第二十二話「宮島JD、宅飲み反省会で赤裸々トーク!」
舞台は楓の部屋
合コンリベンジから数日後。
「男子抜きで宅飲みしよう!」という楓の一声で、みんなが集まる。
おつまみは廿日市のスーパーで買い込み済み。
冷蔵庫は缶チューハイとプリンでパンパン。
宅飲み開始!
「はい!乾杯!!」
「合コンお疲れさまでした〜!」
「かんぱーい!!」
1杯目:みのり、照れる
さくら「で、みのりんはあの男子とどうなん?」
みのり「……まだLINEしかしてない」
楓「え〜もっと踏み込めや!!」
ひより「でも、みのりん照れてる顔かわいい…」
みのり「やめろ黙れ(赤面)」
2杯目:楓、壊れる
楓「いいなぁ〜!!みのりん彼氏できたら一番乗りじゃん!!」
さくら「でも楓は恋より推しやん」
楓「推ししか勝たん!!推しが恋人!!」
ひより「もうすぐ黙ると思います」
3杯目:暴露大会
さくら「じゃあさ、正直言うけど…私、前回の合コンの先輩とちょっと気になってるかも…」
みのり「おおおおおおおお!さくらに春が!」
楓「きたあああああああ!!!」
ひより「素敵だねぇ〜(お菓子ボリボリ)」
4杯目:ひより、酔う
ひより「ねぇねぇ…みんなは初恋いつだった…?」
楓「急にどうしたwww」
ひより「私は小1の時に近所のお兄ちゃんにプリンもらって好きになった…」
さくら「かわいすぎん!?」
みのり「私は中2…同じ塾の子…」
楓「わしは推しと出会った瞬間だ!!」
全員「それ恋ちゃう!」
5杯目:恋と夢と泥酔
酔いが回って、会話はさらに自由に。
さくら「でもさー…社会人になってもこんな風に集まりたいよね」
楓「絶対集まる!!絶対呼べ!!」
みのり「お前が幹事な」
ひより「わたし…ずっとみんなとおる…ふふふ…(寝落ち)」
宅飲みのラストは…
深夜2時。
散乱するおつまみ袋と空き缶。
楓が寝落ちしたひよりの髪をむすんで遊んでいる。
さくら「私ら、ほんと変わらんね」
みのり「大人になったつもりで中身全然JKのまま」
さくら「それがいいんじゃけぇ」
外では春の潮風がそっと吹いていた。
つづく