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二つの宇宙(せかい)  作者: 三富三二
28/29

-スワイズ小惑星帯沖宙戦2/4-

お久しぶりです。

統一歴176年9月8日 小惑星帯外縁部


この空域では星空率いる中隊と、帝国軍BA(バトルアーマー)との戦闘が行われていた。機雷を投下したものの敵の数は思いのほか少なくなっておらず。それどころかどこからか別の方角から増援が現れたのだ。


「まだ来のるか」

『中隊長こいつら部隊章が違う、別の奴らだ』


作戦開始から既に1時間以上たっている。さすがの星空にも疲労を感じていた。しかし気を抜いている場合ではない。

正面のディスプレイには弾薬の残りが少ないと警告を促すメッセージが映し出されていた。同時に燃料の残量も心もとない、これ以上は戦闘は難しい。

しかし、もうすでに到着しているはずの第18特務艦隊はワープゲートを通りこちら側へは来ていない、機関の不調ならまだいいが。もしも向こう側でも戦闘が行われているのであれば、こちら側へワープすることは難しいだろう。その場合戦力を分断されそのまま全滅もあり得る。だが、向こう側に居るのは新造の戦艦だ。しかも星空たちの乗る戦艦と空母の能力を持つイチキシマの原型で、純粋な戦艦である。生半可な攻撃で足止めできるものでは無い。


「これ以上はキツいか」


苦肉の策がだ星空は撃墜され見方機の近くに漂っていた。型式の違う、アサルトライフルを型どったタイプを回収し、ついでにマガジンも補充。それらをバックパック上部のウェポンラッチに載せる。撃破された機体の武器は破損してる可能性が高いからあまり使うことは推奨されない。しかし、これで少しは長引かせることが出来る。


『イチキシマの方から増援はよこせないんですか!!!』


部下からの通信だ。


「今少し持ちこたえろ!ここを守らないイチキシマの方がやられる。それに向こうは向こうで手一杯だこっちに増援を送る余裕なんざない」


星空たちが引くとイチキシマヒメが前から戦艦に、後ろからはBA(バトルアーマー)に挟まれる構図が生まれてしまう。いかに対空砲が充実した(ふね)と言えどこの数相手では、いとも容易く沈められるだろう。


『18特務はまだなのか。くそっ、右腕がイカレやがった』


悪態を着いていた機体に命中弾。

さすがにこれ以上の戦闘は不可能だった。部隊全体の損耗が激しすぎた。近接型(アタッカー)防御型(タンク)支援型(スナイパー)の3部隊共に残弾も尽きかけている。騙し騙しで戦闘を続けていた。

星空は敵機を照準に捉え引き金を引く、数発光の玉が放たれる。数発がエンジンノズルへ命中し敵機は火を噴きながら小惑星に激突した。


「嫌だが使うか」


今の射撃で星空の使っていたマシンガンの弾が切れた。さっき拾った物に切り替える。

星空の使っているモデルとは違い、速射性と弾持ちをメインに考えられたものなのであまり集弾性が高い訳では無い。


敵の数は減る様子がない、星空たちの残弾が少ないせいで確実に落とせるタイミングでないと撃墜していないからだ。残弾に余裕があれば牽制しつつ隙を見て近接戦闘に持っていくが今は牽制に使っているとすぐに弾切れになる。故に星空は中距離戦を強いられることとなっていた。


「ちっ、ズレれる。全然弾道が違いすぎる」


いつも使っていたものと特性の違う弾道に苦戦してた。弾のばらつき具合が決定的に違いすぎる。おそらく射撃の反動が大きいからだ。いつもより弾のばらけ具合が広かった。


『ピー!!!ピー!!!』


機内にロックオン警報が鳴り響いた。


「まずい...!!!」


敵が星空を完全に捉えていた。機首から3発のミサイルが射出される。直撃コースだ。すぐさま回避行動をとる。チャフは既に使い切っている。残る手段は、


「これならどうだ!!!」


機体を反転させ、腰に装備した粒子刀を敵に向け投げつけ、側頭部の30mmバルカン砲をばらまく。ばらまかれた弾は粒子刀へ命中し内蔵された、圧縮粒子を周辺へばらまいた。それに、ミサイルが巻き込まれ全弾撃墜した。同時に敵機はそれを急旋回で回避した。その時速度が急激に低下する、星空は粒子そのタイミングを逃さなかった。地球の機体は赤熱化した粒子のダメージを受けないそれを利用し、ばらまかれた圧縮粒子の中を通り敵機に接近し、最後はコックピットブロックを粒子刀で貫いた。

粒子刀を抜きすぐさま距離をとる。その後、敵機はものの数秒で炎に包まれた。


その時だ、1つ光が見えた。

白に淡い青がかった光だ。

そう、それはワークゲートからワープアウトをした時に放たれる光だ。

『星空、18特務のワープアウト確認!』

(リン)からの通信が入る。

星空も遠目ながら艦影を望遠カメラにて確認した。

「よし、確認した。...こちらイチキシマヒのローレム隊所属3415機。現在敵と交戦中直ちに救援と補給コンテナを要請する。」

『こちらアルテミス要請を受領し、増援を送るあと少し耐えてくれ』

「3415了解した。...お前らあと少し耐えろアルテミスのとこから増援だ」

程なくして増援のBB部隊、77(ダブルセブン)BB戦術中隊と第180(ワンエイティー)BB戦術部隊が現れた。星空達中隊は彼らと入れ替わるように戦域を離脱した。戦闘継続が不可能なまで破損した機体はそのまま後続のタケシマへ向かい、残りは補給コンテナより武器、弾薬、燃料を補給を完了次第。アルテミスと共にイチキシマヒメの元へ向かい支援を行う。


「1小隊づつ補給をしろ2小隊で周囲を警戒する。補給のうちに小休憩を取って、今のうちに戦闘食(ダンボール)でも腹に入れとけ」


そう言って補給コンテナの周りに2小隊が警戒している間に1小隊が補給を行う。


補給を済ませた星空たちは、アルテミス所属のワンエイティーと共にイチキシマヒメの増援へ向かった。


「中隊、変針。艦隊の支援に向かう。反撃の時間だ。奴らに目にもんみせるぞ」

『了解!!!』

この時の返事に疲弊の色をした声音はなかった。

改めまして。

皆様お久しぶりです。

三富三二です。

最終更新日1月5日より5ヶ月程の月日が流れました。今日まで長期間投稿できなかったこと申し訳ございません。

進級や国家試験、乗船での出港などにより執筆が困難になっていた事が主な要因ですね。近々また出港、国家試験が控えていることもあり、7月に投稿できるかは不明です。

今回投稿分は6月投稿分とさせてください。


さて、最近は寒暖差の激しい季節になりましたね。自分は暑さに弱いので、そろそろ少ししんどい時期になってきます。さあ、今年は脱水症にならないことを願って。


本日はここまで。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。今後とも少しづつではありますが投稿は続けていくつもりなので、どうぞよろしくお願い致します。


それではまたいつかノシ


制作時BGM 幽閉サテライト「揺れる恋心」

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