第5話 竜
投稿遅れてすいません。
あれからオレは、この園の探索を続けたが、ここで出現するモンスターのレベルが尋常じゃない程高いことが分かった。
最初の小鬼に対して使った戦法を行使して、何とか勝てたが、流石に二体以上が同時に来られた時は焦った。
全くもって、心臓に悪い地帯である。
そんなモンスターを倒している内に、オレもレベルが上がり、この世界に来て1日目とは思えない程となっている。
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名前 フロー・ミステル
種族 人族
年齢 12歳
職業 錬金術師Lv99(MAX)
Lv68
HP 900/900
MP 900/900
STR 230
VIT 230
INT 230
MGR 230
AGI 230
DEX 230
LUK 230
ステータスポイント 0p
スキル
弓術Lv4
風属性魔術Lv2
魔力操作Lv1 NEW
精霊契約Lv1 NEW
錬金術Lv1
調合Lv1
鍛治Lv1
木工Lv1
裁縫Lv1
魔術道具作成Lv1
アクティブスキル
閃光Lv1 NEW
ユニークスキル
経験値10倍Lvー
必要経験値1/10Lvー
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こんなにレベルが上がっているのだが、モンスターには攻撃を1撃だけ耐えられるといった所だ。ミデンなんかは少しだが、戦えるようになっている。
ミデンのステータスの上がり形だが、1レベル上がる毎に全体的に10%上がっているので、オレより伸び率は多い。けれどオレの方がレベルが上がるのは速いので、ミデンを追い抜くのも時間の問題だろう。
氷大狼もミデン程ではないが、強くなり援護を十分に出来るようになっている。
ちなみに、新しく増えているスキルだが、ガチャで出たスキルを使用して獲得した。自動的に獲得されると思っていたのだが、ストレージにアイテムとして入っている事に気付き、急ぎ獲得した。
そんな事がありつつも、北に一直線に進んでいる訳だが、先程からモンスターが強くなってきている。もしかしたら、園の奥深くに潜り込んでいるのではと言って懸念が消えない。
そして、モンスターに出会わないようにMAPを良く見ながら進んで行った訳だが、各が違うモンスターをとうとう見つけてしまった。
竜、人類の恐怖の象徴とされる竜だ。見つけた竜は、全身を漆黒の鱗に包み、凶悪な牙を光らせている。
今は遠くの茂みに隠れて姿を確認しているが、此処からでも伝わる圧倒的なまでの威圧感。
だが、その奥には草原がMAPに写っている。此処を通らなければ、草原につくのが遠回りになってしまう。
それを取っても、ここは回り道をするべきだろう。
結局、オレ逹は氷大狼に跨がり、竜からは数km離れた場所から草原を目指す事にした。
それから、順調に進んで行ったのだが、草原目前で厄介なモンスターが出て来てしまった。。
それは自爆昆虫。このモンスターは人間の大人の頭くらいの大きさで、敵を見つけると飛び付き名前の通り自爆すると言う厄介な性質を持っている。そして、こいつらは群れで行動している。
1匹見つけると、30匹以上はいる。今はそいつらに攻撃を受けてしまった。
そのステータスとは……。
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名前 なし
種族 自爆昆虫
年齢 5歳
職業 爆裂魔術師Lv42
Lv159
HP 40/40
MP 50800/50800
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こいつらはMPの総量で自爆の威力が決まるので、HPが低い代わりにMPがやけに高い。
だが、そのお陰でオレの攻撃でも手軽に倒せるので、間合いに気を付ければ良い経験値となるのだが、今はタイミングが悪い。
オレ逹が戦っていた暗黒大鬼に、背後から飛び付き自爆してしまった。『飛翔』で攻撃していたミデンは無事だったのだが、爆発した分大きな音が鳴り響いた。
その音は竜の耳に届き、此方に呼び寄せる原因となった。
MAPで高速で近付いてくる敵表示を目に、急いで森の中に走る。だが、間に合うことは無かった。
空から網膜の張られた翼を広げながら降り立った竜は、口から漆黒のブレスを吐き出し、向かっていた森との間に崖と言う境界線を作る。
こうされては逃げ出す事は出来ない。仕方なく戦闘する事にしたオレ逹だが、戦力を確認するために、竜の簡易ステータスを確認する。
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名前 ヴォルティカス
種族 覇王竜
年齢 34587歳
職業 聖魔拳闘士Lv99(MAX)
Lv4568
HP 839620/839620
MP 518430/538830
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これは、勝てるかどうか分からないな。逃げられれば最善だろう。
今此処に、竜との戦いの火蓋が切られる。
そういえば年号、令和になりましたね。