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第6章 ブルーハリケーンあらわる!


牙とクラリットが“ポイント1”についてから50分くらいの時間が経過していた。


「よし! 準備はいいか? そろそろ来るぞ!」

「おぉーーーー!!」


 だれもいなかった“ポイント1”にも600人近い屈強な戦士が集まっていた。屈強な戦士達は、“ポイント1”で行う“作戦”の準備をすでに終えていて、あとはブルハリが来るのを待つばかりであった。



「おい! あれを見ろ! あそこに砂煙が立っているぞ!」


 準備を終えて数分後、見張り役の男が叫んだ。


「バヒヒヒヒヒヒューン!!」


 ついに、ブルハリがやってきたのだ。まだ、数キロあるが、確かに目で確認できるところまでやって来たのだ。このとき、全員に緊張が走った。ただ一人を除いて。


「待ってました! 俺に任せろ!」


 ブルハリの姿を確認した牙が、我先に“ポイント1”を離れて、ブルハリのもとへと走った。


「牙さん! あぶないですぞ!」


「大丈夫ですよ。あの人は体だけは丈夫ですから」


 牙を止めようとした騎士を、クラリットはあきれた表情で制止した。


「とりあえず、牙さんの好きにさせてあげてください。僕らは僕らで、『ロープにつまずいて、スッテンコロリン大作戦』を成功させましょう!」


「そ、そうですね。『ダンシングソード』と呼ばれる英雄牙の心配など、ただの杞憂きゆうですね。よし、みなのもの! ロープを引け!!」


 この“ポイント1”の統率を任されている騎士の合図と共に、屈強な戦士達は巨大な鋼鉄製のロープをピンと張るように、左右から引っ張り合った。それはまるで、運動会で良く見る“綱引き”の様な光景であった。


「さて、このロープにひっかかって、うまく転んでくれればいいのだけれど……」


 クラリットは、この作戦がうまくいくかどうか、半信半疑であった。少なくとも、クラリットの頭の中で行われたシュミレーションは、失敗に終わっていたからだ。当然、そのシュミレーションでは牙の特攻もまた、失敗に終わっていた。


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