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666年物語 運命を覆すために  作者: コノハナ
第一章 この世界の概要とアインスに会うまで
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第一話 運命を覆すために

 森の中の緑の草原、その一角にロケットが着陸した。扉がありその中から一人の男が降り立つ。


 男の名は如月司。

 中肉中背、これといった特徴もなかった。優しそうな顔をしている


 司は降り立つとまず大きく息を吸った。

 (空気が自分が住んでた日本と全く違う)それが最初に思ったことだった。


 周りを見渡す。人、魔物、見渡す限り見当たらない。念のために魔法で気配を探ったが怪しいものはなかった。

 ポケットから鍵を取り出しロケットに向けボタンを押す。ロケットがカギに吸い込まれるように消えていく。

 (どんな仕組みでこの鍵に仕舞われるんだろう。軽く自分たちの技術を凌駕している)


 (そしてここからは、この世界の探索だ。)

 まず最初に魔法を使ってみよう、そう思い火のイメージを思い浮かべ手に軽く力を込める。体から少し何かが抜けるような感覚がした。

(これは魔力が抜けているのかもしれない。)


 手の先から火が出て、まっすぐ進みやがて草原に火が落ち、周りの草を少し燃やしたあと火は消えた。


 その後、氷、水を作ったり、風をおこしてみたり、土の壁を作ったり、周りにある石を持ち上げてみたりした。

(そのたびに体から何かが抜けた感触がある。これが魔力なんだろう。)


 ここでも基本的な魔法は使える。もし使えなければ大変だったと司は安堵する。


 さて、魔法の確認が終わったので、依代を作ろう。

 魔法で土を集め一メートルぐらいの球を作る。そしてそれにバックから取り出した黒い丸い物体を差し込む。そして魔力をその球に込める。火や水を作ったりするのとはけた違いに魔力が抜ける。

 しばらくすると、球がうごめき光りだした。さらに光がまぶしくなっていき人の形に変わっていく。徐々に人間の形に近づいていく。

 まぶしさが徐々に収まっていき女性がそこから司のところに歩いてきた。


「ここまでは予定通りだね。」


これが最初にその女性が放った言葉だった。


 銀色の髪それをサッと後ろで束ねている。翡翠の色をした涼しげな瞳、その瞳には強い意志が込められているようだ。そこにいるだけで、神聖な空気が漂っている。


日本にいたらまず間違いなく、誰もが振り返る美しさだなと司は思った。


 

「まず、名前は何と呼べばいいのかな?時間が迫ってる事はあるの?」

 司は女性に尋ねる。

「名前はフローリアと呼んでね、ツカサ。とりあえず後2週間は大きなことはおこらない。その間に準備をしよう」

「わかった。フローリア。その間に色々試そう。まずはエウロパに向かえばいいのかい?」

「そう、事前に言ってたとおり変わらない」


 ツカサは気配察知の魔法を使ってみた。人が多くいる方を確かめる。その姿をフローリアは軽く微笑みながらみつめる。なんとなく照れくさい気持ちになる。


「よしこっちだ。あの大きな木の方だ」

ツカサは草原の先の気を指さしながらフローリアに話しかける。


「察知の魔法も問題ないね。よし、ここからは町に向かいながら話をしよう。」

そう言うとフローリアは手を軽く頭の上にかざし馬車を作り、馬を召喚した。


 (こんなこともできるのか)

 軽くツカサは驚く


 ツカサとフローリアは共に馬車に乗りエウロパに向かう。

「御者はいらないのかい?」

 ツカサは一緒に馬車に乗り込むフローリアを不思議に思いたずねる。


「これは召喚術で呼び出したものだからいらないよ。私が『走れ』と思うだけ問題ない。」

 さらに。ツカサが驚いていると、フローリアはツカサをみつめながら


「ああ、この魔法かい?幻獣召喚と製造のスキルだよ。これぐらいの魔法はすぐに使えるようになる。ツカサは私の力の大部分を継承してるからね。」


 二人を乗せた馬車はエウロパに向けて歩みを進めていった。

 

 

 










 


 

 




 




 


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