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21.じゃじゃ馬令嬢は推しの言葉に涙し頬をつねる

21.じゃじゃ馬令嬢は推しの言葉に涙し頬をつねる


「ハハハハ、、!」


バスティンはその場にいたステラを含めた4人が驚く表情を浮かべているにも関わらず声を出して笑っていた。


「バスティン!何がおかしいのだ?!」


ダニーがハッとなりムッとした表情で言った。


ステラもダニーの言葉に同感だと言わんばかりに頷ずいていた。


(こんなにバスティンが声を出して笑うなんて"オンラブ"の話中の中でも一度もなかったってっいうのに。こんなに声を出して笑うとこなんてあった?)


ステラは驚きと疑問の入り混じった表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「ククク、、。あぁ、申し訳ありません。ステラ嬢の言葉を聞き思わず」


バスティンが笑いを堪えながら言った。


「私の言葉ですか?」


ステラは首を傾げやから言った。


「あぁ」


バスティンが軽く頷きながら言った。


(あたしの言葉って、、。何か変な事言った?ただ謝って何でバスティンがあたしにあんな態度とったのかを聞いただけだよね?)


ステラは意味が分からないという表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「今日、師匠達の元へ訪れた理由は私のせいでステラ嬢が辛い思いをして危険な目に遭い怪我まで負ってしまった事を話す為だ。自分勝手な感情でステラ嬢に悲しく辛く不快な思いをさせてしまったのはむしろ私だからな」


バスティンが申し訳なさそうにステラへ言った。


ダニーやジョシュア、ミシェルは黙ってバスティンの話を聞いていた。


「え?では、私が公爵様に何か気に障る様な事をした訳では無いのですね?!」


ステラは真剣な表情を浮かべて言った。


「あぁ。ステラ嬢は何一つ私を不快になどさせていたない。むしろ謝るのは私の方だ。私の自分勝手な感情で君の手を払い除け辛く悲しい思いをさせた上に一生傷痕が残る怪我までさせてしまって申し訳なかった、、」


バスティンは申し訳なさそうな表情を浮かべてステラに頭を下げながら謝罪した。


(謝って済む問題ではないがステラ嬢には直接顔を見て謝罪をしたかったからな)


バスティンはそんな事を考えていた。


「はぁぁぁぁぁ」


ステラはバスティンの謝罪の言葉を聞きそう言うと力なくその場へへたりと座り込んだ。


「ステラ嬢!ど、どうした?」


バスティンがそんなステラを見て慌てて言った。


「ステラ大丈夫か?!」


ダニーも慌てて言った。


「スー目眩でもするのか?!」


ジョシュアも慌てて言った。


「ステラ!」


ミシェルも慌てて言った。


「大丈夫ですよ。何だか安心したら気が抜けただけですから」


ステラは困り笑みを浮かべて言った。


(なーんだ、、なーんだ。あたしバスティンに嫌われた訳じゃなかったんだぁ。良かった。本当に良かったぁ)


ステラはとても安堵した表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「私てっきり公爵様に嫌われてしまったと思ったので嫌われていなくて本当に良かったです」


ステラは目に微かに涙を浮かべて嬉しそうに微笑みながら言った。


「ステラ嬢、、」


バスティンはそんなステラの表情を見て胸が熱くなるのを感じながら言った。


(私は彼女にそんな風に思わせてしまっていたのだな。てっきり私の態度に悲しみ辛い思いをしていたのかと思ったが彼女は本当にいつでも私の事を優先して考えるのだな。自分の方が辛い思いをしたというのに)


バスティンは複雑な表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「だが、今の話からは何故お前がステラの言葉を聞き笑ったのかの説明にはなっていないだろ!」


そこにダニーが話に割り込み入り不満げな表情を浮かべて言った。


「そうだ!ステラの言葉を聞き何故笑ったのか説明になっていないだろ!」


ジョシュアも不満げな表情を浮かべて言った。


「私が笑ってしまったのはステラ嬢があまりにもステラ嬢らしかったからですよ」


バスティンが口角を少しだ上げながら言った。


「私が私らしい、、ですか?」


ステラはキョトンとした表情で言った。


「あぁ。普通の女性ならその様な一生残る傷痕ができたら心が壊れてしまうほどのショックを受けて立ち直れない者の方が多いだろう。実際に私も自分のこの醜い傷痕の事で周りからどのような視線を浴び心無い事を言われてきたからよくわかる。だが、ステラ嬢はショックを受けるどころか傷痕を勲章だの私とお揃いだの自信を持って言った。かと思えば勲章だのと言った事で私が不快な思いをしたのではないかと戸惑ったり、、。私はステラ嬢に謝っても謝りきれない事をしてしまいどう償えば許されるのかと考えた。だが、ステラ嬢があまりにもいつものステラ嬢らしい言動をするものだからおこがましいとは分かっていてもその言動が嬉しく思ってしまったのだ。いつもステラ嬢は私のことを思い考えていてくれるのだと。そう思ったら気づいたら自分でも驚く程声を出して笑っていたのだ」


バスティンはとても優しい表情を浮かべてステラの目真っ直ぐ見て言った。


(そうだ。私は嬉しかったのだ。あれだけ真っ直ぐに自分の気持ちをいつも伝えてくれるのに私はきっと心のどこかでステラ嬢もいつかは周りの者の様に私から離れていくだろうと思っていた。今回彼女にこんな傷痕を残させてしまい彼女はきっと私を許さないだろうし離れていくだうと心のどこかで恐怖していたのかもしれない。だからステラ嬢がいつもと変わらない姿を見て心底ホッとしたし嬉しかったのだ)


バスティンはステラを見ながらそんな事を考えていた。


「まったく!本当におこがましいにも程があるな!」


ダニーが不満げにバスティンへ言った。


「お父様。少し黙ってて頂けますか?!今は公爵様が話しているのですよ?!」


ステラはムッした表情を浮かべてダニーへ言った。


「なっ、ステラ。私はただ、、」


ダニーは戸惑いながら言った。


そんなダニーにステラは"しー"という動作をした。


(まったく。お父様ったら。せっかくバスティンが話してんだから邪魔しないでよね)


ステラはそんな事を考えていた。


「それであんなに笑ったと?」


ステラはバスティンへ言った。


「あぁ」


バスティンは頷きながら言った。


「あんなに笑った公爵様を初めて見たというのに写真におさめることが出来なかったなんて。次からは笑う前に予告してもらってもいいですか?カメラの準備が必要になるので」


ステラは真剣な表情を浮かべて言った。


(あんな満面の笑みのバスティンを写真におさめれなかったことが後悔でしかないのに。あの瞬間を写真におさめれたらどれだけ最高だったか。常に懐に入れときたいレベルの最高の笑顔だったのに。悔しすぎる)


ステラは悔しそうな表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「まったく、、。本当に君はブレないのだ。だが、そんな君だからこそ私は君を好きになったのだがな」


バスティンはフッと口角を上げて優しい表情を浮かべてステラに言った。


「え?」


ステラはバスティンの言葉を聞き呆然としながら言った。


ダニー、ジョシュア、ミシェルの3人も呆然としていた。


「どうやら私はステラ嬢の事を好きになってしまったようだ。あの時に食べたパンのお陰のようだな」


バスティンはフッと笑みを浮かべて言った。


(ステラ嬢がステラ嬢であってくれたからこそこの気持ちに気づく事ができた。ステラ嬢が自分から離れていくかもしれないという恐怖、殿下がステラ嬢を気にかけていること、アルイがステラ嬢と仲良くしているのを見るとモヤモヤした気持ちになること。これらは嫉妬からくる気持ちだったのだな。これまで嫉妬などという気持ちを抱いた事がなかったせいか気づかなかったがそれもステラ嬢のお陰で気づくことが出来たし何より私はきっともっと前からステラ嬢に恋に落ちていたのかもしれないな)


バスティンはそんな事を考えていた。


(何?一体何が起こったの?バスティンがあたしを好きだって?好きって言ったの?あたしを?)


ステラは呆然としたままそんな事を考えていた。


「公爵様が私を好き、、ですか?それはどういう部類の好きですか?妹的な好きですか?それとも笑かせてくれる存在だからの好きですか?それとも、、異性として女性として好きという意味ですか?」


ステラは現実味を帯びていない表情を浮かべて言った。


「もちろん異性として、、女性としてだ」


バスティンは優しい表情を浮かべて言った。


バスティンの言葉を聞いたステラは口をあんぐり開けたまま固まった。


(バスティンがあたしを女として好き、、バスティンがあたしを好き、、好き、、好き、、)


ステラはそんな事を考えていた。


「な、な、何だと?!こんな状況でステラの事が異性として好きだと?!おい!バスティン!お前一体何を考えているのだ!ステラを傷つけておいてよくもそんなやすやすと、、」


ダニーがこの状況に痺れを切らし額に血管を浮かせて怒りに満ちた表情を浮かべてバスティンへ怒鳴りつけた。


「父上の言う通りだ!バスティンお前は一体何を考えたいるんだ?!よくもステラを傷つけておいて好きだと言えたもんだな!そもそもステラを好きになるな!」


ジョシュアも怒りに満ちた表情を浮かべてバスティンへ怒鳴りつけた。


「そうだ!ジョシュアの言う通りステラを好きになるど許さんぞ!」


ダニーは更に怒り散らかしながら言った。


「ちょっと2人ともやめなさい!ステラをご覧なさい!」


そんな2人に慌ててミシェルが駆け寄り言うとステラを指さした。


ミシェルに言われたダニーとジョシュアはステラを見た。

ステラを見たダニーとジョシュアはぎょっとなった。


バスティンも目の前のステラを見て驚いていた。


ステラは自分の頬を思い切りつねりながら泣いていた。


「痛い、、。頬が痛いわ」


ステラは頬をつねったまま涙を流して呟いた。


「ステラどうした?頬などつねりどうしたのだ?」


ダニーがステラの行動見てあたふたしながら言った。


「痛いわーー!これは夢ではないんだわ!現実だわ!」


するとステラが頬から手を離して泣きながら笑いながら言った。


(夢じゃない。これは夢じゃない。バスティンがあたしの事を好きって言ったのは夢じゃない!)


ステラはそんな事を考えていた。


「本当に本当〜に本当ですね?」


ステラは目を見開きながらバスティンへ言った。


「あぁ。本当だ」


バスティンはふっと口角を上げながら頷き言った。


「後からやっぱり勘違いだったなんてなしですからね?いいですか?」


ステラは念を押しながら言った。


「あぁ」


バスティンは頷きながら言った。


「何度も夢見て何度も妄想して何度も願った願いが叶ったわ〜!」


ステラは嬉し涙を流しながら満面の笑みを浮かべて言った。


(前世でバスティンに恋をしてから"オンラブ"の世界に転生して、転生した日からずっと、、ず〜っとあわよくばバスティンもあたしの事を好きにってくれたらいいなという願いが叶ったぁ〜。こんな奇跡みたいな事が起きてもいいの?!あまりにも嬉しすぎて怖いくらいだよ)


ステラはそんな事を考えていた。


「半年以内という約束守れましたね」


ステラは泣き笑いを浮かべて嬉しそうにバスティンへ言った。


「そうだな。見事にステラ嬢の策にハマってしまったな」


バスティンはフッと口角を上げながら言った。


(そんな


「えへへへ」


ステラは嬉しそうに微笑みながら言った。


「許さんぞ!私は断固として許さんぞ!」


ダニーが鬼の面相で言った。


「私もだ!私もバスティンがスーを好きなど許さない!」


ジョシュアもダニーと同じ様な表情を浮かべて言った。


「お父様、お兄様。私は以前何回かお2人に言いましたよね?人の恋路を邪魔するやつは馬に蹴られて死んでしまえ、、や、私と公爵様の事には余計な口出しをしないで下さいと。もし口出しをしたらどうすると言ったか覚えてらっしゃいますか?」


つい先程まで泣きながら喜んでいたステラがダニーとジョシュアの言葉を聞いて一気に真顔になり2人へ言った。


(まったくこの2人ときたら。毎回毎回飽きもせずに邪魔してくるんだから。いい加減諦めたらいいものを)


ステラはダニーとジョシュアを見ながらそんな事を考えていた。


「ス、ステラ!私達はその、、ステラの事が心配でステラの事を大切に思っているのからこそ言っているだけで別に口出しをするという訳では、、」


ダニーはしどろもどろになりながらステラへ言った。


(まずい。あの表情のステラは本気だ)


ダニーは焦りながらそんな事を考えていた。


「もういい加減諦めなさい。ステラは絶対に公爵様を諦めないし公爵様もステラの事を好いてくれているのなら問題ないでしょ?そんな事ばかり言っているとダニーとジョシュアも父と兄の二の舞いになるわよ」


そんなダニーにミシェルがそっと小声で耳打ちした。


ミシェルに耳打ちされたダニーはゾッとした表情を浮かべた。


「父上?」


ジョシュアが急に黙り込みゾッとした表情を浮かべているダニーへ不思議そうに言った。


「お祖父様と叔父上の体験話は狩猟大会の話だけではないのは覚えているだろう?」


ダニーがゾッとした表情のままジョシュアへ耳打ちした。


ダニーの言葉を聞いたジョシュアはゾッとした表情を浮かべた。


以前、ダニーとジョシュアがステラの狩猟大会参加を反対した際にステラがミシェルから聞いたミシェルの父と兄の話は他にもあった。


それは…

ダニーとミシェルは恋愛結婚だが2人が恋人同士になる際にミシェルの父と兄は2人の交際を全力で反対したのだった。

ミシェルを溺愛している2人はミシェルをダニーに取られる気がしてたまらなく断固として反対したのだった。

その結果ミシェルはある日置き手紙を残して家を出てダニーの元へと転がり込んだのだった。

ダニーの両親である前当主の公爵と夫人はミシェルの事をとても気に入っていたので快くミシェルの滞在を受け入れてくれた。

ミシェルが家を出たその日の夜にはミシェルを連れ戻しに父と兄がやって来てミシェルに泣きながら許しを請きダニーとミシェルの交際を許可したのだった。

貴族の間でも鬼のようだと言われていた2人のそんな姿を見た公爵夫婦はたいそう驚いたそうだった。

現在のミシェルはバートン公爵夫人として穏やかかつ冷静だが結婚前は強気な面を全面に出していたのだった。


ダニーは特にその現場を目の当たりにしているだけに自分が当時のミシェルの父と兄の様になってしまったらと考えると恐怖でしかなかった。


ダニーとジョシュアはゾッとした表情を浮かべたまま沈黙を続けた。


「父上、、この流れだと我々がお祖父様達の様になるのではありませんか?」


ジョシュアは表情を強張らせて小声でダニーへ耳打ちした。


「間違いなくそうなるだろうな」


ダニーは表情を強張らせて小声で言った。


「でしたらここは、、」


ジョシュアが苦渋の表情を浮かべて小声で言った。


「あぁ、、」


ダニーが苦渋の表情を浮かべて言った。


(あの2人さっきから何をコソコソ話してんだろう。怒ってたと思ったら急に今にも死にそうな顔しちゃって)


ステラはダニーとジョシュアのやり取りを見てそんな事を考えていた。


(あらあら、、ダニーったら昔の事を思い出しているのね。あの時のお父様とお兄様をダニーも見ているから自分が2人の二の舞いになることを想像したんでしょうね)


ミシェルはそんな2人を見て笑いを堪えながらそんな事を考えていた。


「ス、ステラ、、。一先ず、、一先ずだぞ?一先ず、、バスティンとステラの交際を、、み、、」


ダニーは歯がゆそうな無理をしてそうな苦しそうな表情を浮かべて無理矢理言葉を出すように言った。


「み。何ですか?」


ステラが険しい表情を浮かべてダニーへ言った。


(お父様相当"認める"って言葉を言いたくないんだね。全身全霊で認めたくないってのを醸し出してきてるじゃん。まぁ"認める"って言葉を言ってくれるまではこっちも引き下がるつもりないんだけどねぇ)


ステラはそんな事を考えていた。


「その、、だからだな、、その2人の交際をみと、、認める!」


ダニーは言いたくない言葉を物凄く嫌な表情を浮かべつつ言った。


「私と公爵様とのお付き合いを認めて下さるのですか?!わぁ〜嬉しいです。さすがお父様ですね」


ステラは満面の笑みを浮かべてわざとらしく言った。


「あ、あぁ、、」


ダニーはこの世の終わりの様な表情を浮かべて言った。


ジョシュアもダニー同様この世の終わりの様な表情を浮かべていた。


そんな2人を見てミシェルはクスクスと笑っていた。


「師匠、、ありがとうございます」


バスティンがダニーの方に体を向けて姿勢を正して深く頭を下げながら言った。


(本当は認めたくなどないのだろうがそれよりもステラ嬢に嫌われる方が嫌というのが勝ったというわけか。戦場では恐れを知らない師匠でもステラ嬢には勝てないのだな)


バスティンはそんな事を考えていた。


「お前に礼など言われる筋合いはない。私もジョシュアも今回の事は許していないのだからな。いいか?お前はステラを傷つけたのだからな!」


ダニーは不満気に言った。


「父上の言う通りだ」


ジョシュアも不満気に言った。


「お父様、お兄様ありがとうございます」


ステラが勝ち誇った様な笑みを浮かべて2人へ言った。


「「あぁ」」


ダニーとジョシュアはステラとバスティンの交際を認めた事が気に食わなかったがステラの笑顔を見てホッとしながら言った。


「あ、でも今回の事でこれ以上公爵様にあぁでもないこうでもないと言うのはおやめ下さいね?聞いていて私はいい気がしないので。私自身が公爵様のせいなどと思っていないのですか。いいですね?」


ステラは笑顔なのに圧をかける様な言い方でダニーとジョシュアへ言った。


「あ、あぁ分かったよ」


ダニー気まずい表情を浮かべて言った。


「私も分かったよ。これ以上は言わないよ」


ジョシュアは苦笑いを浮かべて言った。


(よし。これでOKだね)


ステラは満足気な表情を浮かべてそんな事を考えていた。


(一先ずこれでステラが家を出ていくことはないだろう。2人の交際を認める言葉を発したのは不本意だが)


ダニーはそんな事を考えていた。


(これで私達はお祖父様達の二の舞いはならずに済むだろう。不本意だが)


ジョシュアがそんな事を考えていた。


「た、ただし、、認めたとはいえ2人が交際するにあたり条件があるからな」


ダニーが拗ねた表情を浮かべて言った。


「条件ですか?」


ステラは呆れた表情を浮かべて言った。


(ったく、、ただでは認めないってことね)


ステラは呆れた表情でそんな事を考えていた。


「あぁ。条件とは、、」


ダニーが頷きながら言った。


ダニーが出した条件は…


・今後はステラがバスティンの元へ通う事はやめること


・2人で出かける際は出先を全て伝えること


・2人で出かけた際の門限は21時までとする


・バスティンがステラの部屋へ入ることは禁止する


・バスティンがステラを悲しませたり傷つけたりした際は命を持って償うこと


・月に3回は家族でピクニックへ出かけること


・月に一回はステラのアルスタをダニーとジョシュアへプレゼントすること


・月に4回は騎士団へ顔を出すこと(ステラお手製の差し入れも忘れずに持ってくること)


・バスティンに夢中になりすぎて家族を蔑ろにしないこと


だった。


(ちょっと条件多すぎじゃない?てか、最後の方とかほぼお父様達にメリットある条件ばっかじゃん)


ステラは条件を聞いて呆れた表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「条件はきちんと守るように」


ダニーが念を押すように言った。


「承知しました」


バスティンは真剣な表情で頷きながら言った。


(え?ちょっとバスティン。そんな簡単に承知していいわけ?あたしがバスティンの元に毎日会いに行かなくてもいいっていうわけ?あたしは耐えれないよ?しかも付き合うのOKもらったのに会いに行けないとか拷問だよ?)


ステラはバスティンが迷いもなくダニーへ返答した事に戸惑いながらそんな事を考えていた。


「ステラはどうなのだ?」


ダニーがステラへ言った。


(くっそ〜!ここは飲み込むしかない感じなわけ?あたしとバスティンが付き合う事に何でお父様達の方にメリットが多いのかが気に食わないけど百歩譲って騎士団への訪問があるしここは飲み込むしかないか)


ステラは悔しそうな表情を浮かべてそんな事を考えていた。


そして…


「分かりました」


ステラは渋々頷きながら言った。


「そうか!では、今後はその条件を頭に入れておくように」


ダニーは少し機嫌が直ったように言った。


「「はい」」


ステラとバスティンが言った。


(これでバスティンだけにステラを独り占めさせずに済むな)


ダニーはニヤリと笑みを浮かべてそんな事を考えていた。


(スーが毎日バスティンの元へ通わなくなったらスーとの時間がまた元通り増えるな)


ジョシュアはニヤリと笑みを浮かべてそんな事を考えていた。



(あの2人はま〜た何か考えてるなぁ)


ステラはそんな2人の表情を見て苦笑いを浮かべてそんな事を考えていた。


「ステラ。話はまとまって終わったのだから部屋へ戻りなさい。ベインズの診察を受けて横になり休みなさい。」


ミシェルが心配気な表情を浮かべて言った。


「え?せっかく公爵様と恋人同士になれたというのに私に横になれと言うのですか?」


ステラはぎょっとした表情を浮かべて言った。


(嫌よ〜。バスティンともう少し一緒にいたいのに)


ステラは不満気にそんな事を考えていた。


「いや、、私も夫人と同意見だ。今は身体を休める事が最優先だ。今無理をせずともこれからは予定さえ合えばすぐに会えるだろう?」


バスティンは心配気な表情で言った。


(バスティン、、。あたしの心配をしてくれてるんだね。それが嬉しすぎて死にそう)


ステラはバスティンの言葉をまるで神に拝むかのように噛み締めながらそんな事を考えていた。


「2人の言う通りだ。今はすぐに休みなさい」


「そうだよ。目が覚めたばかりなのだから」


ダニーとジョシュアも心配気な表情を浮かべて言った。


「分かりました、、」


ステラは渋々言った。


(バスティンの優しさを無下にはできないからね)


ステラはそんな事を考えていた。


「あっ、ですがその前に今回の事でお伝えしておきたい事があるのです」


ステラはハッとなり慌てて言った。


「何か気になる事でもあるのか?」


ダニーが言った。


「はい、、」


ステラが頷きながら言った。


そして、ステラ達5人は一先ずソファーへと座った。


「それで伝えたいこととは?」


ダニーが言った。


「今回、私があの場所へ足を運んだのはたまたまでした。特に何も考えずただ人気の少ない場所に行きたくて馬を走らせましたから。その場所へ行くまでには本当に人どころか獲物になる動物の気配もほとんど感じられませんでした。実際に私が仕留めた動物は一匹だけでしたしその動物以外は一切動物を見かけませんでした。それなに急に熊が現れたのです。それも熊が冬眠に入るこの時期に、、タイミングよく、、」


ステラは眉をひそめながら言った。


「つまりどういう事だ?」


ダニーは首を傾げながら言った。


「つまり、、何者かが故意にあの場所に熊をおびき寄せたのではないかと思ったのです」


ステラは渋い表情を浮かべて言った。


(最初は冬眠しているはずの熊が何であんなところにってくらいにしか思わなかったけど、、あの熊から微かに臭った臭いが気になってから違和感を覚えたんだよね)


ステラはそんな事を考えていた。


「何だと?!」


ダニーが表情を歪めて言った。


「まさかそんな、、」


ジョシュアも表情を歪めて言った。


「何故そう思ったのだ?」


バスティンが表情を歪めながら言った。


「熊に腕を噛まれた時に熊から微かにですが臭いがしました」


ステラが目を細めて言った。


「臭い?」


バスティンが言った。


「はい。何かこう、、燻製する時の煙の臭いの中に微かに甘い臭いも混じっている様なそんな臭いでした、、」


ステラがその臭いを思い出す様に言った。


「しかし臭いだけで何故熊を故意におびき寄せたと?」


ダニーが眉をひそめて言った。


「その臭いなのですが、、以前ルイルイとサティス様が襲われた事件があったでしょう?その2人を襲った男達からも熊から臭ったものと同じ臭いがしていたのです」


ステラは目を細めて言った。


「何?!」


ダニーが思わず声をあげて言った。


「偶然かもしれませんが、、偶然にしては何だかモヤモヤが残りますしあの男達も熊も共通して興奮状態にありました。それも臭いに関係しているのではないかと思ったのです。あの熊の興奮の仕方は異常でした。私が矢を刺してもまるでダメージがないかの様に物凄い勢いでその後も私と殿下に襲いかかってきましたし力も衰えていませんでした。私が短剣で顔横を刺しても倒れませんでしたから、、」


ステラは表情を歪めて言った。


(今考えてもやっぱりおかしいよね。臭いのこともそうだけどあの興奮状態は普通じゃないもんね。興奮状態と臭いは関係してそうだよね。それにあの臭い、、前世で嗅いだことがあるような気がするんだけどどこで嗅いだのか思い出せないんだよね)


ステラはそんな事を考えていた。


「それは確かにおかしいな。我々がステラと殿下が飛び込んだ崖へ到着していた時はすでに熊は死んでいたがいくら熊とて急所あたりを刺されたり普通はすぐにその場へ倒れる。しかしステラに短剣を刺されても倒れず力も衰えずというのはありえない話だ。」


ダニーは目を細めて言った。


「その臭いとやらも気になるところだからな、、」


ダニーが更に言った。


「しかし、もし故意におびき寄せたとしたら何のために、、。それに故意にとなると人間が関わっているということになる」


ダニーはギリっと表情を歪めて言った。


「その通りです。もしも故意に熊をおびき寄せたのだとしたら何者かが関わっていると思います」


ステラが頷きながら言った。


(だけど何でそんな事をする必要が?いくら人気のない場所だからってわざわざ冬眠中の熊をおびき寄せるなんて自分にも危険が及ぶかもしれないのに?一体何が目的なわけ?)


ステラはそんな事を考えていた。


(、、?!待って、、。もしかしてあたしを狙ってたとか、、?いや、、いやいやいや、、さすがにそれはないか。あの場所に必ずしもあたしが出くわすなんてないわけだし、、。でも、、もしも本当にそうだとしたら?でも、もし本当にそうなら一体何のために?)


ステラはゾッとなりがらそんな事を考えていた。


「この件はもっと慎重に調べた方がよさそうだな。思っているよりも重大な事件かもしれないからな」


ダニーが眉間にしわを寄せながら言った。


「はい」


バスティンが真剣な表情で言った。


ジョシュアも真剣な表情で頷きながら言った。


「しかし、ステラはそんな興奮状態にあった熊に噛みつかれたというのに腕が噛みちぎられなかったのは奇跡だな」


ダニーが言った。


「あぁ、あれはきっと私がルイルイにお願いして作ってもらい装着していた防具のお陰ですよ」


ステラが平然と言った。


「アルイに作ってもらった防具だと?」


ダニーが驚いた表情で言った。


「はい。実は狩猟大会の参加が始めてという事でルイルイにお願いして事前に作製してもらっていたのです。その防具を大会当日に受け取り装着して大会に挑みましたので。あの防具がなければ今頃私の左手は肘からしたはなかったかもしれませんね」


ステラは平然として笑い混じりに言った。


(あの時、ステラ嬢がアルイと一緒にいたのは防具を受け取る為だったのか)


バスティンはハッとなりそんな事を考えていた。


(それなに私はそんな2人を見て嫉妬してしまったのだな)


バスティンは複雑な表情を浮かべてそんな事を考えていた。


「いつの間にそんな物を、、。ステラの自己判断で腕がなくならずに済んだのだな」


ダニーは複雑な表情を浮かべて言った。


「お父様そんな顔しないで下さい。それにより今回の件で先程私が言った事についてはよろしくお願いしますね」


ステラは笑顔で言った。


「あぁ、分かったよ」


ダニーは困り笑みを浮かべて言った。


「さぁステラは話が終わったなら部屋へ戻りましょう」


ミシェルが言った。


「分かりました。部屋までは公爵様に送ってもらいますね」


ステラは微笑みながら言った。


「なっ!」


「それは!」


ステラの言葉に直ぐ様ダニーとジョシュアが慌てて反応した。


「条件の中に部屋まで送ってもらう事はだめとは言っていなかったでしょう?それに今後ラスター公爵邸へお邪魔できないのですから送ってもらうのも駄目だというなら私は今夜は眠れそうにありません」


ステラは困った表情を浮かべて言った。


ステラの言葉にダニーとジョシュアがグッとなった。


(本当にステラ嬢には驚かされるばかりだな)


バスティンはフッと口角を上げてそんな事を考えていた。


「師匠、私からもお願いします。ステラ嬢を部屋までお送りすることをお許し願います」


バスティンが頭を下げながらダニーへ言った。


「公爵様、、」


ステラが嬉しそうな表情を浮かべて言った。


(バスティンバスティンバスティン!バスティンーーー!バスティンかっこいい!好き!大好き!)


ステラは悶々しながらそんな事を考えていた。


「ダニー。今日のところは公爵様にお任せしましょう」


ミシェルは優しく微笑みながらダニーへ言った。


「くっ、、。分かった、、許可する、、」


ダニーは悔しそうな表情を浮かべて言った。


ジョシュアも悔しそうな表情を浮かべていた。


「お父様ありがとうございます」


「師匠ありがとうございます」


ステラが笑顔でバスティンが頭を下げて言った。


ミシェルがステラを見てウィンクをした。

そんなミシェルにステラは満面の笑みを浮かべた。


そして、ステラとバスティンはダニーの執務室を後にした。


「ステラ様!」


部屋の外に待機していたリサが慌ててステラへ言った。


「リサ!」


ステラが慌てて言った。


「あ、ラスター公爵様にご挨拶申し上げます。」


更にリサはバスティンを見て慌てて言った。


「あぁ」


バスティンが言った。


「ステラ様!体調は大丈夫なのですか?!」


リサが心配そうに言った。


「ええ問題ないわ。心配させてごめんね。それに公爵様にもきちんと会って話をできたわ」


ステラは笑顔で言った。


「そうですか、、」


リサはホッとした表情を浮かべて言った。


「リサ、公爵様に部屋まで送って頂くから申し訳ないのだけど厨房に行って何か軽く食べれる物をもらってきてくれない?」


ステラが言った。


「承知しました」


リサは笑顔で言った。


「ありがとう。よろしくね」


ステラは笑顔で言った。


そしてリサは厨房へ向いステラとバスティンはステラの自室へ向かった。


(どうしよう。いざ2人になったら何か緊張するなぁ)


ステラは歩きながらそんな事を考えていた。


「ステラ嬢、今日は色々と驚かせてしまってすまなかった」


バスティンが申し訳なさそうに言った。


「そんな!謝らないで下さい。驚いたのは驚きましたが、、それ以上に嬉しかったので」


ステラは慌てて言うもすぐに嬉しそうに満面の笑みを浮かべて言った。


(今でも信じられないもんね。バスティンがあたしの事を好きで両思いになるなんて)


ステラは嬉しそうにそんな事を考えていた。


「そうか、、」


バスティンはフッと笑みを浮かべて言った。


「絶対に公爵様に私を好きになってもらうまで諦めるつもりはありませんでしたけど、、今回公爵様に嫌われてしまったかもしれないと思った時にもう公爵様に好きという言葉も気持ちも伝えられず公爵様に会う事も幸せにすることも出来ないかもしれないとすごく不安になりました、、」


ステラは寂しそうな表情を浮かべて言った。


(前世からバスティンが大好きで好きで好きでたまらなくて"オンラブ"の世界に転生してからはもっとバスティンを好きになったんだもんね)


ステラはそんな事を考えていた。


「ステラ嬢、、」


バスティンは複雑な表情を浮かべて言った。


(本当に私はこんなにもステラ嬢に考えさせてしまったのだな)


バスティンは複雑な表情を浮かべたままそんな事を考えていた。


「ですが、先程公爵様が私の事を女性として好きだと言ってくださった時にそんな不安なんて一瞬で消え去り一瞬で幸せな気持ちになりました。こんなに幸せ夢なのではないか、、幸せすぎて怖いとも思いました。でも、好きな相手と気持ちが通じ合うってこんなにも無限の幸せが溢れているということを公爵様のお陰で知ることが出来ました。私の初恋が実った瞬間です!本当に私を好きになって下さりありがとうございます。本当にこれが現実な事がたまらなく幸せです」


ステラは満面の笑みを浮かべ言った。


そんなステラの笑顔を見てバスティンは胸が熱くなった。


(この娘は本当に、、本当に私を幸せな気持ちにさせてくれるのだな)


バスティンは今まで感じた事のない幸福感に包まれながらそんな事を考えていた。


「夢だと困るな」


バスティンはフッと笑みを浮かべて言うとそっとステラの手を握った。


(バスティンの手ーーー!!バスティンがあたしの手、手を握ってる)


ステラは心臓が爆発しそうになるのを必死で堪えながら悶々とそんな事を考えていた。


「こ、公爵様、、あたし心臓が破裂して死んでしまうかもしれません」


ステラは顔を真っ赤にして興奮気味に言った。


「ハハ。死んでもらっては困るな」


バスティンはそんなステラを見て思わず笑みを浮かべて言った。


(グハッ!バスティンの笑みの破壊力よ!死ぬ!死ぬ!マジで心臓がうふるさい。バスティン好き!好きすぎてやばい)


ステラは興奮しながらそんな事を考えていた。


そうこうしているとステラの部屋の前へ到着した。


その時…


「私の方こそこんな私を諦めず好きになってくれてありがとう」


バスティンは優しい表情を浮かべて言った。


(本当に本当に心から感謝している。私は親に捨てられ都合よく使われまた捨てられ殺されかけた、、私はこの世に愛などいうものなど必要ないと思っていた。しかし、ステラ嬢がある日私のテリトリーに入ってきて全てが変わった、、ステラ嬢に出会わなければ一生死ぬまで人を想う気持ちになど知ることがなかっただろう)


バスティンはそんな事を考えていた。


「、、、」


ステラはバスティンの言葉を聞いて胸が熱くなり締め付けられた。


(こちらこそあたしにバスティンを出会わせてくれてありがとう)


ステラはそんな事を考えていた。


そして…


「公爵様、、少しかがんでもらってもよろしいですか?」


ステラが呟いた。



「ん?あぁ」


バスティンは不思議そうに言うと少しかがんだ。


そして…


チュッ…


ステラがかがんだバスティンの頬にそっとキスをした。


キスをされたバスティンは突然の事に驚いた表情を浮かべて固まっていた。


「お、送って頂きありがとうございました。で、では、、」


ステラは顔を真っ赤にしながら慌てて言うバスティンに頭を下げて足早に自室へと入った。


ステラが自室へ入るとバスティンはポカーンとなっていた。


そして時間差で顔を赤らめる手で頬を触った。


「っ!」


バスティンは胸がドキドキするのを感じつつ手で口元を抑えた。


(今の何だ?私は頬に口づけされたのか?!)


バスティンは戸惑いながらそんな事を考えていた。


「きゃぁぁーー!バスティンのほっぺにチューしちゃったよ〜!きゃぁぁーー!バスティンのほっぺ柔らかかったぁ〜ってそうじゃないでしょう!バスティンが嬉しいこと言ってくれるから思わずチューしちゃったよ〜どうしよう〜破廉恥な女だって思われたかな〜いやぁぁ〜。あたしったら何してんのよ〜どうせするなら口にしとけば良かった?いや、そうじゃなくてよ〜」


バスティンが戸惑っていると部屋の中からステラの声が聞こえた。


「ちょっと待って、、あたし狩猟大会の日からお風呂入ってないよね?ってことは、、身体も頭も洗ってなくて汚いってことよね?いやぁぁぁ〜そんな状態でバスティンと手繋いでチューしちゃったわけ?どうしよ〜!臭いって思われてるかも〜次に顔を合わせる時どんな顔すればいいのよ〜もう〜あたしのバカ〜」


ステラは一人慌てて戸惑い言った。


そんなステラの独り言を聞いてバスティンは思わず笑みを浮かべた。


(本当にステラ嬢はとことんブレないのだな)


バスティンはそんなステラも愛らしいと思いながらフッと笑みを浮かべて考えていた。


「きゃぁぁ〜鼻血が〜。バスティンにチューしちゃって思わず興奮してしまったからね。タオルタオル!」


ステラは更に慌てて一人騒ぎながら言っていた。


そんなステラの言葉を聞きながらバスティンはクスクス笑い声を堪えなかがらその場を後にしたのだった。


「あぁ〜それにしても今日は最高に幸せな日だわぁ。これは記念日にしやきゃね!」


ステラはタオルで鼻血を拭きつつ嬉しそうにそんな事を考えていた。


「これからは思う存分バスティンとデートしてたくさんの思い出作ってバスティンを幸せにするもんね〜」


ステラは満面の笑みを浮かべて言った。


この時のステラはバスティンと両思いになった事の幸せの有頂天でまさかこの先に衝撃な出来事が待ち受けている事など知る由もなかった……

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ヤンデレ公爵令息の溺愛ストーカー日記♡転生令嬢の破滅回避生存日記☆(※不定期更新)



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