↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学校一の美少女と呼ばれる幼馴染を借金取りから守るため、競馬で一発逆転を狙う健全な男子高校生の話  作者: 抑止旗ベル
学校一の美少女と呼ばれる幼馴染を借金取りから守るため、競馬で一発逆転を狙う健全な男子高校生の話

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/18

【皐月賞2024】後編

「外れたな……」


「うん、外れちゃったね……」


 皐月賞2024、俺の本命ミスタージーティーは一着ではなかった。


 というか10着だった。


 奇跡が起きるかと思ったら、そんなことはなかった。現実は非情である。


 っていうか1着がレコード勝ちなら仕方なくない? え、10着なら言い訳できない? まあそうですよね……。


「……いけるかと思ったんだが」


「気にしないで、博徒。私が年齢を誤魔化してソープで働けばそれで済む話だから。しばらく会えなくなっちゃうかもだけど……」


「いや、諦めるのはまだ早いぜ」


「え?」


 そのとき、見覚えのある黒ずくめの男たちが僕らに近づいて来た。


「よお兄ちゃん。500万、きっちり返してくれるんだろうな?」


「…………」


「まさか返せねえなんて言わないよな? どうなんだ? 返せねえようならお前の腎臓でも片方貰おうじゃねえか。ああ?」


 男が俺に詰め寄ってくる。


 自由島は今にも泣きそうな顔でこちらを見ていた。


「……返せるさ」

「なんだって?」

「返せるさ、500万! 耳を揃えてな!」


 俺は男に向かってスマホを見せた。


「な――払戻金、『5628800円』だと!?」

「そうさ。ルガルの単勝と合わせて中山10Rの「ドゥラメンテC」3連単(8―10―2)を2000円分買っておいた。払い戻しは5628800円! 500万円、きっちり返させてもらうぜ!」

「な、なんだってーっ!?」

「やったあ! ありがとう博徒!」


 自由島が俺を抱きしめ、俺は自由島の胸に顔をうずめることになった。


 や、柔らかっ! めっちゃ良い匂いするっ! それどころか窒息する! パイ圧で圧死する!?


 黒ずくめの男たちは苦々しい顔をしながら舌打ちをして、どこかへ姿を消した。


 とにかく俺たちの勝利だ。


 自由島の処女は守られたのだった。


「良かったな、自由島」

「うん! 博徒のおかげだよ。……やっぱり私、博徒のことが好き!」

「よせよ。照れるだろ」


 俺が言うと、自由島は恥ずかしそうに俯きながら小声で言った。


「ねえ博徒、今日うち誰も帰ってこないの。これから暇だったらさ……」



※


 結局それは徹夜で遊〇王のお誘いだったのだが、俺のエースカードである天使の施しと強欲な壺が禁止カードになっていたらしく、その二枚を欠いた俺のデッキでは、一晩中エクゾディアが揃うことはなかったのだった。

 


馬券は20歳になってから、ほどよく楽しむ大人の遊びです。

20歳未満の方は競馬法第28条により、馬券の購入だけでなく、馬券を譲り受けることも禁止されています。

また、公営競技はその性質上、必ず利益を得られる催しではございません。

20歳以上の方でも、馬券投票など金銭の授受を伴う公営競技への参加は無理のない範囲でお楽しみください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。