-プロローグ-
初めての挑戦なのでおかしな点が多いと思いますが。
何卒よろしくお願いします
-ある星空の見える丘にて-
丘の上の少年と少女の間に涼しい風がなれていく。夏と言ってもこの時期になると夜中は冷える。
美しい星が夜空を埋め尽くす中、満天の星空の下で彼女は語りかけてきた。
「ねえ...星空はさ、もしもこの先、地球外生命体が攻めてきたらどうする?」
最初は急になにを言い出すのかと焦ったがすぐに冗談だろうと思いこう返した。
「俺は、軍学校の人間だ協商国民が危険にさらされるのなら、俺はその地球外生命体とやらと戦う事になるだろうな」
答えを聞いた途端彼女は俯き、なにか決心したように顔をあげた、だがその顔は少し悲しそうな顔だった。今すぐにでも泣き出しそうな程に、それを堪えるのにしている、そういう風に星空の目には写った。
「私...、星空に伝えたいことがあるの」
「なんだ、相談とかなら聞くぞ」
と言ったものの星空本人にできることなど限られているのだが。しかし、彼女の力になりたいという気持ちが大きいから、大抵の事は解決するように努力するだろう。
「あのね...、私、ずっと星空のことが、す...、好きだったの」
この告白に星空は動揺を隠しきれないでいた。しかし、星空は後に続いた言葉を聞いて、どうしてもそれを受け入れらなかった。
「だからね、国を軍を捨てて私と来て、遠いところに行こうよ」
彼女は目に涙を浮かべながら今にも消えそうな笑顔をこちらに向けていた。おそらく彼女も星空がどう答えるか察しがついてるのだろう。
「すまない。気持ちは嬉しい、俺もお前のことが好きだ、だがな俺にはやらなくちゃならないことがあるんだ、すまない」
その答えを聞いて彼女は「そう」とだけ答えるとそのまま星空を置いて森の方へと歩んで行った。
去り際に「そういう真っ直ぐなところ...」と、その先は聞き取れなかった。
その日を境に彼女の姿を見ることはなくなってしまった。今、思えばあれが最初の恋だった。いつも会ってたあの丘へ赴いても彼女はいなかった。どこに住んでいるかぐらい聞いていれば会えるかもしれないが、そんなことを今頃考えても、もう手遅れである。
10年たった今でも彼女のことを思い出す。
「元気にしてるのかなエマのやつ」
今日も彼女はどこかで、この大きな宇宙を見ているのかもしれない。
初めまして三富三二です。
書いてみたくて書いてみました。
おかしな点誤字等ございましたら
コメントなどで教え頂けると嬉しく思います。