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俺系娘に死ぬほど愛されて眠れない  作者: 海藤進
第一章 俺系娘現る
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委員長をいじる、ということ

この世には二種類の人間がいる。




エロが平気な人間と




エロが苦手な人間だ。




そして今、クマちゃん柄の筆箱を使ってプロテニサービックリのフォームで僕の頭を振りぬいた彼女、クラス委員長の『北野詩織』は間違いなく後者だろう。




「いきなり何をするんですか!!!」




「何をするんですかじゃないわよ!わ、わたしのむ、むむむむむ胸をぎょ、凝視して気持ち悪い笑みを浮かべていたじゃない!」




「気持ち悪いとはなんですか!!ミロのヴィーナスの様に均整のとれた芸術的おっぱいを間近で見れる折角のチャンスに目に焼き付けることの何が気持ちグフォッ」




振りぬかれたクマちゃん筆箱が裏拳で再び僕のこめかみを振りぬいた




「黙りなさいよ変態!ま、前から思ってたけどよく女の子にそんなこと言えるわね!」




「紳士ですから」




「全世界の紳士に謝りなさい!今ここで命を絶って謝罪しなさい!」




「では死ぬ前におっぱいを触らせてくださ」




「死いいいいねえええええええ!!!」






僕が最後に見た景色は、真っ赤な顔をして僕の脳天にクマちゃん筆箱を振り下ろす、北野詩織のおっぱいだった・・・






北野詩織



先程も言ったとおり、僕の所属する2年E組のクラス委員長であり、平安時代から続く名家の娘でもある。



腰まで垂れた黒い艶の髪に白い簪をつけ、スラッとしている様はまさに大和撫子だが、胸部に付いている特大大和饅頭はとても慎ましやかな日本人のものではない。



その容姿に加えて成績優秀、スポーツ万能という典型的なチートキャラであるが、男性のことが苦手らしく、いつも女子と喋っているため百合と噂されることが多い。



そんな彼女が何故僕に(力の)コミュニケーションをとってくれているのか、話せば長くなるので今は置いておこう。



「はぁ、羽田君はもっと大人しい人だと思ってたのに・・・・」



「僕は最初から北野さんのことをおっぱいが大人らしい人だと思っていましたよ?」



「ほ、ホントに静かにしなさい!!」



うーん、やっぱり北野さんは弄りがいがあるなぁ



「早く終わらせて帰りたいのよ。手伝ってくれたのはありがたいけど、手を動かしてくれないかしら?」



「そう言いましてもねぇ・・・学年通信なんて先生が作るものでしょう?どうして生徒が作るんですか・・」



「宇都美先生も忙しいのよ。さっきも教頭先生に怒られていたようだし」



「中学生先生は相変わらずですね」



宇都美先生とは僕達のクラス担任なのだが、その中学生クサイ容姿と言動から『中学生先生』と呼ばれている。



「そうね・・・・・っと、こっちは終わったわよ。そっちはどう?」



「こちらはあと少しです・・・・・・終わりました。」



「お疲れ様、それじゃあ帰りましょうか」



「そうしましょう、お疲れ様でした」



教室の時計を見ると、既に5時を過ぎていた。連絡もしていないし、そろそろ帰らないとマズイだろう。



と、思って再び北野さんの方を向くと、何やら下を向いてモジモジしている



「どうかしましたか?」



「あ、うん、あの、その、」



「まさかトイレですか!!よろしければ僕も一緒にグホウエップ!」



「ち、ちち違うわよ!!怒るわよ!!!」



「クマちゃん筆箱でみぞおち正拳突きしてから言わないでください。あとどれだけその筆箱強いんですか」



「そんなことはどうでもいいの!!で!その、あの、」



また下を向いてモジモジしてしまった。トイレじゃないとしたら・・・・なんだろう?




「その、ね?こ、この後暇、だったりするかしら?」



「エロ本読むので忙しいです」



「ひ、暇なのね、暇ということね・・・」



「聞いてます?エロ本読むのでいそグヘラップッポフェ」



だからクマちゃん筆箱を無双させないでほしい



「良かったらい、い、い、い、」



「い?」



「い、い、い、っ、しょに、か、かかか」


ガラララ!!



「おや、まだ残っていたのかい?・・・いや、残された堕天使か」



「あ、先生!学年通信作り終わったのでもう帰りますよ」


「任せてしまって済まなかった、いやなに、真紅の悪魔大元帥きょうとうせんせいがしぶとくてね、手こずってしまったよ」



「先生ロリなんですから無茶しないでくださいね?」



「ハハハ!!・・・・ぶち○すぞ?」



「さ、帰りましょうか委員長」



「え!?あ、う、うん」



「気をつけて帰れよ、悪魔の目がいつ襲ってくるかわからんからな」



「ど、どうも・・」



悪魔の目・・・そういえば今日も雨が降るとか言ってたっけ、もう7月なのになぁ・・・



やはり胸の無いロリの相手は疲れる。



ともかくさっさとこの場を離れようと委員長を引っ張って教室を出た





その後、不意に僕に手を繋がれたことによって混乱した委員長にボコボコにされるのだが、いい加減殴られすぎなので割愛する。

と、言う訳で典型的なツンデレ巨乳清楚系大和撫子お嬢様クラス委員長の北野詩織ちゃんでした


暴力系でいじらしいところもありますが、どんどんかわいくなっていく予定ですので、楽しみにしていてください

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