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能力【屍山血河樹形図(ラクタヴィージャ)】
属性は『血』、性質は増殖
地面にこぼれた流血から分裂・増殖した分身を作り出す能力を付加する種子の亜神器。
同様の力を持つインド神話の悪神、ラクタヴィージャの元ネタになったとされる魔道具から発動されるシンプルで強大な能力。
本体と同じ質量の血を必要とするわけではないが、それでも血を媒介にするという性質上、通常の人間には扱い難い。それを吸った血を溜めて使える《吸血鬼》の能力と組み合わせることでツァーカブは十全に使用する。
そのうち作中で椎名に説明させるが、『亜神器』はそれぞれが神話の元ネタになったとされる魔道具の総称であり、《吸血鬼》は一種族ではなく赤黒き写本というアルターポーテンス能力に感染した病人の成れの果てという設定。