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3話 前日

思いつくうちにバンバンかこー

夕方のギルドは朝とは違いガヤガヤとにぎやかだ

どれも依頼を達成して仲間同士で宴を上げ酒のにおいがする。


「おっ、ジークじゃねーかぁ!こいっ、テメ-も飲め」

「わりぃな、おれ明日がんばるから今日はカンベン」

「なにぃ、お前ほどの奴が頑張るなんてでけー仕事あったっけか?」

「んにゃ、今から見つけんの」


んだそりゃ、とガハハとわらって男は元の位置にもどって行った



「また来たぜティーナちゃん、さっそくだけど依頼表見してくんない?」

「今からですか?さすがにちょっと遅いんじゃ…」

「違う違う、明日する分。今のうち決めておこうと思って」

「わかりました。…はいっ、これが今日の依頼表です」

んー、どれどれぇ………。

「……ない」

「えっと、どんなのが希望ですか?」


悩んでるのを察したのか尋ねられた


「いやぁね、最近おれの剣ダメにしたからこれを機に買い替えようとおもってね」


 すこしでも高い依頼がないかなと…


「そうですねぇ……。最近はそういった被害や魔物は出ていませんし…、んー…」


しばし悩むティーナちゃん。

時間はたっぷりあるのだが少し冷や汗をかく俺、理由は簡単、後ろのみんなが怖い……

この辺の野郎は皆ティーナちゃんのファンであるため此処に長居するとやっかいなことになる。

そんなことを考えていると「あった」と嬉しそうな声がした。


「ちょうどいいのがあったんです。はい(ニコッ)」後ろで“ふぉぉおおおお!!!”と声が上がるが無視

「んー、なになにぃ……へぇ、こりゃあ良い。内容は護衛で…あれっ、目的地書いてねーじゃん」

「あっ、本当ですね。これ、ついさっき依頼されたものだったんです」

「どんな人?」

「真っ黒な人でした」あっ、それ見た…

「へー」

「はい(二コッ)」後ろで“ふぉ…省略

「よし決定っ」

「わかりました」


近くで聞いていた人は(いや、いいんかいっ!?)と頭でツッコんだだろう


「護衛の数は4人と書いてあるけど…」

「はい、こちらで選んでおきますね」


この子にかかれば2秒で此処にいる大半が名乗りを上げるだろうな……


「じゃあよろしく頼むよ」



用がすみ明日に備えるためにあとを離れるとでてすぐに、

“はいっ!!俺行きますっ”“おれもだっ!!”“テメ-はすっ込んでろっ”……


(……誰が来るんだろ)

まだあと少しです…

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