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*俺好み*
PM12:30 テスト終了。
廊下に出るとすごい顔で飛んでくる
鏡夜の姿がみえた。
「まぁなぁどぉおっ!!((泣」
「…るっせな」
「オワタ」
「明日の朝、下駄箱に掲示されるらしい」
「ええぇーっ!?もう…ぎゃあああっ!!」
「黙れ。それが実力だろーが」
「確かに勉強しない俺が悪いが…
…まぁいいや。じゃーまた後で」
「…あぁ」
鏡夜は うわあぁあっ、とか言い頭を掻き毟りながら教室に戻って行った。
*****
午後
昨日言われた時間通りに俺と鏡夜は
雑誌編集室に行った。
in雑誌編集室(鏡夜side…)
「荒波鏡夜さん。西園寺真翔さん。立花舞姫さん。
本日はありがとうございます。」
俺は真翔に耳打ちした。
「…なぁ、あれ誰だ」
「…あ?コイツ?」
「そそ」
「…立花」
「へぇえぇっ…名前は?」
「舞姫」
「立花舞姫かぁ…可愛いなっ^ ^」
「…そうか?」
「うんうん」
立花舞姫。
コイツは俺好み。タイプに合う。
…やべぇ、いいやつみつけちまった。