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666年物語 運命を覆すために  作者: コノハナ
第一章 この世界の概要とアインスに会うまで
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第五話 エウロパ到着

ようやく、ここまで話が進んだようです。

一日一話できたらいいとおもいますね

投稿の仕方がいまいちよくわかってないみたい

今日二つ目の投稿です

 ついに、エウロパの町が見え出した。

 初めての異世界の町、地球とはちがう異世界の住人どんな出会い出来事があるのかと、ツカサはどきどきしていた。


 「馬車はここまでにしよう。後は歩きで行こう。」とフローリアが言った。


 「さすがに御者無しで、町まで行くと怪しまれるからね。それに、馬車で行くと荷物の検査に並ばなきゃいけない。早く町に入るためのは徒歩で向かうのが一番早い」

 

 二人並んで歩きだす。町の門が見えてきた。かなりの人が町に入るために並んでいた。馬車を検査する列と徒歩で来た人の荷物の検査する列がかなりできていた。


 「かなり並んでるね。町に入るのに何時間かかるんだろ?」

 ツカサがため息のようにつぶやく。


 「いつもはこんなに混むことはないんだけど、この時期は特別なんだよ。もうすぐこの国の宰相がこの町に来る。」


 宰相を迎えるために警備を強化してるのかな? それで、なかなか町にはいれないのか


 ツカサがそう思っていると。横に並んでいる乗り合いの馬車の方から声が聞こえてきた。


 「アインスさまに選ばれるといいわね」

 「魔物にやられた手を直してもらったら、また冒険者にもどってやる。」

 「おかあさん、また目がみえるようになるといいね」



 思わずツカサは馬車の中を覗き込む。手首から先がない人。目の焦点が合ってない人。体に深い傷を負った人などが馬車の中に座っていた。


 「そこのお兄さんも何か治療してほしいところがあるのかい?」

 ツカサはその馬車のまとめ役みたいな人から話しかけられた。


 「私達は別の用件でエウロパに来ました。」ツカサは首を横に振る。


 「ああ、よく見りゃ別に兄さんたちは怪我をしてないみたいだ。失礼したね。私の村は魔物からの被害が多くてね村人が怪我をよくするんだ。村の教会の牧師さん達もよく直してくれるんだけど、大きいケガは無理でね。アインス様の治療を受けることができるかもと思ってここまで来たんだ。」


 「ここに並んでいる人たちはアインス様の治療待ち?」

 ツカサはフローリアに話しかける。


 フローリアはかるくうなずく。


 フローリアによるとエリンシアでは一年のうち一回ぐらい、各地に無償の治療団を派遣しているそうだ。国の人気取りの意味合いもあるらしい。で、その中でも宰相のアインスさんが各地を回るときはいつもその街に行列ができるくらい人が押し寄せる。


 人気の理由は二つあるらしい。一つは宰相に直せない病気、ケガがないと言ってもいいくらいだそう。強力な魔法で治療を進めていく。普通なら大金を支払わないと直すことができない病気でも、無料で治療する。人気が出て当然だ。


 もう一つの理由を聞くと

 「いずれわかるから」と自分で言うのは恥ずかしいと笑って流された。


 そうこうしている内に町の入り口にたどり着き、ようやく町の中に入ることができた。多くの人がにぎあって非常に活気のある街だった。無料の治療団のせいかもしれない。宿屋への勧誘、屋台での物売りなどが大きな声を出していた。


 「あそこの宿に泊まろう。アインス様が泊まる宿からも近い」

 フローリアがそう話す。


 なぜアインス様が泊まるところがわかるの?

と思ったが何回もこの時間を繰り返してきたのだから、わかって当然なんだろう


 宿屋にいき部屋に入り一息つく。


 少し高めの宿屋なので治療に来た人たちの数は少ないようだ。宿屋のご主人が教えてくれた。


 ちなみに、近くの村から治療団目当てに来た人は、その時期だけに無料開放している教会の建物土地に作ったテントなどに泊まる。


 「ここまでのたびは順調だね。ここからが最初の試練かもね。君の世界で私が渡した指輪をだしてくれる?」


 ツカサは指輪を取り出す。一cmの宝石がついていた。白い光が宝石の中を乱反射している。

 強力な力を無理やり小さい宝石に閉じ込めた感じがした。魔法の訓練をした事でこの宝石のすさまじさをわかった気がした。


 「この指輪をもうすぐ来る宰相 ――アインス様に渡すこと、それが最初の試練。方法はなんでもいい。ツカサの好きにしてみて。渡したときツカサの能力が解放されるはず。」



 

 




 



 


 




 




 

 

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