「僕たちもぉ!」」
「ええ、使えておりますわ」
「俺も!狼になって走り回ったぞ!!」
「俺も、[ナイトメア]呼べたしな」
「僕も、翼出せましたし」
よし、みんな使えるのね。今いない3人も使えるでしょう。食事が終わったらメニュー画面は開けなかったけど、ステータスなら開けるかしら?後で訓練場向かいながら開いてみましょ
「そう、よかったわ。今後の事を話したいから午後に二階の会議室で全員で話しましょ。アイビーは、ここに居ない3人に伝えて頂戴、私はスキルの実験でもしたいから訓練場でも行くわ」
「畏まりました。3人にもお伝えいたします」
「アイビーお願いね。みんなは、どうするの?」
そういえば、アイビーがみんなにギルドハウスの周りの調査してる途中とか食事中に聞こえてたけどーーーー
「「僕たちナズナと一緒!!」」
「おう!俺らは、島ん中ぐるぐる走ってくる!!」
「ナズナぁ〜」「僕たちとぉ〜」
「「追いかけっこしよぉ!!」」
「いいな!負けねーぞ!!」
スズ、ランとナズナは素早さが高いから、遊びながら見回りでもしてくれるんでしょうね、んー、ちゃんと見回りするのかしら?遊びそうね
「おい、お前ら見回りはきちんとしろよ。姫様、俺は姫様の護衛しますので一緒に行きます」
「僕も姫を護衛しますので、一緒に行きますね」
リンドウとレンは、私と訓練場ね。2人とも護衛とか騎士みたいね。まあ、リンドウは黒騎士だから騎士だけど
「私は、メイド達と畑メインでここの島の自然がなんらかな影響が出てないか調べてきますわ」
ヨツバは、メイド達と島の自然調査か、そうよね、今まで機能してた浮島が落ちたんだから島自体になんらかな影響が出てるかもしれないし、私達の食事の源なんだから、影響が出てなければいいんだけど、畑たちは課金とかで腐らない、成長補佐など付けた最高の畑にしたはずだから大丈夫だと思うはず・・・
「オレは、ロベリアんとこ行って様子見てくるかな?だからアイビー、ロベリアに午後の会議は、オレが伝えとくぜ」
「わかりました。お願い致します」
ハイドは、ロベリアのとかに行くらしく、アイビーに代わりに伝えるらしい
「わかったわ。それじゃあ私は、訓練場に行ってくるわね。みんな、午後の会議に報告お願いね」
「「「「「はい」」」」」
「ごちそうさま。リンドウ、レン訓練場に向かうわよ」
「はい。姫行きましょうか」
「了解した」
メイド達に朝食のお礼を言って、他のみんなに一言言ってから、3人で食堂からでたーーーー
「そういえば、海の上に浮いてるんでしょ?流れたりしないの?」
私は、訓練場に向かいながら疑問に思ったことを2人に聞いた
「何故かわからないが、海に浮かんでるんだが流されたりはしてないみたいなんだよな」
「はい。ハイドと確認しましたが、島は流されず、同じ場所に留まっておりましたね」
「そうなのね、沈む可能性は?」
「たしか、ロベリアが魔道具使って島自体に場所を固定させ、島の周りに結界を張ろうとして、魔道具作りながら実験室にいるそうですよ」
「それに、ヨツバも防御系のスキル持ってるから島の周りは安全だと思う」
ロベリアに任せとけば島は大丈夫そうね。ロベリアは、[錬金師]のスキル持ってるもんね
ーーーー魔道具は、魔物を倒したら出てくる魔石を使った便利な道具だ、魔道具は、ゲームの中では電気を使った物がないから魔石を電気代わりにして使うらしくそれを魔道具と言うらしい。ゲームのイベントとかでも、国の結界魔道具が壊された!とかのイベントが合ったわね。私は、錬金で爆弾とか城に使う魔道具を作ってもらってたわね
「ん?ヨツバは、そこまで大きな防御スキルを使えるの?そんなスキル持ってたかしら?」
「なんかな?ヨツバ達全員もそうだが、自分の出来る事がなんとなくわかるんだよな?」
「そうですね。僕もいままでのスキルを自分のしたい様にできるんですよね」
「できる様に??」
「そうだな、魔法スキルで、魔力を込めれば大きさや形を変えることができたし、いままでの自分のスキルがおもいのまま操れる感じか?そんな感じだ」
「はい。そんな感じですね」
「スキルがおもいのまま……」
んー、あれかな?ここはゲームの世界じゃなくて、現実の世界『アナザ』に私達はきたから、ゲームのエフェクトの効果がなくなったのかしら?エフェクトとは、元から決められた演出の技だ。だからスキルが自由に使えるってこと?今までの決まった動きしかしないスキルが自由に使えるなんてことよね?あら、じゃああれとあれを組み合わせたらすごそうって思ってたスキルとか合ったのよね!やってみましょ!楽しみだわーーーー
「姫。北エリアの訓練場までの入り口に着きました。洞窟の中から地下まで足元お気をつけてください」