アースランドと幸せな時間
ノベルゲーム「刻印が重なるまで」の前日譚です。
詳しくはゲーム触ってくれると嬉しいです。
ちょくちょく書き足したりしてます。
ネタバレになるのでゲーム本編後に見ることを推奨します。
何もない休日。幸せだった時間。
「…早く起きないかな。」
時計を見ると11時を過ぎており、アースランドの眠るベッドの隣に冥途天狐は座っている。今日は二人でお出かけをする予定で天狐は楽しみにしていた。しかしながら相変わらず寝顔がかわいくて、つい眺めたくなる。だけどこれ以上はさすがに寝坊助なので体ゆすって起こす。
「朝ですよ。起きてくださいアースランド様。」
「…ん、天狐ちゃん?どうしたの?」
「…もう11時ですよ?今日お出かけすると言ってたじゃないですか。」
「あっ、ごめん!!!寝坊しちゃった!起こしてくれありがとう!」
アースランドはベッドから飛び起き急いで支度を始める。
起きてくれたようで嬉しい。
「はい、外で待ってますね。ゆっくりでいいですよ。」
アースランドの支度が済み、二人は街に出かけた。
「ごめんね!もっと早く起こしてくれてもいいのに…。」
「いえ、日頃からお疲れでしょうしあの位は寝てもいいかと思います。」
寝顔が可愛くてつい眺めてしまったとは言わない。そんなことを言ったらまた揶揄われるだけだ。
「そっか、でも。天狐ちゃんのほうが働いてるよね?」
「私はただの付き人ですよ、ただそばにいるだけなので何もしていないですよ。」
「そう?話は変わるけど今日は何したい?」
「え、アースランド様の行きたいところに行くのでは?」
「うーん、何も決めてないよ?ただ一緒にどこか行きたかっただけ!」
「それならパフェ食べたいです!お昼だからちょうどいいかなって…。」
「いいね!あーんしてあげるよ、食いしん坊な狐さんに。」
「じ、自分で食べられますよ!」
「うんうん、照れちゃって可愛いね!」
「頭を撫でなくていいですから!!!」
イチャイチャしながらも、二人はパフェを食べに行った。
メニューには沢山の種類のパフェがある。イチゴパフェにバナナパフェ。
他にもいろいろ、何にしようか迷うな。もちろんメロンパフェもお忘れなく存在している。
「いっぱい種類があるね。何にしようかな?天狐ちゃんは決めた?」
「ええと、色々食べたいのでこのミックスジャンボパフェでも食べようかと。」
「じゃあ二人でそれにしよっか!ここのお店たしかボリュームがあるって聞いたから。二人でちょうどいいかも。」
「そうなんですか?じゃあそれにしましょう!」
(ふふ、可愛い♪)
二人はメニューを注文し、到着を待つ。
「お待たせしました!ミックスジャンボパフェです!」
注文していたパフェが届いたようだ。しかし見ると予想より大きい。
「こ、このサイズは。」
「うん、想像以上だね…。」
いちご、キウイフルーツ、バナナ、メロン、マンゴー、ブドウ。色々乗っている。
チョコレートソースやフレークもついており、おいしそう。
総重量は四キロほどだろうか…。
「...天狐ちゃん食べられそう?」
「一人で食べられる量なのでアースランド様は好きに食べていいですよ。残ったら私が全部食べますから。」
「それは心強いね!」
「はい、早速食べましょうか。」
「うん!はい、あーん。」
「だから自分で食べられますよ!?」
一口目でスプーンであーんをしてくる。しかもスプーンがでかい、これカレー用じゃないの?仕方なく頬張り口の中に入れる。
「…しょうがないですね。ん、美味しいです。」
口の中に生クリームとスポンジケーキがありショートケーキを食べているようだ、しかもこの濃厚な生クリーム、自家製だ。
カスタードクリームもある、あとで食べよう。
「よかった!でも口回りクリームたくさんついてるよ?ちょっと待ってね。」
アースランドに口を拭いてもらい、今度は自分の手で食べ始める。
「わぁ、この果物も美味しいね!」
「はい、本当に美味しいです。果物も甘くてとてもジューシーです。」
二人はどんどん食べ進み、いつの間にか完食していた。
「美味しかったね!」
「また、食べたいです。」
「…でもこんなに食べると太っちゃうかも、ほら、私色々と大きいから。」
アースランドの大きいものが揺れる。
「…騎士をやってるなら今の体型が良いと思いますよ?」
「そうなんだけどさ、やっぱ太って見えるのかなって。」
「私からすると大きいほうが好きなのでよくわからないです、それに太っては見えませんよ?今のままで十分可愛いです。」
「そっかぁ、ありがとう、天狐ちゃん。」
「いえ、この後は服を買いに行きましょう。アースランド様はズボンばっかりなのでたまにはスカート姿が見たいです。」
「え、私に似合うかなぁ?」
「似合いますよ、ほら行きましょう。いっつも私が着せ替え人形になってるので今日はお返しです。」
「えー、そんなぁ。」
それから二人は服を見に行き、日が暮れるまでおでかけを楽しんだ。




