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200文字詩篇

妖精の花嫁(200文字)

作者: 竹井閑山

中学校の国語の授業で

生まれて初めて作った俳句を

先生がほめてくれた

鴨川の源流をひとりたずねた思い出を吟じた句

 

 川上の水鏡割る春の滝


ほめられはしたけど

それが私の人生にとって

ケチのつけはじめになった

その後何かにつけ

遠いおとぎの国を夢見るようになる


あの日妖精の花嫁を探しに

川を遡らなければ

もっときちんとした大人に

なっていたかもしれないと後悔する


いまも卓袱台に腰かけた妖精に

作りたての詩を読み聞かせていたところだ

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