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CANNING

作者: Shigi

誤字脱字などなどコメントよろしくお願いします!

クソックソッ

隣のあいつがいなくなった


これで何回目だ


誰がやったかはわかってる

やつだやつだやつのせいだ

わかりきっているのに


私は手を出すことができない


こんな私がもどかしいもどかしいもどかしい


私はここで起こった事件の証人だ


なのになのになのに


証言することはできない


こんな私の体が辛い辛い辛い


きっとやつはあいつの体を切り裂いて体の中身をぶちまけて幸せそうに喜んでいる


私が私が私が言ってやりたい


なのに私は声が出せない


まただ


またいなくなった


今度は私の上の住人だ


またやつだまたやつだ


またやつは鋭利な刃物で頭をくり抜き味噌を飲み干し狂ったような笑みを浮かべながら誰かと盃を交わしていることだろう


やつは分かっているのだろうか


お前の命はどれだけの犠牲の上にあるかということを


またかまたなのか


もう辛い


いっそ一思いに殺ってくれ


もう仲間が消えていくのを感じるのはもう勘弁だ


こうやっているだけで想像してしまう


仲間がどのような目に遭って

どんなふうに消えていったかを


やつは悪魔だ

私たちを食い散らす悪魔だ


またか


おそらく次は私の番だ


ここで言っておかなければ一生言えないだろう


私は





缶詰だ

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