「宮島JD、夜の厳島神社でお泊り編!」
さくらの思いつきがすべての始まり
さくら「厳島神社って、夜に人がいないのめっちゃ神秘的じゃん?」
楓「それな!昼は観光客多すぎて無理やし」
みのり「でも普通、泊まれんじゃろ」
ひより「…鹿と一緒に寝たい…」
さくら「だから今日はこっそり!夜までおる!!」
みのり「神様に怒られても知らんけぇ!」
夜、こっそり境内の端っこに潜伏
「ひょえ〜…誰もおらん…」
「波の音しか聞こえんの最高すぎる…」
「ここで寝袋広げるん…?マジで?」
「マジ!寝る!今日だけは神様ごめんなさい!」
鳥居ライトアップと焚き火のようなランタン
さくらが持ってきたランタンが幻想的にゆらゆら。
奥で潮の満ち引きの音が聞こえる。
誰もいない神社は不思議と優しかった。
鹿が普通に乱入
「カサ…カサ…」
「え、なにこの音」
「絶対幽霊やめて…!」
「いや鹿やんw」
「こんばんは〜…」
「ひよりお前は鹿に話しかけるなwww」
夜の境内で恋バナはマスト
「みのりん、最近どうなん?彼と」
「だからやめろ言うたじゃろ!///」
「さくらは告白しとらんのん?」
「してない!まだ!…タイミングがさぁ…」
「楓は?」
「わしは推しが全てじゃ!!」
「知っとる」
潮風の中で、秘密の誓い
寝袋にくるまって、波の音に包まれて。
「私ら、何歳になってもこうして集まれたらええな」
「結婚しても子どもいても?」
「もちろん!」
「神様に追い出されても?」
「そのときは鹿小屋に寝よう」
「結局そこかw」
うとうと、満ちてくる潮と夢の中
ランタンの灯りがかすかに揺れる。
鹿が遠くで草をはむ音。
みんなの寝息が、波の音に混ざって優しい子守唄になる。
夜明け、神様に起こされる
「おい!お前ら!!」
「んぁ…え…誰…」
「管理のおじさんじゃー!こんなとこで寝とったら潮に浸かるけん!!」
「ごめんなさいいぃぃぃ!!」
結局、朝の観光客が来る前に全力撤収!
でも――
「楽しかったね!」
「神様ありがとう…ごめんなさい…」
「次はちゃんと許可とろな!」
「それはそれで無理じゃろw」