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俺系娘に死ぬほど愛されて眠れない  作者: 海藤進
第一章 俺系娘現る
11/30

嵐の夜が過ぎる、ということ

「うううぅ・・・・」


「まだダメですか?」


「む、無理だろ・・・ほらまた光ったーー!!!」




ドタバタしつつ、僕達はベッドの中へ


畑さんは相変わらず僕のお腹に抱きついたままだ



そんなに抱き心地いいのかな、と思う



僕自身痩せ型なので抱いてても気持ちよくはないはずだけどね



「ううううう・・・・」


「はぁ、まさか畑さんがここまで雷嫌いとは・・・」


「な、なんだよ悪いかよ!!・・・・・怖いんだもん、しょうがないだろ・・・・」


「参りましたね・・・」



畑さんはすっかり怖がってしまい、全然寝付けそうにない




少し恥ずかしいが、僕が衣澄姉さんにやってもらったことをしてみる



これをやると僕はすぐに寝付けたものだ




「・・・・んっ・・・わたる・・・・?」


「大丈夫です、寝て、起きたら朝です。明日の朝・・・・いえ、今日の朝は快晴の予報ですから、寝てしまいましょう?」



雷の音が聞こえないように畑さんの頭をやや強く抱きしめ、光が入らないように僕の胸元へ抱き寄せる。



ここで「ヒャッフーーーッ!!!おっぱいサイコーだぜえええぇ!!!!」と叫ぶのは三流の変態だ。



勿論、僕も叫びたいが、一流の紳士としてここは一切心に波を立ててはいけない。



平常心、おっぱい、平常心、おっぱい、平常心




へ、平常心・・・・・・




「んふっ・・・・わたる・・・」


くすぐったそうに畑さんが僕を見上げる


「どうかしましたか?」




「・・・・・ありがと」





「・・・ええ、おやすみなさい」



「うん・・・おやす・・・・み・・・・」



畑さんの安らかな寝顔は、僕が平常心を保てたご褒美と受け取っておこう。

1日で書き溜めも無しに11話連続投稿でした


さすがに疲れた


少し投稿間隔がバラバラになるかもしれませんが、皆さんの感想によっては頑張ります


どうぞ、叱咤激励グチダメだしおっぱい


なんでもどうぞ

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