おっぱいがコンプレックスということ
「うーん!たくさん買ったわ!!」
「悪いな渡、荷物持ちさせちまって」
「いえいえ、男として、紳士として当然のことですよ・・・・・ただ何故下着を選ばせてくれなかったのか残念ですが」
「あの後散々胸元の開いた服とか異様に丈の短いスカート薦めた人に下着なんて選ばせるわけ無いでしょう?」
「鼻息荒くしてたしな。紳士が聞いて呆れるぜ」
「フ○テレビの建物にある丸くらい大きいおっぱいの持ち主のブラを選ぶことに興奮して何が悪いんですか!!!」
「開き直らないでよ!!あとそんなに大きくないわよ!!!・・・でもそうよね、同学年の女の子って、皆こんなに大きくないものね」
胸に手を当てて残念そうに言う北野さん
手にあたった胸がポヨンと揺れる
「ホントだよなー。この身長だし、もっと小さければよかった」
同じようにポヨンと揺れる畑パイ
「わたしなんて背も変に高いし、発散場所がないわよ・・・」
こ、この人達は・・・・
お店の外でそんな話をするなんて、よっぽど嫉妬に狂った女性達に殺されたいのだろうか
「お二人共そのままのおっぱいでいいのですよ!!!!!次そんなこと言ったらみっちり3時間夜の保健室で(性的に)お説教しますからね!!!」
「なんでキレてんだよ」
「せ、性的になんて・・・へ、変態!!」
「紳士として当然のことを言ったまでです!!!おっぱいの代弁者として!!」
「お、おおおおっぱいおっぱいうるさいわよ!!ホントに黙り」
「お 客 様 ? お店の前でお っ ぱ いなどと叫ばれるのは他のお客様に大 変 迷 惑ですので、どうぞとっととしnお 帰 り く だ さ い ?」
般若のような顔をした女性店員に注意され、我に返って周りを見ると物凄い注目を浴びていた
「「「す、すいませんでしたー!!」」」
あの店員さん、おっぱい小さかったな・・・・・
「まったく、酷い目に遭いましたね」
「誰のせいよ!!」
「北野さん」
「どう考えても私じゃないでしょう!?」
逃げてきた先、商店街をさらに進んだところにある公園で一休み
噴水が名所のやや大きな公園。その噴水の前のベンチで騒ぎ合う僕と北野さん
人より小柄な畑さんは完全に体力が尽きてベンチでのびてしまっている
「お、お、お前ら、ハァ、う、うるさい、ハァ、んだよ、ゼェ、お、おかげで、ハァ、俺まで、ゲフッ、巻き込まれたじゃねぇか、ハァ」
「エロいですねその言い方!!グッジョブ!!」
真っ白になっている畑さんに親指を突き出す
「反省する気ないわよね・・・」
ジトーっと北野さんに見られるけど興奮するだけだ
「そ、そんなに見つめられたら感じてしまいます・・・」
「ふんっ!!」
「ちょ、噴水に突き落とすのはダメですってあっぶな!!あっぶな!!」
間一髪。何かに捕まって噴水には落ちなかった
「ふぅ、こんなところにゴムボールが2つもあって助かりました」
「な、な、か、な、な、な、な、な、な、な、な」
「な?」
ふと水面から北野さんに視線を戻す
顔が大変赤い
視線を下げる
僕の手が
おっぱいを
掴ん
「なにしてんのよーー!!!!!」
どこから取り出したのか
クマさん柄の可愛らしい筆箱に吹き飛ばされ
意識も体も、噴水の底へと沈んでいった