第二十五話「宮島JD、無人島で大人キャンプ!」
春休み突入!さくらの提案
さくら「春休み、どっか行かん?」
みのり「普通にカフェ巡りでいいじゃろ」
楓「いやいや!無人島でキャンプしようや!!!」
ひより「わぁ…無人島…鹿いないかな…」
さくら「それ去年のJKの時も言ってたやつw ついに実現やな!」
楓「火起こしとかサバイバル体験したい!!!」
みのり「お前絶対途中で飽きるじゃろ」
当日、廿日市の港から船で無人島へ!
「潮風気持ちいい〜!」
「人いないってだけでテンション爆上がり!」
「何もないって逆に贅沢だよね〜!」
「ひより、何探してるん?」
「…鹿…」
「いないから!!」
テント設営→既にカオス
「ペグどこ!?ハンマー誰が持ってんの!?」
「え!?説明書どこ行った!?」
「楓、黙ってるだけで邪魔やけぇ!!」
「え〜〜〜〜〜私も頑張っとるもん〜〜〜〜!!」
結果:30分で建てられるテントに1時間半かかる。
夕方、火起こしチャレンジ
さくら「絶対着火剤買っとくべきだったな…」
楓「マッチあるけん!着火剤なんて甘え!」
みのり「原始人か」
ひより「…石と石で火って…出る?」
みのり「お前はマンガか」
最終的にライターに頼る大人キャンプ。
焼き肉&大人ドリンク開始
「やっぱ肉よ肉!!」
「野菜も焼け〜!」
「私ビール追加!」
「ひよりはジュースな!」
「Zzz…(焚き火の前で寝落ち)」
「寝るな!まだ夜これからじゃけぇ!!」
焚き火を囲んで語る、大人の夜
さくら「こうやって集まれるの、あと何回かな〜」
みのり「社会人なったら無理やろな…」
楓「は!?寂しいこと言うな!何があっても来る!」
ひより「結婚しても…子どもできても…絶対また来たい…」
さくら「…じゃあ約束な」
4人、缶をカチンと鳴らす。
真夜中の無人島探検(暴挙)
「肝試ししようや!!」
「誰が一番怖がるか!」
「絶対楓が一番ビビる」
「は!?わし最強じゃし!」
→ 5分後
「ギャアアアアア!なにか動いたあああ!!」
「ただのカニじゃ!!」
朝日と寝不足と海の音
気づけば砂浜で雑魚寝の4人。
「…寒っ」
「…寝袋意味ないじゃろこれ」
「でも…綺麗な朝日…」
「鹿いなかった…」
「だからおらん言うたじゃろ!」
潮騒の音に笑い声を混ぜて――
宮島JDの無人島大人キャンプは、こうして幕を閉じた。
つづく