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堕ちた浮城の薔薇姫  作者: じゅんじゅん
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トーキング街の南門で





「え!?団長は、ローゼちゃんに負けたんすか!?」


私達とロイズの冒険者ギルドでの出来事をカインに話した


「ああ…ローゼは、強かったぞ。それに、レンとアザミも強いみたいだ」

「まじっすか!?うわぁー、俺副団長だからローゼちゃんに良いところ見せられると思ったのに…2人も強いとかずるいっす!」

「それは、もちろん姫の護衛ですからね」

「…ふん」

「それに、顔も負けたとか勝ち目無いじゃないっすか…」


カインが、自分より強い2人に落ち込んでいたら、2人はそんなカインを見て胸を張っていた


「でもっす!俺は心で勝負するっす!ローゼちゃんもゴブリンキングの討伐受けるんすよね?終わったら俺と2人でお茶でも行きましょっす!」

「え…」

「ダメです。姫は忙しいのですから、そんな暇はないです」

「…ん」

「2人に聞いてないっす!ローゼちゃんに聞いてるんすよ!」


落ち込んでいたカインだったが、すぐ立ち直り私に手を出してデートの誘いをしてきたが、また2人が前に出て断っていた


「にしてもっす。団長倒す程の実力をもったローゼちゃんが、今回の討伐に出てくれるなんてありがたいっすね!」

「そうだな。今俺ら第二騎士団は人数が少ないからな、戦力が増えてくれるだけでもありがたい」

「そうっすね!俺ら庶民出身は第三に移動したっすからね!」

「ああ…みんな生活があるからな、金がいい所に行きたいだろうよ」

「ですが団長!貴族に金貰ってるなんてかっこ悪いっす!」


ロイズとカインは、王国騎士団での話で盛り上がっている


「おっ!団長!!遅いですよ〜!」

「そうですよ、団長〜!」

「飯にしましょうぜ!団長!」

「副団長も早く!早く!」

「あ、団長達の側に居るのって…」

「昼頃見かけたあのヤバイ美少女だよな!?」

「え!?団長達の知り合いだったのか!?」

「いやー、副団長がナンパでもしたんじゃね?」

「「「「あー……」」」」


宿屋に入ってから食堂に着いたら、ロイズとカインの部下達だろう、同じ騎士の格好をした男達が居た


「うるさいっす!ナンパこれからするっすよ!!」

「カインお前……えっと…お前らっ!此奴らは明日ゴブリンキングの討伐に一緒に向かってくれる仲間だ!ちなみに、この3人は俺より強いぞ?」

「「「「「………は?」」」」」


ロイズの紹介で騎士の方々が固まった


「えっと…冒険者のローゼです。明日よろしくお願いしますね?」

「「「「おぉ〜っ!!!」」」」

「姫の護衛のレンです。姫には僕達が居ますので手を出さないでくださいね?」

「「「「お、おう…」」」」

「…アザミ」

「「「「………おぅ」」」」

「俺は、アレクです。俺は3人より弱いけど頑張りますっ!よろしくお願いします!」

「「「「おうっ!」」」」


私達が騎士達に自己紹介をするたびに、反応する姿が何か可愛いと思った私です


「あっ!あの!彼氏はーーーーーー」

「姫には、僕達が居ますので」

「明日いっしょーーーーーー」

「…俺がいる」

「飯一緒にーーーーーー」

「僕達が隣です」「…隣、俺」

「「「「お、おう……」」」」


それから、一緒に食事にする事を伝えて騎士達が盛り上がっていた。私達も、カインが私に話しかけようとするたびにレンとアザミが割り込んで防いだりして3人が喧嘩していた。アレクは、騎士達に修行中だと伝えたら戦い方について教えてもらっている


「ローゼ?楽しんでるか?」

「ええ、みんな楽しそうで良かったわ」

「そうか」

「騎士の方々もいい人ばっかりね?」

「ああ、今残ってるみんなはいい奴だ…」


私は、ロイズと話してた。ロイズからの今の第二騎士団の事を聞いてると、王国の上の人達から何かあったんだろう







それから騎士団の人達と食事が終わり、明日よろしくと言った挨拶をしてから私達は部屋に戻り就寝した








「お!ローゼちゃんおはようっす!ついでに3人もおはようっす」

「カイン…ついでとは何だよ…お前らおはよう」

「2人ともおはようございます」


私達は、起きて朝食食べてから集合場所南門に来ていた


「もう、皆さん集まってるんですね?僕達が最後ですか?」

「ああ、これで全員だな」


騎士の人達が20人で、冒険者が私達を入れて15人が集まっていた


「35人でゴブリン達を倒せるのかな…?ローゼさん達が居るから大丈夫だと思うけど…」

「大丈夫っすよ!俺がスパッ!って倒してみせるっす!ローゼちゃん見ててねっす!」

「いや、戦闘中なんか見てる余裕ないだろ…」

「あはは…それで、ゴブリン達はどのぐらい居るんですか?」

「ああ、今からみんなに伝える」


ロイズとカインは、みんなの前に出た


「冒険者の皆、ゴブリンキングの討伐に参加してくれて感謝する!俺は、王国第二騎士団団長のロイズだ!」

「俺は、副団長のカインっす!これからよろしくっす!」

「ゴブリンキングは、今南門から出て半日かかる南東にあるエド村の近くにゴブリン達の巣があると報告されている。冒険者ギルドからの報告では、ゴブリンやホブゴブリン、ゴブリンの上位種族ソルジャー、ナイト、メイジも居ると思われる。そしてゴブリンキングも合わせて300以上は居ると思われる」

「俺ら騎士団が先頭で攻撃を仕掛けるっすから、冒険者のお前らはゴブリン達を遊撃してほしいっす!」

「では、これから向かうとしよう!俺らが先頭で向かうから冒険者の皆は後ろからついて来てほしい。以上だ!」


ロイズとカインがこれからの討伐の説明をしていた。討伐に参加した冒険者達は2人の説明を聞いて頷いてから準備をしていた


「姫は、ゴブリンの討伐どうしますか?」

「ええ、アザミはひたすら倒していって?」

「…わかった」

「レンはアレクのフォローをお願いしたいわ」

「レンさんお願いします!」

「わかりました」

「私は、怪我人が出たら回復役としてみんなを回復しながら近くのゴブリンを倒すわ」

「あれ?ローゼちゃんって回復魔法も使えるんすか?」


私達が作戦会議をしてる所にロイズとカインが来ていた


「ええ、回復魔法も使えるわ」

「姫は大体の魔法を使えますよ?」

「…そうだ」

「そうなのか?ローゼは魔法職だと言っていたが回復も出来るとはすごいな…」

「ローゼさんの魔法もすごいけど、レンさん達の魔法もすごいよ!」

「僕とアザミは、接近が一番得意ですけどね」

「なっ!?何なんすか!?魔法も使えるなんて羨ましいっす!!」

「…ふんっ」

「そうだな、色んなスキルを持っていると戦闘で使えるから羨ましいな。じゃあ、ローゼには回復もお願いしたい」

「ええ、そのつもりだったから大丈夫よ」

「俺めっちゃ怪我してくるっすね!」

「あはは…無茶しないでね…?」

「ローゼちゃんの為なら無茶するっす!!」

「はぁ…カインの奴ったら……それじゃあ、今からエド村に行くぞ!」


ロイズが、カインに呆れ顔だったが、準備が終わった所で出発する事を言った。私達4人は騎士団の人達と並んで南門から出た


「おい…あれって『薔薇姫』だよな?」

「ああ…昨日騎士団の団長をフルボッコにした『薔薇姫』だ」

「めっちゃ可愛くね?」

「そうだが、あれで大きな鎌を振り回してるんだぜ?」

「赤いドレスを着た薔薇のように美しいがあの騎士団の団長に喧嘩売られて棘を刺したんだぜ?」

「だから『薔薇姫』なのか?」

「ああ…昨日居た冒険者達が名前が知らなかったから二つ名で『薔薇姫』と付けたんだよ」

「そんな強いんだな…」

「そうだ、Aランクほどの実力を持ったロイズ団長だぜ?」

「は?それをフルボッコにしたのか?」

「そうだぜ?」

「お、俺昨日みたぞ!」


ちょっと待って何か冒険者達から視線を感じて居たから耳を傾けていたらそんな話をしているの?『薔薇姫』とかゲームの時の二つ名と似てるから恥ずかしいんですけど…


「ローゼさん、さすがだね…有名人だよ?」

「姫ですから、『薔薇姫』なんて分かってますね。姫は花のように美しいんですから」

「…ん!」


レンとアザミは、すごい胸を張ってるわね……

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