スチーマー野口、あったか蒸気でお肌ツルツル
「居たぞ!! 左手が20A鋼管の男だ!!」
住居の屋根伝いに闇から闇へ、それを追う警察も闇から闇へと忙しなく…………
暴飲暴食で鍛えた孤独なsyndrome揺らし出せば、お腹にまといつく翳りはメタボと言う名のかたまり。許されるはずも無いピース&デブを合言葉に左腕の先がSUS304の男【スチーマー野口】が今日もあったか蒸気を出していた。
「大人しくしろぉ!!」
──ガシッ!
警察の一人がスチーマー野口の足首を掴み食らいつく!
「おっと、優秀なお巡りさんは困るぜ!」
スチーマー野口は左腕の20A鋼管を警察官へと向けた。
──シューッ……
警察官の顔を包み込む優しい蒸気が放たれる。
「き、気持ちいぃ……♡」
美肌効果抜群のアロマ蒸気で、思わず警察官も足首を掴む力が緩む。
「へへ、あばよ!」
警察官の手を振り払い、スチーマー野口は高熱の蒸気を撒き散らしながらその姿を眩ました―――!!
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(*´д`*)