死霊王の使い
犯罪組織・死霊王の使い・死霊王を崇め奉る犯罪組織であり、悪魔に霊能力に聖職者に超能力者が多数所属する犯罪組織。
組員は総勢500人、トップは長きにわたる戦いで殺されてしまった死霊王の腹心・死霊天であり。超級悪魔を超える力を持つ恐ろしき存在である。
主としている活動内容は死霊王を復活させることである。
その為には何でもする組織、殺しも生贄も禁術も魔術も呪術も霊術も超能力も、ありとあらゆる様々な手段をこうじて死霊王を蘇らせんと目論む組織。
そして、この度その死霊王の使いが目を付けたのが陰陽師の頂点である安倍晴明の血を引き、現教皇アンノウの血を引く最強の血を才能を持った存在、勇気を生贄に死霊王を復活させるという恐ろしい計画。
そしてその計画を立てて実行しようとしたのが死霊王の使いの最大にして最悪の失敗であった。
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死霊王の使い・本部
「クソ、せっかく送り込んだ記憶を忘れさせる能力を持った貴重な上級悪魔にその他5体の上級悪魔そして同士が3人殺されてしまった。まさかもうあんなに強い護衛がもう付いているとはな」
「ああ。確かにそうだな。しかし戦闘データからみて、陰陽連でも正教会でもなさそうだな」
「そうだね。じゃあ何処の組織だ。少なくともあの戦力を簡単に一蹴する組織だ。相当強大かつ巨大な組織とみるべきだぞ」
「しかし。そんな組織数えるほどしかないぞ」
「確かにその通りだ。それにここは日本だ。流石に海外の組織とは考えられにくい」
「だな。となると日本の組織かつ。強大で巨大な組織」
「そうなると。傲慢の天下人・愉悦の饗宴・694・読書魔・超能力組織フャブルス・秩序執行会の6個ぐらいかな?」
「おいおい。確かにその6つならどれも強大で巨大な組織ではあるが。傲慢の天下人は傲慢野郎の集まりで護衛なんてみみっちいことはせんだろうし。愉悦の饗宴と694はよく分からんし。読書魔は本にしか興味ない変態の集まりで、超能力組織フャブルスは超能力持ってない勇気を護衛とかは考えにくい。ほんで秩序執行会は別に日本の組織じゃないだろ。というかあれは世界の秩序が乱れそうになった時にしか動かない守護者だろ。今回は関係ない」
「おい。待てよ、一つ忘れてないか、日本で活動している組織かつ強大で巨大な化け物みたいな組織を」
「は?そんなのあったけ?」
「あったよ。最近台頭してきた組織・不可侵略の怠惰が」
「あ~~~、なる程不可侵略の怠惰か。確かにあったな。でもその組織って基本的にこちら側から手を出さなけれな何もしてこない組織じゃなかったけ?そんな組織がわざわざ勇気という存在を護衛するか?しないだろ」
「ああ。そうだな、でも、もしも、そうもしも勇気という存在が不可侵略の怠惰の知り合いだったとしたら?それってヤバくないか?」
「お前。それはないだろう」
「でもでも。もしそうだったら俺ら殺されるんじゃないか?それこそ組織ごと全部」
「お前。笑えない冗談を言うんじゃない」
その言葉を皮切りに幹部連中に動揺が走る。もしも不可侵略の怠惰が関わっていたら自分達は殺されるのではないかと。
「静まれ。何を騒いでおる。我らには死霊王様がついておるもし何かあっても絶対に大丈夫だ」
死霊王の使いトップである死霊天はそう言いきった。
その姿を声を聞き。幹部たちは静かになる。
バタン
そして死霊天が倒れた。
「どうも皆さんこんにちは。そしてさようなら。生きることに怠惰となれ」
パタン
パタン
パタン
その声を聞いた瞬間皆が倒れていく。否、死んでいく。つまりそう生きることに怠惰になり。生命を維持するという活動を止めたのだ。
「お前は。まさか不可侵略の怠惰か?」
「あれれ?生きてる奴いたか。よっぽで生きたいという思いが強いのか。それとも、元々生きようという気力が薄くて怠惰が効かなかったのか。どっちかね?まあ、どうせ殺すけど」
グシュ
「ああああああああああああああああ。手足が手足がない、ナイナイナイナイナイナイナイナイナない~~~~~あああああああああああ」
「うるさいな。さてと、じゃあ黙れ」
パシュ
そして頭がいとも簡単に弾け飛んだ。
時間にしてほんの数分で死霊王の使いは全滅した。
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時は遡ること数時間前、死霊王の使いが学校に悪魔に仲間を送りこんだときに遡る。
その時、学校から帰り、イトとイチャイチャしていた陰晴の元に眷族から勇気を狙う組織が現れて、上級悪魔に組織の者が襲いかかっているという事が伝えられた。
「おう。そうかそうか。もう来たか。いやはやいつか来るとは思っていたけど、思ったよりも早かったな。で?それはどこの組織だ?」
「はい。それが死霊王の使いではないかと考えられます」
「なるほどね。死霊王の使いか。なるほどなるほど。それはまた良い所来るね。確かにあそこには予言能力持ちの超能力者いたから勇気という存在を見つけるのも可能そうだし。死霊王復活の為に勇気を生贄というのも凄くアイツらが考えそうなことだし。おお。確かに死霊王の使いが来るのはある意味当然か」
「それで。主様、どう処理いたしましょうか?」
「どう処理か、そうだな。取り敢えず上級悪魔一体だけ、勇気の所に送り込め。ほんで後は殺せ。あ、それと一応他の生徒が来ない様に勇気の周りに人除けの結界も張っておいてくれ」
「はい。分かりました。主様。ではそのようにいたします」
「おう。そうしてくれ。じゃあ俺はイトとアニメ見てるからことが終わったら教えてくれ」
「はい。分かりました。主様」
10分後
「終わりました。主様」
「おう。終わったか。それでどうなった?」
「はい。猫子が自分の能力を少し明かして上級悪魔を殺しました」
「ああ、なるほどね。何となく理解したわ。ほんで、お前ら死霊王の使いの本拠地は分かったか」
「はい。一応幾つか目星は付けました。しかし。まだ確実ではない為。後1時間程いただけないかと」
「1時間か、うん。いいよ待つよ。じゃあ。その間は普通にイトとゲームしたり眷族を創ったりしてるわ」
「はい。分かりました。主様」
1時間後
「主様調べ終わりました」
「あ、もう終わったか。ちょっと今見てる映画が良い所だから。終わったら聞くわ」
「はい。分かりました。主様。では主様の都合がつきましたら私をお呼び下さい」
「オッケー」
1時間30分後
「おい。バトラー終わったぞ。じゃあ。今から死霊王の使いに喧嘩売りに行くか」
「はい。分かりました。主様」
「よし。というわけで案内しろ。案内が終わったら適当な所で待機してろ。後は俺が一人で全部潰す」
「はい。分かりました。主様。ではお気をつけて」
「ああ。まあ無傷で戻って来るよ」
そしてその言葉通りに無傷で戻って来た。
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