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始業式の春の朝日 ようこそ、沖牟中へ

前々から考えていた新作作品です。今は「転生悪役令嬢はヒロインの影になりたい」の方に連載を集中しているのでこちらは更にゆっくり連載していくことになりますが、自分の書きたい不思議な世界観を書いていければ良いなと思います、頑張ります。ちなみにですが「転生悪役令嬢はヒロインの影になりたい」の世界と繋がりがあるかどうか……という所は、敢えてぼかしておくことにします。そこら辺はあまり気にせずに、この物語はこの物語で独立した世界観として楽しんでいただけると幸いです。あと、このお話はなるべく「転生悪役令嬢はヒロインの影になりたい」のお話より短めに終わるつもりで書いていきますのでその辺りよろしくお願いいたします。

その日はいつものように始まる。

朝日が昇る、一日の始まり。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。

電車が運ぶ音が聞こえる。

電車は、一日の始まりを告げる。

電車は運ぶ。

人を、物を、そしてこの町の資源を。

職人達は炉に火を灯す。

その炎は、何処か不思議な、そして美しい物達を創り出す。

炭鉱夫達は石炭を掘りに行く。

もうこのエネルギー資源の転換が行われた日本ではほとんど失われた筈の炭鉱夫達の採掘の場所が、この町にはまだあるのだ。

学生たちは路面電車に乗って学び舎へ足を運ぶ。

この町の、見慣れたいつもの風景だ。


そして……その影に潜む者達は。

この町の裏に居る者達は。

朝日が眩しいから、と家路につくのだ。

そう、普通の怪異ならば。


日本の何処かに在るこの町。

けして大きいわけではないけれど。

山もあって、川もあって、海もあって、町もある。

人が創り出してきた文明も、人が崇め称える神秘も入り混じる。

だから、人も、人ならざる者もこの町に暮らす。

そんなどこか不思議で、少し愉快な町へ


------おいでませ、沖牟中へ------

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