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探索ー2ー



北側の山を探索し始めて10分ほどした頃。

その小屋は、あっけなく見つかった。



小屋は木造でかなりの年季物と見える。

濃い緑の苔みたいのが、沢山くっついている。

6畳ほどの面積で、扉には木の直方体で出来た、かんぬきがしてある。



友人から大きく先行して歩いていた僕は、友人がたどり着くのを待つ羽目になった。



30秒ほど待った頃、へろへろな友人が山道を下ってくるのが見えた。

友人のエロ本にかける情熱が僕よりも大幅に劣っていることが見て取れる。


エロ本が読みたくて仕方がない僕は、友人の不甲斐ない足取りに、居ても立っても居られない。

僕は走って山道を駆け上がると、友人を腕を引っ張った。




「ちょ、ちょっと待って。どうしてそんなに急ぐ必要があるんだ」




腕を引っ張られている友人は困惑しているようだった。




「お前にはあの小屋が見えないのか」

「あ、あれか。確かにそれっぽいな」

「あれこそ、僕たちが求めていた桃源郷とうげんきょうじゃないか」

「いや、でも、もう見つけたんだから別に急がなくても……」




友人の言い分は尤もらしかったが、あの小屋ではない可能性も十分にあり得る。

というか早くエロ本が読みたい。


小屋の前に着くと、友人はその場で座り込んだ。



(なんて体力の無い奴なんだ)



僕は、友人を置いて先に探索を始めることにした。




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