*決意*
「ん、そうだ。真翔。部活みてこーぜ」
「おぅ」
俺たちの響鳴学園に入った理由。
それはサッカーをやるため。
響鳴学園はスポーツが盛んで
サッカーは過去に全国一を果たしたことも
ある
「…サッカー、だよな?」
「当たり前だろ。何の為に来たと思ってる」
グランドに行ってみるとサッカー部が練習をしていた。
「レベルたけー…、さすが響学。」
確かに全国一の実力はあると思う。
「何あれ、マネージャー?!
超美人じゃんっ!!
俺ぜってー入るわ、サッカー部」
目輝かせてみてる鏡夜が阿呆らしい。
今頃何言ってんだか。
「すっげー…マジここ来て良かったわ」
「……」
「…ありがとな、真翔^ ^」
「な…っ?!俺は何もしてねぇだろ…」
「照れんなってー。マジありがとう」
「…っ」
「ここで全国一狙うぞー」
「…おぅ」
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午後6時 下校
俺たちは電車通学。
駅から学校は近く、意外といい。
駅に着き、ホームに入った。
そこである1人の女子が目に入った。
制服からして違う学校。
長い時間目を奪われていたのか、
彼女はこっちをみた。
「…っ」
俺は目を逸らした。
「ん、どうかしたのか、真翔」
「…いや、何でもない」
「ふーん。まーいいけど」
その内電車が停車し、乗った。
「つーか、明日の楽しみだなー^ ^」
「何がだよ。てきとうにOKしやがって」
「悪かったなー、んでどこで降りんの?」
「若葉だろ」
俺たちの若葉町。
本当なら俺たちは若葉中に行ってたはず。
俺たちの1つ前の桜町であの女子が降りた。
……なんだ、この感じ。