200文字詩篇 妖精の花嫁(200文字) 作者: 竹井閑山 掲載日:2015/02/28 中学校の国語の授業で 生まれて初めて作った俳句を 先生がほめてくれた 鴨川の源流をひとりたずねた思い出を吟じた句 川上の水鏡割る春の滝 ほめられはしたけど それが私の人生にとって ケチのつけはじめになった その後何かにつけ 遠いおとぎの国を夢見るようになる あの日妖精の花嫁を探しに 川を遡らなければ もっときちんとした大人に なっていたかもしれないと後悔する いまも卓袱台に腰かけた妖精に 作りたての詩を読み聞かせていたところだ