表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

第二十話「宮島JD、合コンで大暴走!」

ある日のさくらからの爆弾LINE

さくら「ねぇみんな…今度合コン行かん?」

楓「は!?」

みのり「お前が言い出すとは意外すぎる」

さくら「ゼミの先輩に人数合わせ頼まれただけ!行くだけ!恋愛とか求めてないから!」

ひより「面白そうだから行きたい…」

楓「よし!行くしかない!!推しは無理でも男友達は欲しい!!」

みのり「やばそうな未来しか見えん」


当日、駅前の居酒屋で

さくらのゼミ先輩主催の合コン。

メンバーは大学生男子×宮島JD。

乾杯から空気は良い感じ――だったのは最初だけ。


10分後、楓、暴走開始

「自己紹介しよっか!」

→ からのマシンガントーク。


「え、○○くん、野球部!?カープ好き!?推し誰!?由宇行った!?ズムスタ何回行った!?」

男子、ついていけない。


みのりが止めようとするも無理。


さくら、合コンエースにされる

男子A「さくらちゃんって彼氏いるの?」

さくら「いないですよ〜笑」

楓(隣で)「さくらはチャンス多いけん!うちらは全然だけど!」

さくら「やめろやめろやめろ…!」

男子の視線集中。さくら、顔面営業中。


ひより、空気を読まない天然砲

男子B「ひよりちゃん趣味なに?」

ひより「寝ることと動物園と…あと、鹿…」

男子「鹿!?」

ひより「宮島の鹿って人の目をちゃんと見てくるんですよ。だから好きです」

男子「…え、深い…?」


場の空気が独特な方向に。


みのり、意外とモテる

男子C「みのりちゃん、何飲む?」

みのり「え、あ、ウーロン茶で…」

男子C「真面目だね〜!可愛いね〜!」

楓「おいおいおいおい!みのりんに手ぇ出すなや!!」

みのり「やめろ楓、恥ずかしい」


楓、推し語りで男子ドン引き

「推しのユニフォームに課金してるんよ!月バイト代全部突っ込むけぇ!そのためにバイトしてるけぇ!」

男子「へ、へぇ…」

さくら(小声)「楓黙れ、夢も恋も遠のく」


終電間際、結果

さくら:LINE交換多数

みのり:まさかの一人だけ気に入られる

ひより:鹿トークで終始ニコニコ

楓:推し語りの余韻だけ残す


帰りの駅で女子だけ反省会。


反省会

「結局、恋とか無理だったな!」

「そりゃそうじゃろ!」

「でもさ…ちょっと大人になった気せん?」

「せん!」

「次はもうちょい普通に恋しような!!」

「無理無理無理」


春風と酔い覚めの潮風に吹かれて、宮島JDの青春はまだまだ続く!


つづく


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ