雷雨がくる、ということ
「_____と、いうわけで、俺と渡は幼稚園の頃に一度会ってたってわけだ」
「なるほど、そういうわけだったのですか!いや〜、まさかあの時の幼女のおっぱいがここまで成長してたなんて・・・・」
「お、おっぱいから離れろ!!・・・俺も気にしてるんだよ」
「そうなんですか?素晴らしいモノじゃないですか」
「だって・・・変だろ?おとこっぽいのに、その、お、おっぱいだけ大きいってのも」
「はあぁ!?!?そんなことありません!!!!!そのおっぱいは全宇宙に誇るべきです!!!たとえ神が認めなくても僕が認めます!!畑さん!!あなたのおっぱいはスハラッシシイイィ!!!!」
「お、おぅ、あ、ありがとう・・・( 僕は認める、かぁ・・・・う、嬉しいこと言ってくれるじゃねーか)」
「なので触らせてください」
「台無しじゃばかやろうー!!!!」
しょんぼりしたり照れたり起こったり
忙しい人だな・・・と、飛んでくるチョキに目をつむりながら僕は思った
「そ、その、や、やってやるよ」
「いえ!そんな悪いですから!」
「で、でもせっかくだし、いいよ?・・・・」
「初日なんですし、大丈夫ですから!」
「お、俺がやりたいんだよ・・・なぁ、いいだろ?」
そう言って赤い顔を僕に近づけてきて、手を握られた
「皿洗い代わってやるからゆっくりしろって!」
「畑さんこそテレビでも見てゆっくりしててください!!」
騒がしい食事も終わり、僕が片付けをしようとしたら畑さんが変わると言ってくれた
しかし畑さんはお客さん。お客さんに皿洗いをさせて自分はゆっくりするなんて、紳士として許されざることだ
畑さんもブーブー言ってたものの、最終的には「明日はやるからな!」ということで決着がついた
意外にそういうところ気にするんだな、と思って、結局テレビに釘付けな畑さんを横目に片付けを再開するのであった
「お風呂沸きましたけど、入ります?」
片付けが終わって、ソファーでごろごろしながらデレビを見てる畑さんに声をかける
言うまでもないが仰向けなのにおっぱいは自己主張激しく、非常に眼福な光景だった
首だけこちらに向けて返事をする
ああ、またおっぱいが形を変えて・・・・
「そうだな、シャワーだけだとなんか気持ち悪いし、騒いでまた汗かいちまったから入ってくるよ」
と、言ってからジトーっと僕を睨みつけてくる
「・・・・覗くなよ?」
「保証はしませ」
「覗くなよ?」
「・・・・・はい」
威圧感に負けて頷くしかない僕であった。
無論、その後堂々と風呂場のドアを開けるものの、予測されていたのかさっきよりも早く頭から洗濯機に突っ込むことになった。合掌。
「いやー、スッキリスッキリ」
畑さんが風呂から上がってから僕も入り、そしてあがった。
リビングキッチンへ行き、冷蔵庫から水を取り出してコップに注ごうとして、ふと、外の雨脚が強くなってることに気づく
「そういえば今日雷雨らしいですね・・・」
畑さんと昔話をしたせいか、自分が子供の頃雷が苦手だった頃を思い出した
今ではなんともないが、怖くてよく衣澄姉さんと一緒に寝たものだ
「そういえば、明日衣澄姉さんが来るんでした・・・・・・・アフリカまで逃げれば大丈夫ですかね」
いや、無理だろうと考えなおす
衣澄姉さんは僕がどこにいても追いかけてきて説教を垂れる
思い出して憂鬱になりながら2階へあがった
畑さんに明日衣澄姉さんが来ることを話そうかと思ったが、時刻はもう11時半。
さすがに寝てるか、とスルーして自分の部屋へ向かった
ベッドに入り、電気を消して薄いタオルケットをかけた瞬間、ピカッッ!と空が輝き、次の瞬間轟音が轟いた
近いな、と思いつつ、眠くてだんだん目が閉じられ・・・
「ん?」
今部屋のドアが開いたような・・・気のせいだろうか
よし、寝よう、と目をつぶった途端、また轟音。その瞬間
「キャアアアアアアアアア!!!!!!!」
「ギャアアアアアアアアア!!!!!!!」
ドアが勢い良く開けられ、何者かが入ってきた
思わず悲鳴をあげるが、腹部に衝撃を感じて「アアア!!!!!!!グフッ」と変な声が出てしまった
お腹に抱きついている小さい物体をよく見ると・・・・
「どうしたんですか?畑さん」
「・・・タックルの練習だ」
ガタガタ震える畑さんが僕をぎゅっとキツく抱きしめていた。