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自分

朝から仕事。昨日の件だ

「ライト、どこにいるか分かるか?」

「・・・こっちです」

ライトが走る方向へ俺も走る。

ライトには記憶を見る力がある。昨日客を見たらしくその時記憶を覗いたらしい

「ここか?」

「はい」

「あきらかだな。早く終わらせるぞ。

mes corazon」

〝月の心〟

この声でライトの胸が切られたように割れ大鉈が表れる

不思議な文様が入っていて青く緑に光っている。

大鉈と言っても大きさは地面に刺したら俺の腰くらいまでの大きさだ。

「行くぞ」

「はい。いざ」

ライトがドアを蹴り破る

「誰だ」

「おびえすぎ。俺は何でも屋争い担当カルト・リザーだ。ちょっと頼まれ後とがあってね。お前に家族を殺されたって人からあんたを始末するようにね」

「なんだ、女か」

女・・・女?

ブチッ

「女扱いすんじゃねー!!!」

俺は大鉈を投げつけようとしたがライトが止めた

「カルトさん。目的を忘れないでください」

「だ、誰だ!」

「俺ですか?俺は彼の同居人です。もっと言うなら・・・化け物?」

刃物化した指を男の首に突きつける

「すまんが始末するようには嘘だ。もうあんなことをしないように忠告しに来た。ライト」

ライトの目が赤く光る

「貴方の中にに印をつけました。」

「してたら俺らが殺しにいく。俺もあの子と同じなんだ。だから・・・容赦しねぇ」

「は、はい!」



「戻りましたー」

「さすが、争い担当ね。半日で終わらせるなんて・・・彼氏は?」

「彼氏じゃないし。その前に俺男だし。毎回何なんですか。」

「なんかイライラしてる?」

「・・・また女扱いされました。うざいです。リーダーも」

「ごめんごめん」

「カールトー!お帰りなさーい」

飛び出してきたのは中立担当ミオン・テレス

元気な俺と同じ年の同僚

「ただいま。元気だな・・・」

「カルトは元気じゃないの?だったらこれ食べる?」

またアップルパイ

ミオン特製アップルパイはおいしい。

でも、それ以外は作ったことがないらしい。

「ありがとう。元気が出るよ」

「やったー!」

見てるだけで楽しい。それがミオン

「それよりミオン。仕事は?」

「片付けました!なんか争い始めたので試しに嘘泣きしたら止めてくれて、話が進んでよかったです」

恐ろしい娘かもしれない



「ライト。」

「はい?」

「人って、天から見てどうだった?」

急に気になったから聞いてみた。

ライトは天の子

上からの世界を聞いてみたかった

「・・・すみません、天から人は小さすぎて見えませんでした。」

「そうか」

「でも、降りてきてわかるのは

心を持つもの変わりなし

です」

「は?」

「この地上は天とあんまり変わらないです。笑顔も泣き顔も見るし喜びも悲しみも見るし誕生も死も天ではとてもまれだけど見るし、何一つ変わらない。

変わっているのは表面だけで中にはいれば一緒です」

「・・・そうか」

正直よくわからなかった

「俺は家の庭までしか出たことなかったから分かりませんが、父さんが言ってたので」

「そうか。てか引きこもり?」

「父さんが出さなかっただけです。世界は本で見るだけでした。」

「本だけで分かるもんか。」

「だから、今楽しいです」

「じゃあおやすみ」

「え、あ、おやすみなさい」


ライトはまだ謎だらけだ。

彼自信にも分からないことがあるらしい。


自分が分からないのは、とても苦しいものかもしれない・・・そんなことを思いながら俺はベットに飛び込んだ

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