ルーク
「ザース」←おはようございますの略
「あら、久しぶりね。キル」
「お久です、リーダー。カルトは?」
「おはようございます・・・あれ?おっさん、お久しぶりです」
「おっさんの年齢じゃないし。」
クロス・ウォーリアーズ、ルークのキル
つまり、何でも屋、運び屋担当のキル
「キル、帰ってきたところアレだけどカルト君と仕事行ってもらえる?」
「・・・休憩は」
「その後よ」
無表情=面倒臭い
俺の分析が正しければだが
「カルト、早く終わらせよう?俺倒れそうだからさ」
ただの疲労だったー!
「リーダー、休ませましょうよ」
「・・・頑張って」
ふざけんな!!
キルの馬車に揺られながら目的地に向かった
馬車から降りると
「ゆらゆらる〜」
無表情のくせになんか言ってる
「なんすか、それ」
「無気力ってこと。寝不足でさ、」
「頑張りましょうよ。リーダーに黙っときますから仕事終わったら帰る前に寝ていいです」
「コワっ。カルトが優しいとか」
「うるさい。事故らないでほしいからです。余計なこと言ったら殴ります」
「やっぱり怖い」
今回も忠告を終えて戻ると
「あれ?おっ・・・じゃなくて、キルさん、寝てないんですか?」
「俺、見ちゃった」
え
「み、見たって?」
「分かってるくせに。
お前の大事な人形さんから大鉈が出てくるのを見たんだよ」
「え・・・」
なんだってー!?
み、見た?見ただと!?
ライトを見られるなんて、どう説明すれば
「説明してくれないか?ナイトさん」
ヤバイ・・・
「正直に、誰にも言わないから。てか、言ったら馬鹿にされるから」
馬鹿に・・・
「馬鹿にされるからってなんだよ!失礼だ!」
「短気め。」
あ、しまった
「さ、確定したってことで・・・教えろ。カルト。喧嘩は俺の方が強いのはもう分かってるよな?」
「言わないと誓え!」
「誓うから、早くー」
「ライト・・・寝てるし」
俺はライトをバックから静かに取り出して話した。
「コイツは」
「立ったままじゃ、あれだ・・・中入ろうぜ」
だった、疲れてるんだったな・・・
とか思いながら馬車に乗り込んだ。
「膝枕してくれって言ったら怒るか?」
「いや、殺す」
「了解。」
雑談入りすぎだ・・・てか、結局やるのかよ、膝枕
「コイツは月の子らしいです。今は人形だけどちゃんと人の姿にもなります。いつも俺が連れてくるやつです」
「同居人?」
「はい。ライトは俺にもまだ謎だらけです。
あんまり自分について教えてくれないし、力はその時に少ししか言わないし、」
「ライトって言うんだ。寝てるし」
今気づくか
「こう見ると可愛い人形だな、ツギハギだらけだけど」
「俺、下手ですか?」
「カルトがやったのか・・・普通。」
「そうですか」
「・・・」
「キルさん?・・・あ。」
寝てやがる!
何分くらいで起こそうかな・・・てか、けっこう迷惑なんだけど
・・・
ふと、目元の傷が目に入る
「まいっか、お疲れですキルさん。」
三十分後・・・
「キールさん、起きて下さい」
「んー・・・あれ?美女」
女・・・
ブチん
俺はキルさんを外に投げた
「起きろー!あと女扱いすんな!」
「わー、鬼だった。」
「あ、キルさん。ライトのこと・・・」
「ライト?何それ」
忘れてる!?
「何でもないです。早く戻りましょう」
なんか、損した気分だ