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雨の砂浜に

作者: Soraきた

どれだけの人がこの砂浜で

恋を演じてきたのだろう


晴れの日には

手をかざした瞳の奥に

記憶として残すように


風の強い日には

髪をかき上げながら

横目であなたの視線を気にしながら


雨の日には

傘をさして

自然に肩を寄り添いながら


いくつかの想い出は

決して想い出ばかり、

残そうとしているわけではなく

どこかで他人のフリをすることも

たまにはあるんだよね、きっと


このさきのこと

分からないから

もっと頑張らないといけないと思う

無理をしてはいけないとも思う


砂浜に濡れた想い出を語り

あなたを思い出す

描いた文字も当分は消えないのかな・・

傘もささない程度の雨であれば

涙も目立たないから






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