突発200文字小説「逃げたいだけ」
最近恋愛物を書いていない気がする……
ときめきが足りない!
……あぁ、良い恋が書きたいなぁ
俺はただ逃げたいだけだった。
親や友人はもちろん世間からも世論からも世界からも逃げ出したかった。
それでも俺には死ぬ勇気なんかもちろんなくて、詰まる所何もできず
何もかもから逃げ出したくて、でも逃げる勇気なんかなくて
与えられたことだけを淡々とこなして普遍的に流動的に受動的に時間を消費して、俺は抗わないことで柵から逃げていた。
けど、それでもこれはないだろう?
俺だって最後位選びたかった
つまり、俺は、死んだ。
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