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自分が個性

「っ、なんでだよ!」

「じゃーなー!」

何故か靴を取られ木の上へ

ずいぶん高いところに引っかかってて登って取るしかなかった。

弱々しい方の自分はいつもいじめられてた。

でも、メガネをつければ言葉的に、手袋をつければ暴力的にレベルが上がるという変わった人格を持っていた。

「下を見ないように・・・」

と思いながらも下を見てしまう。


たどり着いて靴を手に取った時、足が外れて木から落ちた。


やばい・・・

と思い目を強く閉じる



しばらくして、痛みはなく普通に・・・全然普通ではないが髪の長い人がいた。

どうやら僕を受け止めてくれたようだ。

「あ、ありがとうございます・・・あなたは」

「・・・エリック・アースです。ただの上の物です」

「うえ?・・・あ、僕大丈夫だからおろしてください」

「あ、すみません忘れてました」

忘れてましたって、変な人だなぁ

「僕、クラウ・マルクです。

僕は性格というか、手袋とかメガネで態度がコロコロ変わってしまってよくこんなくだらないイタズラを」

笑うしかない。本当のことだから。

でも、エリックさんは少しゆがんだ笑で

「私に似てる」

と言った。

「私は髪を束ねるとなるのです。

しかも、普段はいつもドジドジで幼い頃よくいじめられました。

でも、私は弟が居て、そっちに視線が行かないようにほぼ私が自分で片付けていました。

このような経験をしてるから言えるわけではありませんが、世界は広すぎます。

あなたはあなたという名の個性なのです。

気にすることではありません。本気でぶつかる方がまだ楽しいですよ。

私だってそうだと思えたから跳ね除けられたのです。

弟の存在もあったからかも知れませんがね」


「しかし、何百年前でしょう。

弟は私を兄と呼ぶことをやめてとても遠くへ消えてしまいました。」

「て、何百年?」

百という単位は人間にはありえない

「申し遅れましたが、私これでも天使です。

弟は実は地獄へ行きました。」

「す、すごい・・・本当に居たんですね」

「失礼ですね。」

自分と同じ経験をしてる天使がいるなんてすごいことだ。

「私も向かわねば・・・」

「おじさん地獄に行くの?」

「・・・弟の元へ、行かなければ行けないのです。・・・あ。」

「どうしました?」

「忘れてました・・・まだあの方が・・・」

「あの方???」

「秘密です。

でも、一つ教えましょう。

私、魔法が使えるのです」

「え、天使って」

「いえ、天使だからではなく。

ちょっと昔魔女と友達だったので」

「魔女とかもいるんですね・・・」

「クラウー!!!!!」

サラが遠くから叫ぶ

「あ、姉です。弟さんに会えると良いですね

それでは、さよなら!ありがとうございました!!」

僕は姉の方に走った、途中で足を止めて振り返ると黒と白の翼を持ったエリックさんが空へ飛び立つところだった。

不思議な人・・・天使だった。


これは僕が6歳の時の話だ。


そして今

「クラウって面白いよな」

カルトさんが笑う。

てか、またこと人と一緒にしなければならないとか気まずいし。

「お前不思議だからな」

「そうですね・・・」

「認めんのかよ。」

「だって、

僕は僕という個性ですから」

(しーん)

カルトさん!黙らないで!恥ずかしい!自分いきなり何言ってんだよ!!

「なんか、」

「はい!!!!」

「なんか、お前似てる」

「ふぇ?」

間抜けな声が出る

「いや、昔血は繋がってないけど俺の家族だったやつに・・・今は見つけたら殺す勢いで恨んでるけどな」

笑顔作ってるっぽいけどもう恐ろしいオーラが見えてる

「そ、その人はその人ですし、」

「わかってるよー」


そして今日も僕は本気でぶつかる

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