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最強パーティのリーダーは一般人の僕!?  作者: 薄明


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9/17

釈明配信

「え、どういうこと??」


高速で流れるコメントを読んでいくと、



『【白夜】の配信でタケルさんが言ってました!』



『タケルがボロっとこぼしたぞ』



『その後ナツとレオナにボコボコにされてた』



『ユイちゃんの無言の笑みが怖すぎた』



バカヤロぉぉぉぉ!!!タケルぅううううう!!!何やってんの!?



言わないでって言ったじゃん!!

恐る恐る僕は視聴者に向けて話した。


「ど、どんな感じで言ってたんですか?」


すると、懇意にしていたTwitterの友人からから 僕のDMに切り抜き動画が送られてきた。



これが初めての【白夜】の配信だけど、見ていいのかな……見るなって言ってたけど、でも、見ないと分からないし。


ええい、全部見ないから良いと思う!!

というか失言したタケルが悪い!

見よう!




画面には、ナツ達4人がダンジョンの中にいる様子が映っていた。


「これって、どこのダンジョンですか?」


当たり前だけど、僕はレベル1ダンジョン以外のダンジョンを知らない。

視聴者の中に、探索者の方や探索者の配信を見てる人がコメントしてくれた。



『レベル4』



『海が特徴』



あー、そういえばレベル4ダンジョンに挑むって昨日言ってたっけ。




「そろそろ配信を終了しようかな」


ナツが提案し、ほか3人が頷く。

あ、最後の方で言ってたんだ。


なんか4人とも嬉しそうな表情してる気がする……。



「ん、なになに、『みんな口元がニヤけてるけどなんかあるの?』だって、あ、分かる?」



「決まってんだろ!今からシオンの配信を見ーーぐはぁぁあああ!!」



タケルぅぅうううううう!!!!!


もろ言ってるじゃん!!

誤魔化し効かないやつじゃん!!!



ナツ、レオナのダブル腹パンが決まるが、もう遅い。



『シオン?シオンってリーダーの??』



『この反応、絶対そうだよな!』



『てか配信者だったんですか!!』



『アカウント見つけないとな』



「こ、この辺で配信は終わります。本日も見てくださってありがとうございます!!」



慌ててユイが配信を終了する。



これで動画が終わった。



と同時に、特定班の行動の速さに驚く。


配信が終わったのって僕が生配信する30分前だよ?


早くない?



「特定早くないですか?」



『【シオン】【配信】で待機画面があったのですぐでした』



『せめて名前さえなかったらもう少し時間かかったかもしれません』



『でも、ユイさんの声を初めて聞けたので、SHIONさんに感謝』



『ナツとレオナちゃんの動揺した顔も初めて見たから嬉しかった』



タケルぅぅううう!!!

全ての元凶はタケルやないか!!


『あなたがリーダーのシオンなんですか!』



『めっちゃ強いって噂のリーダー!!』



『なんでダンジョン潜らないの?』



『Twitterアカウントってこれですか?』



?????

Twitterも特定されちゃったの??


あ、すごい爆速でフォロワー増えてる……。




視聴者数5万なってる???



ピコンッと、グループラインにメッセージが届く。



『まじすみませんした』



巻物とかに書いてある、膝の上に石を載せる石抱いしだきされたタケルの写真が送られてきた。



「気にしないよ。説明会をしないといけないね」


っと返信して、僕はカメラに向き合う。

と言っても顔は映ってないけど。


「初めての演奏配信をする予定でしたが……まずは説明からやっていきたいと思いますね……。色々と皆さんも気になることが多いと思うので、良い機会ですし」



説明会が始める。



ちなみに視聴者数もどんどん増えていく。


「それでは、質問に答えて行きます……」



『Q.【白夜】のリーダー?』


「はい。一応僕はリーダー……ということになってます。ナツがニュースで言っていたように、【白夜】は、5人のパーティーになります」


『Q. 一応ってどゆこと?』


「自分もよく分かっていません。パーティー申請した時に、勝手にリーダーにされてました……」


『Q.ダンジョン潜ったところ見たことない』


「僕はダンジョンに入ることはありません。4人から禁止されてます」


『Q.実際のところ、強さってどんくらい?』


「僕は一般人側です。その証拠は……この探索者カードは初心者を示す黄色と緑のカードです」



探索者カードとは、探索者であることを示すためのカードで、身分証明書の代わりも務めている。


色によって、階級が分かれており、攻略したダンジョンのレベルによって違いがあり、レベル1を攻略していない初心者は黄色と緑のカードになる。


運転免許を初めて取った人が付けるようなあの若葉マークの色をしてる。


『まじで!?』


『めっちゃ弱っ……』


『俺でもレベル1は攻略してるのに?』


『逆に安心できるかも……』


『分かる、一般人にとって【白夜】ってまじで異質な存在って思ってたから、シオンみたいな一般人がいるってだけで安心したわ』


『Q.普段何してる?』


「基本的にこのアカウントで、動画投稿してます。基本的にダンジョン攻略は4人に任せて、僕は演奏とか料理とかしてます」



『え、ふつう( ˙꒳˙ )』



『あ、でもこういう動画投稿してる人いないから、逆にありがたいかも』



『マジでダンジョン行かないん?【白夜】の配信の裏方やってるとかでもないん?』



「基本的に【白夜】のアカウントは4人で管理してます。本当に僕はリーダーという肩書きがあるだけです。探索者としてみんなと肩を並べて戦いたい気持ちはありましたが、今はどんどん突き進むみんなに喜んでもらいたくて、料理や音楽に勤しんでます。だから、【白夜】の4人は大切な親友です。世間の評価で僕はすごい人物だと噂されましたが、本当の僕はこんなにもちっぽけで弱い存在です」



呼吸を整える。



「本来ならゆっくりと登録者を増やして、世間に認知されるようになったら改めてリーダーだと知らせようと思いました。今回こんな形になるとは思わなかったけど、先延ばしにするよりか、今伝えておいてスッキリすることが出来ました。その点でタケルにはすごく感謝してます」


タケルに非難が行くことがないように、僕は言った。

虚言しかないけど、まずは大丈夫だろう。



「今もたくさんの視聴者さんが見に来ていただいて、最初は驚きましたが、今は僕の初配信にも関わらず、見に来てくださってありがとうございます。僕のことはただの一般人として、扱ってください。どうかこれからも【白夜】をよろしくお願いします」




「長くなりましたが、今から演奏配信、始めていきたいと思います。勉強や作業のお供に、お昼寝に、聞いていただけると助かります」



本題となる演奏配信を開始した。



ーーーーーーーーーーーーーー


時間は1時間程。



流行りのアニメソングや、4人にやったように、コメント欄から○○っぽい感じのコメントを募集して、演奏した。




重要なことは話し終えたから、きっと視聴者数も減るだろうと思ってた。



でも、そんなことはなくて。



「これで僕の配信を終わります。最終的に1、、10万人……たくさんの視聴者さんに来て頂き、ありがとうございます。動画投稿は今後も行っていくので、どうぞよろしくお願いします」




と、配信を終えた。




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