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幸府組

 学校からの帰り道、眷族から面白い報告が入って来た。

 どうやらクズの倉田が愚かにも仲間を集めて俺に復讐をする、まあ、正確に言えば俺の大切なイトを自分の物にするとか考えてるらしい。

 うん、地獄を見せてあげようか。しっかしな呪いをかけたのにまた向かってくるとは、いやはや懲りろよ。まあ。俺が記憶消してるからってせいなのはあるけど。


「さてと、どう料理してあげましょうか?愚かな愚かな倉田君。フフフ。ハハハ」

 俺はそう言って悪魔のような笑みを浮かべた。


 さてと。じゃあ眷族共、俺が直接料理するからそのままこちらに向かわせろ。


「イト。今から面白いことが起きるよ。一緒に楽しもうか」


「楽しいこと?すごく楽しみだよ」


「じゃあ。暫く何も知らない感じで歩くから、よろしく」


「分かったよ。陰晴」


 ――――――――――――――――――

 そうして暫くイチャイチャしながら楽しく歩いていたらクズ共が現れた。


「おい。陰晴その女を寄越せ、そしたら命だけは見逃してやる、て痛」

 相変わらず倉田は人を不快にさせるのが上手やな。


 しっかし、何だろうザ・不良みたいなの6人程がいますね。取り巻きって奴ですか。いやまあ仲間だろうけど。ああ、こいつらこの話に乗らなければよかったのに、乗ったから地獄見ることが確定しちゃったよ。いやはや可哀想に。

 で、その真ん中にボスの如くクズ野郎ことクラスメートの倉田と。うん。草生える。さてと一応俺を襲ってきた理由を聞いてやりますか。


「おい。どうして俺に襲いかかって来た?教えろ?」


「おいおい。何だ。その舐めた態度はでも、まあ、いい教えてやろう。それはなお前みたいなイケてない俺より劣ってそうな男が美少女とイチャイチャしているのが許せないからだ。あ、痛い」

 コイツ俺の呪いで喋れると喉痛いだろうに。よう喋るな。馬鹿なのか?いや馬鹿なんだろうね。


「これまた、清々しいまでに嫉妬&逆恨みですな。うん。爆ぜろ」


 パン


 不良にクズ含む6人のクズの腕を爆ぜた。


「うああああ。いてえええええええええええ」


「まあ、痛いだろうね。でも自業自得ですね。さあ。更に苦しめ。痛覚倍増」


「ああああああああああああ。いてえええええええええええ」

 そのまま気絶した。

 うん。甘えだね。気絶して逃れるなんて、俺はそんなに甘くないよ。俺のイトに害をなそうとしたんだからな。


「治れ。そして起きろ」


「おい、今お前何をした。お前俺のバックに何がいるか分かってるのか。ああああ。いてええええ」

 呪いの効果によって声を荒げることによって喉にダメージが入っていく。アホだね。本当にアホだね。


「で、そのバックって何?」

 まあ分かり来てるけどな。下調べは終わってるし。俺の眷族は超優秀だよ。


「聞いて驚けよ。サツすら恐れる。幸府組だ」

 うん。それ俺の眷族が支配している組織ですな。


 あああ。最高に笑わせてくれるなこのクズわ。もはや噛ませ犬としての才能がヤバいな。心の中大爆笑だよ。イトも余りの倉田のかませっぷりに笑ってくれるし。いいね。さてメインディッシュと行きますか。


「そうか。じゃあ転移」

 俺は幸府組にいる眷族、ようは幸府組の幹部連中を全員転移させた、え?幹部ってことはその首領は誰だって?そんなもの俺に決まってるだろ。


「お呼びでしょうか、主様」

 そう言って幸府組幹部もとい眷族が俺に膝をついて礼をする。


「は?」

 その様子を見てこれまた絵に描いたような間抜けずらをさらすクズ共。いやはや良い反応ですな。


「お前らの言ってる幸府組の首領というか支配者は俺だから、というわけでお前ら、このクズ6人に処罰を与えてやれ。でも、そうだな殺しはするなよ。後始末が面倒だ」


「は。分かりました。主様」


「いや。待て、止めくれ、何でだよ。何でこんなことになったんだよ」

 喚き声を上げるクズ共。

 まあ、そりゃそうだわな。自分よりも下に見ていた人間が可愛い女の子とイチャイチャしてから嫉妬して奪おうとしたら、自分達の組織のトップで死ぬよりも辛い目にあわされるって。そりゃ予想できないわな。

 でも、その選択をしたアホはこいつ等だし、しょうがないという物だ。


「おい。何でだよ。お前がトップでどういうことだよ。詫びてやる。今までの行いを詫びてやるから、謝るから。許してくれよ~~~~」

 叫ぶクズ。


 しかし。一切の容赦なく俺の眷族もとい幸府組の幹部に囲まれて無理やりどこからともなく取り出したガムテープで縛られて袋詰めにされる。流石俺の眷族容赦がないね。


「お見苦しい物をお見せしてしまい。申し訳ございませんでした。主様」


「いや。いいよ。あのクズの発言にはかなりの殺意を抱いたけど。実際にそれに対する報いは受けさせたし、その後の一連の流れは何ともまあ非常に楽しかったし」


「そうですか。あ、それで処罰と言いますが。主様としてはどのような処罰がお望みでしょうか」


「そうだね。あ?そういえばつい最近男の穴を異常に好む妖怪を捕まえて眷族にしたな」


「はい。していましたね」


「じゃあ。あのクズ共をその妖怪と一緒の部屋に24時間程閉じ込めておいて。そっからは、まあお前らに任せるよ」


「分かりました。ではそのようにしときます」

 そう言って眷族は元の場所に転移した。


「さてと。イトじゃあ帰ろうか」


「うん。そうだね」

 そうしてイトと手を繋ぎ勇気とハーレムに負けないくらいイチャイチャしながら楽しく家に帰りました。

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