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プンネという少女とウェイアーという男

森で拾われた少女がいた

その少女は記憶をなくしていた。

命の恩人がつけたプンネという名前をもらい、命の恩人と暮らす日々が始まる。

そんなある日、プンネは仕事がしたい。お金を自分で稼ぎたいという。

そこで先輩としてウェイアーがプンネに6つの職業適正テストをやらせるのであった。


ここは魔法使いが存在する世界。


そして、その世界のとある小さな村に、

1人の少女がいました。

少女の名前はプンネ


プンネは拾われた子でした。


この小さな村【ウッドムーラ】の住人である

ウェイアーが山の木を切り落とし、木材にするために

荷台へ積み、帰って来ている途中、道で倒れているプンネを発見し、見捨てることはできず、村へ運んだ。


プンネは目を覚ましたが自分の名前を覚えておらず、

村人たちが困っていると、ウェイアーが幼くて可愛いことをイメージとし、プンネの雰囲気に合う名前をつけた。

それが【プンネ】という名前だった。


村人たちは不満があったが、次第に呼びやすい名前ということで浸透し、みんながプンネと呼ぶようになった。


そして、ウェイアーの家に住むことになったプンネ。

家に着くとプンネは驚いた。

なぜかというと、大の大人といえど、1人で暮らしていくにはとても豪華すぎる家だったからである。

中に入ると、軽く5LDKはあった。さらには2階に部屋が2つ。庭もとても大きかった。


驚いてるプンネをウェイアーはニカッと笑いながら言う。


ウェイアー「はっはっは!どうだ!すごいだろ!俺の家だぞ!…つっても1人だから部屋が余っててな汗。空いてる部屋を使っていい。今日からここがお前の家だからな!」


プンネはウェイアーに深々とお辞儀をした。


ウェイアーが目を丸くして驚き、プンネに言った。


ウェイアー「おいおい。そんなお辞儀するほどでもねぇよ!もっとラフに。自由でいいんだぜ!おれもこんなデカい家に1人でいるより誰かと暮らしていた方が楽しいってもんよ!」


プンネは何かを言おうとしたがグッとこらえた。

そして言われた通り空いてる部屋を選ぶ。


空いているのは部屋が7つあるうちの4つだった。

日当たりがいい部屋を選ぶかと思ったウェイアーは驚く。

プンネが選んだのは、ウェイアーが最終的に壊してなにかの物置にしようとしていた部屋だった。


ウェイアー「プンネよ。本当にこの部屋でいいのか?日当たりも悪いし何より…狭いぞ?」


プンネが選んだ部屋は確かに狭かった。

畳で言うところの8畳ほどだった。


ふつうにいい広さだよ。と言いたいところだが、

この家ではこの部屋を除いて一部屋の大きさを平均すると、16畳なのだ。


ウェイアーは少し不満だったが、プンネがここがいいと言わんばかりの表情で見てくるので、ここに決定した。


ウェイアー「家具はどうする?寝具や机、椅子なんかもいるだろ?明日の朝から買いに行くか?」


プンネはウェイアーに何か言いたそうな顔をしている。

ウェイアーは察してプンネに聞いた。


ウェイアー「プンネ。言いたいことがあるなら言っていいぞ。俺のことをこれからはおまえの親代わりだと思っていい。言いたいことを黙っていても何も始まらない。言ってみな。」


ウェイアーは少し真面目なトーンでプンネに聞くと

プンネは口を開く。


プンネ「こんな得体の知れない私に優しくしてくれて…ありがとうございます。ですが、全てを買っていただくのは、申し訳ないと思います。なので、私にお金の稼ぎ方を教えてほしい…です。」


ウェイアーは今日1番の驚き顔でプンネを見た。

そして、ウェイアーは仕事の説明をする。


ウェイアー「この世界はな、魔物や災害に苦しまされている人や街がたくさんある。そんなとき、魔法使いやその他の技術者が苦しんでいる人達を助けるんだ。それがこの世界の仕事だ。俺は今まで魔物を狩るハンターとして各地で仕事をしてきたが、とある町にいた時、災害で住処を失った人たちが大勢いることを目の当たりする日があったのだ。そこで俺はそういう人たちのために住処を提供する仕事をすることにした。」


そういうウェイアーは荷台に積んだ丸太をバシバシと叩き、話を続けた。


ウェイアー「この丸太がその住処に変身するんだ。まぁこのままじゃただの丸太だからここから先は建築を仕事にしてる知り合いに任せるんだがなw」


ウェイアーはそう言い終わるとプンネに再び問いかける。


ウェイアー「お前が仕事をするのは自由だ。だがな、中途半端な仕事をしてると、そのツケがいつか自分に返ってくる。そうならないためにももう一度確認だ。プンネ。本当に今すぐ仕事がしたいのか?家具なら買ってやれるんだぞ?」


プンネは少し俯きながら言った。


プンネ「私に出来ることはなにかありますか?私は記憶がないので以前何をして生きていたのかもわかりませんので、自分の才能や技術ももちろんわかりません。でも…ウェイアーさんにお世話になってばかりだと私が嫌なんです!なので仕事がしたいです!」


ウェイアーはプンネの気持ちを尊重し、仕事をさせることにした。

しかし流石にハードな仕事はだめなので、プンネに簡単なテストをする。


ウェイアーは物置き小屋からいろいろな道具を持ってきてプンネの前にドサっと置いた。


プンネはぽっかりと口を開けたままその荷物をみていた。

するとウェイアーがゴソゴソと荷物を仕分けして、ひと段落つくとそこには6つのグループができていた。


ウェイアー「これから俺が実際にやった職業適正テスト[自作]をやってもらう。まずこの糸と針、これらを使って好きな服飾品をつくってもらう。期限は3日だ。どうだ?できそうか?」


いきなり服飾品(アクセサリーや服など)を作れとはハードなんじゃないかとおもう。

しかしプンネはわかりましたと言い、早速糸を手に取り何かを考え出した。

作業台と机を持ってきたウェイアーはプンネに無理だと思ったら諦めて次のやつを挑戦する。と言い、その場を離れる。


プンネの職業適正テストが幕を開く。


〜職業適正テスト【裁縫編】開始〜


プンネは作りたい物が決まった。

しかし、記憶を失っているのでどうすれば糸を編めるのかわからなかった。


プンネはウェイアーの元へ行き聞いた。


プンネ「編み方が分かりませんので、どなたかにアドバイスを貰いに行ってもいいですか?」


ウェイアーは少し考えたが、記憶がないというデメリットを考慮してOKを出した。


プンネは村人達のところへ行き、服飾関係の仕事をしている人を探す。


すると少し離れたところに雑貨屋さんがあった。

雑貨屋に入るとプンネは『ここだ!』と言わんばかりの表情で店員さんの方へ駆け寄る。


店員はプンネがものすごい勢いでレジまで走ってきたので驚いたが、理由を聞くと納得して編み方を教えてくれた。


プンネは持ってきていた紙とペンを取り出しメモをする。

編み方を教わったプンネは店員さんに深々とお辞儀をして店を出ていく。


店員さんは『元気だなぁ』とにっこりしながらプンネを見送ると、レジの机に何かおいてあった。

何かと思い手に取ると紙にメモ書きで

【店員さんに肩叩き10分券・プンネ】と書かれていた


裏にもメモが書いてあり読むと、

【いつかお礼させてください。プンネ】


店員さんは少し涙目になり、商売をやっているといいこともあるもんだとつぶやいた。


そんなこんなでプンネは家につくやいなや、メモを見ながら編み物を開始した。


〜期限日となる3日後の朝〜


ウェイアーが起きてリビングに行くと、プンネが目にクマができた状態で待っていた。


驚いたウェイアーは慌ててプンネのところに駆け寄る。


ウェイアー「あ、お前!ちゃんと寝たのか!?まさか昨日の晩からずっと編み物を!?」


プンネがニヤッと笑う。

その笑顔はウェイアーにそっくりだった。

そしてプンネがウェイアーに目を瞑ってという。


ウェイアーがテンパりながらも目を瞑ると、首の後ろから何かが乗っかる感覚があった。 


プンネの合図で目を開けると、自分の首からタオルがかけられていた。

ウェイアーはタオルがかかっていることにそこまで驚くことはなかったがそのタオルを見て涙がでてきた。


なぜならそのタオルに描かれていた刺繍のイラストは

ウェイアーが仕事をしている時の姿をドット絵で編まれており、ちょうど真ん中のところには、ニヤッと笑うウェイアーの似顔絵が編まれていた。


プンネはどうですか?ときくと、ウェイアーは満面の泣き顔で


ウェイアー「ありがどぉなぁ。うれしいよ。」


プンネは照れながら笑うと、疲れがピークに達したのか、ガクッと倒れそうになる。

すぐさまウェイアーがプンネを支えてそのまま寝室に運んだ。


プンネが寝ていることを確認すると少し頭を撫でて部屋を出る。


ウェイアー「こんな素晴らしいものを編んでくれるとはな。まさか1発目でいきなり適正職がみつかったか?、、、ん?なんだ?」


ウェイアーは先程プンネが待っていた場所まで戻ると

そこには折り畳まれたタオルがさらに2つ置いてあった。

そしてメモ書きが置かれている。


【他のイラストのタオルも作ってみました。好きな時に使用してください。プンネ】


2回攻撃を喰らったかのような衝撃が胸に走ったウェイアーはもっとプンネを愛してやろうと心に決めたのであった。


〜丸一日たったその夜〜


プンネが起きてくるとウェイアーは腕を組んで椅子に座りプンネを待っていた。


プンネは慌てて対面の椅子に座る。


ウェイアー「プンネよ。お前の頑張りと気持ちは大いに受け取った。ありがとう。だがな。倒れるまで作業をしては意味がないだろう。そこは反省しなさい。」


プンネは小さく『はい。ごめんなさい。』と呟きシュンとする。


ウェイアーは少しため息をつくと、次の適正テストを告げた。


ウェイアー「次のテストは接客・販売だ。お前がタオルの編み方を学ぶ時に行った雑貨屋を覚えているか?あそこで1週間働いてもらう。審査員はあの雑貨屋の店長だ。いいな?」


プンネは覚悟を決めた表情で『はい!』といい、ここで話は終わって晩御飯を食べた。


〜翌朝〜


プンネは支度を終わらせてウェイアーに

『では!いってきます!』

と言って雑貨屋へ向かった。


ウェイアーも『頑張れよ!でも頑張りすぎるなよ!』と声をかけながらプンネを見送った。



これからプンネの職業適正テスト[接客・販売]が始まるのであった。


#1 プンネという少女とウェイアーという男 END


〜次回予告〜

どんどん職業適正テストをうけていくプンネ。

次なる試練は接客・販売。

はたしてどんな困難が待ち受けているのか。

そしてその次のテストの内容とは!?

閲覧ありがとうございます。

これから職業適正テストふたつ目がはじまります。

3つ目4つ目とすすんでいきますが

どこかで本格的に冒険&バトルの本線にのっていきますので、お楽しみに!

(´∀`=)

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