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666年物語 運命を覆すために  作者: コノハナ
第一章 この世界の概要とアインスに会うまで
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第二話 この世界について

 「まず、この世界について説明しよう」

 フローリアは話し出す。

 

 「まず。お礼をいいたい。君がここに来なければ、もうこの世界は魔物のあふれる世界で終わってた。」

 フローリアはツカサを見ながら頭を下げる。


 「お互い様だよ。君は僕の命を救ってくれた。それに報いないと。」

 お互い見つめあう。少しの間沈黙がながれた。

 

 「君の世界にには、ほんの少ししかいなかったから、詳しくはわからないけどこの世界とは成り立ちが全く異なるだろ?君の世界では魔法はないみたいだね。が、この世界ではある。君最初にそれを確かめただろ?」

 ツカサはかるくうなずく。


「最初は魔法について話をしよう。火、水、風、土これは基本的な魔法だ。この世界では誰もがどれか一つは必ず使える。それぞれ得意分野もあるし。威力もまちまちだ。」

そういうと、フローリアは手のひらを天井に向け小さい火、水、風、土をつくりだす。


「それの応用で雷、雪、噴火など様々な魔法を使えるようになる」

フローリアは手のひらを下に向け小さい雷、雪を降らせていた。


「次に光。闇。聖。邪この系統の魔法がある、これは誰もが使えるわけじゃない。使い手を選ぶんだ。おおむね光を使える人は闇が使えない。聖の魔法が使える人は邪の魔法は使えないことが多い」


 フローリアは右手に聖なるオーラを左手に光をかざして見せる。


「ただ、後で話すがスキル持ちならば、両方の系統を使える」


 手と手の間を10センチほど開けながら右手に闇の玉を左手に邪のオーラをまとって見せた。


「よし。この手を握ってくれ」

そういうとフローリアはてをツカサの方に差し出す。

ツカサは恐る恐る手をにぎる。体全体がぞわっとする感じがした。


「少し体がゾクッとしたでしょ。人間族は闇、邪に本能的に弱いんだ。だから人間族で闇と邪を使える人はあまりいない。」


「後は特殊魔法がある。時、空間を操る次元魔法などは有名だね。生物を召喚する魔法などもある。色々な種族がこの世界には住んでるから、その種族特有の魔法もある。」


「ちなみに私の種族は精霊族だよ。長生きしたおかげで人の形をとることができるようになった。種族魔法ももってて、花とかきれいな水とか美しい物を作ることができる。」


「今、言った魔法はツカサなら全部使えるはずだよ。私のスキル術を受け継いでるから。話が終われば練習しよう」



「さてここからが重要な話だ『世界魔法』についての話だ。」


 フローリアの握りしめたツカサの手をもっと強く握りしめる。ツカサもフローリアの瞳をみつめなおす。吸い込まれそうな瞳とはこのことだと思った。

フローリアの頬がほんのり赤くなった。


「今まで話した魔法は威力の大小はあるが。『世界魔法』は桁が違う。」

フローリアの手が少し汗ばんでるようだ。


「世界魔法は文字どおり世界を変えるんだ。君がこの世界に来たあの乗り物、あれもおそらく誰かが唱えた世界魔法で、取り寄せたものだ。私はあの乗り物を使うことはできたけど、仕組みはさっぱりわからない。」


「確かに、あれとこの世界は全く違う感じだね。どちらかというと僕がいた世界  科学の粋を集めて作られたもの、もちろん僕がいた世界でも理解できない技術が使われてる。未来の技術だ。」


「ここからが本題だ。君の世界で私があなたを送り出した時に、「666年この世界を守ってくれって」いったよね」


 ツカサが深くうなづく。

「エリンシアそれは私の出身国、その首都がニフルハイム。そこで『世界魔法』を唱えてる最中。」

 


 


「そして、魔法が唱え終わるのは今から666年後なんだ。」


 













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