コミックス6巻発売記念:カミラの相談
本日8/5
『病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)』
コミックス6巻発売!
今回オーディオドラマ付いてます!
ぜひお楽しみください!
詳細は活動報告、またはこのページの下の方をご確認ください。
では発売記念番外編お楽しみください!
病弱故に、必要なければ引きこもっている私だが、今日は珍しく外出している。
漂う茶葉の匂い。コポコポとティーカップにお茶が注がれる音。フワフワ揺れる、テーブルの上に飾られている花。
そう、今日はお茶会である。
カミラ主催の。
しかもなぜか2人きりである。
「あ、あの~……」
明らかに何か用事があるだろうが、何も言葉を発しないカミラに、私から声をかけた。
「何か話が……?」
カミラは自分で入れた紅茶を一口飲んでから、口を開いた。
「ジェレミー殿下なんですが」
まあその人関係だろうなと思う人物の名前が出てきた。
「ジェレミー殿下がどうしました? また何かコレクションされました?」
「まあ、それは……日常になってきたのでいいんですけど」
いいの!? 日常にしていいの!?
私は以前ジェレミー殿下に見せられた、カミラ関係のコレクション部屋を思い出した。
あれからさらに増えてるのか……。
私が遠い目をしたのに気づかず、カミラはその美しい頬を赤くしながら話し出した。
「そ、その……よ、世の中の恋人たちは、どうやってより仲を深めているのかと思いまして……」
「はい?」
私は首を傾げた。想定していなかったことを言われたからだ。
「ジ、ジェレミー殿下と両思い? になったんで、こう、仲を深めていきたいんです」
「はあ…」
思わず私は気の抜けた声出した。
「お二人とももう充分ではないかと思うのですが」
「で、でもやっぱり恋人らしいことをしたいと言うか」
モジモジしているカミラはとても可愛い。普段はキリッとしていて綺麗で大人びているが、こうした姿を見ると年相応の少女なのだと実感できた。
そして当然こんな姿を、あのストーカーが見逃すはずがない。
私は窓のガラス越しに目が合っているジェレミー殿下から視線を逸らした。
「もう最高に仲が深いと思いますよ」
「そ、そう……?」
「ですが、それでも仲を深めたいと言うなら」
「は、はいっ」
真剣な表情のカミラに私は言った。
「1人の時にジェレミー殿下の好きなところを独り言で言うといいと思いますよ」
「え……? そんなことで……?」
「はい。絶対に効果があります」
私はガラス越しに再びジェレミー殿下を見ると、ジェレミー殿下が親指を立てた。
後日、ジェレミー殿下からありえない量のプレゼントが届いた。
よかったですね、ジェレミー殿下。
本日8/5
『病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)』
コミックス6巻発売!
今回オーディオドラマ付いてます!
ぜひお楽しみください!
詳細は活動報告、またはこのページの下の方をご確認ください。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
読んでいただきありがとうございます!
もしよければ、ページ下部の★★★★★クリック評価や、ブックマーク追加で応援いただけるととても嬉しいです!




