第59話 旅行4
桃華と桜が帰って来たのは日が沈んでからだった。
「おっそいなーもう!」
「ごめんごめん!情報収集してきたの!」
「情報収集?」
「そうそう!屋台ってたくさんあるじゃん!でも、その中で美味しいのは何かってなると選べない。だから書き込みしてきたのよ。」
「なるほど。それで何があったの?」
「ラーメンと焼きラーメンが1番人気ね。あとひと口餃子。」
「なら、事前調査と変わらんでしょーが!」
私の雷が桜と桃華に落ちたのは言うまでもない。そして桃華と桜がシャワーを浴びた後夜の博多に出掛けた。
「全く……人が多くなっちゃったじゃん。」
「仕方ないじゃない。みんな仕事終わりなんだからね。」
「それにこの方が賑やかでいいですよ。」
早苗にフォローされてはこれ以上責められない。仕方ないから黙って並ぶ事にした。
「それにしても人が多いわね。」
「流石博多だよね。」
「桃華はさっきから何してるの?」
「写真撮ってる。せっかく旅行に来たのに現地の写真撮らないのもったいなくない?」
「確かに……」
ということで私も写真を撮る事にした。早苗や桜、桃華と一緒に写真を撮る事なんてなかったから新鮮ではある。
「そろそろ呼ばれるかな?」
「そろそろだよね?」
などと話していたら本当に呼ばれて席についた。私たち。先に注文は終えていたのですぐに来た。
「「「「いただきます!」」」」
頼んだのは私と桃華は焼きラーメン、桜と早苗が普通のラーメン。そしてひと口餃子だった。
「やっぱり美味しい!」
「豚骨スープがいいですね。」
「ひと口餃子も美味しいわよ!」
「全部美味しいんだよね!」
めちゃくちゃ美味しかった。ただお酒が飲めないのが残念で仕方ない。周りの方はお酒を飲んでいるのが凄く羨ましく思えた。未成年だから飲んだ事はない。でもあんなに楽しそうにしてたら飲んでみたくなるのもわかってほしい。とは言え楽しい1日だった。帰りには焼き鳥を買った。福岡は焼き鳥と言えばキャベツと豚バラだ。お持ち帰りで持って帰った後今度は部屋で食事会だ。
「豚バラってめっちゃ美味しいじゃん!」
「鶏皮も美味しいよ!」
「そう言えば鶏皮餃子ってのもあったよね。」
「あったねー、キッチンカーだよね。買ってくればよかったかな?」
「そんな大食いでもないでしょ?今くらいが丁度いいわ。」
「じゃあ……みんなこっち向いてー」
私の掛け声にみんなこっちを向く。
「ん?」
「えっ?」
「は?」
パシャリ!
「うん、いい絵が撮れた!」
「消しなさいよ!」
「消して!」
「やーだよー!文華にも送ろうと!」
これだけでしばらく騒げる私たち。そして文華からは今日食べた夕食の写真が送られてきた。メッセージでは悪ノリしないようにと釘をさされたのでした。
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