進海 蒼は死ぬ
年齢18歳男性の進海蒼は進路に悩みつつも今日もいつも通り歩いて学校へ向かっていた。
赤信号なので待って居ると、後ろから女の子がフードを被った男に押され飛び出してきた、慌てて車道を見るとトラックが迫って来ていた。
俺は気づいた時には助ける為に身体が動いていた、そして俺が覚えている記憶もそこまでだった。
どれくらい時間がたっただろうか、気が付くと白い様な黒い様な認識が変化する空間に居た、そしてよく見ると小さい女の子が立っていた。
ここは何なのか何処なのか知りたかったので、小さい女の子に話しかけて見たのだ。
「すみません、ここって何処なんですか?俺気づいたらこんな所に居て何が何だか」
すると、透き通る様な声でこう返ってきた
「ここは死後の世界じゃ」
内心思わなかった訳では無いだが言われて初めて実感する死、胸に来るものがあった。
自分の中でもやもや気持ちを整理していると小さい女の子はこう言った。
「わしはお主ら人間で言うところの神と言う存在じゃ、お主は不幸にも死んでしまったのじゃが、お主に転生してもらい世界を救って貰いたいのじゃ」
そう女神は言って来たのだった。
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