表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合ショートストーリー集 ~百合好きなのでさまざまなジャンル・シチュエーションの百合を描いていきます~  作者: 霧崎薫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

800/1280

第798編「桜色の絆、二人だけの未来」(ゆっくり、じんわりと、ふたりの距離は縮まっていく)

 春の陽気が漂う女子高の校庭で、二人の少女が出会った。一人は内気で本が好きな「桜子さくらこ」。もう一人は活発でスポーツ万能な「美咲みさき」。二人は同じクラスになり、最初はお互いにあまり話すこともなかった。


 桜子はいつも教室の隅で本を読み、美咲は友達と賑やかに過ごしていた。しかし、ある日、図書委員に任命された桜子と、体育委員に任命された美咲が、学校祭の準備で一緒に作業することになった。


「桜子さん、このポスターのデザイン、どう思う?もっと目立つようにしたいんだけど…」


 美咲が桜子に尋ねると、桜子は少し緊張しながら答えた。


「えっと、色を少し鮮やかにすると良いかもしれません。例えば、ここを赤くするとか…」


 美咲は桜子の提案に感心し、すぐに修正を加えた。


「すごい!桜子さん、センスあるね。これなら目立つよ」


 桜子は美咲の笑顔に少し照れながらも、嬉しそうに頷いた。それから、二人は学校祭の準備を通じて少しずつ親しくなっていった。


 学校祭当日、二人は一緒にブースを回り、楽しい時間を過ごした。美咲は桜子にスポーツの楽しさを教え、桜子は美咲に本の世界を紹介した。お互いの世界を知ることで、二人の絆は深まっていった。


 ある日、美咲が桜子に尋ねた。


「桜子さん、私と一緒にいて楽しい?」


 桜子は少し驚きながらも、頷いた。


「うん、楽しいよ。美咲さんと一緒にいると、いつも笑顔になれる」


 美咲はその言葉に嬉しそうに笑い、桜子の手を握った。


「私も桜子さんと一緒にいると、心が温かくなるんだ」


 二人はその日から、お互いの気持ちに気づき始めた。しかし、その気持ちに戸惑い、どうすれば良いかわからなかった。


 高校を卒業し、大学に進学した二人は、それぞれ別々の道を歩み始めた。しかし、お互いのことを忘れることはできず、頻繁に連絡を取り合っていた。


 ある日、美咲が桜子に電話をかけた。


「桜子さん、久しぶりに会いたいな。今度の週末、時間ある?」


 桜子はその提案に頷き、二人は久しぶりに会う約束をした。


 週末、二人はカフェで再会した。美咲は桜子に近況を話し、桜子は美咲に本の話をした。お互いの話に耳を傾けながら、二人は昔のことを思い出していた。


「桜子さん、実は…私、桜子さんのことが好きだって気づいたんだ」


 美咲が真剣な眼差しで桜子に告げると、桜子は少し驚きながらも、頷いた。


「私も…美咲さんのことが……好き……」


 二人はその日から、お互いの気持ちを認め合い、交際を始めた。


 大学を卒業し、社会人になった二人は、20歳で同棲を始めた。小さなアパートで一緒に暮らし始めた二人は、お互いの生活スタイルを尊重し合いながら、幸せな日々を過ごしていた。


 ある夜、二人はリビングでくつろいでいた。美咲が桜子に尋ねた。


「桜子さん、私たち、この先どうしたい?」


 桜子は少し考えてから、答えた。


「美咲さんとずっと一緒にいたい。これからも、二人で歩んでいきたい」


 美咲はその言葉に嬉しそうに笑い、桜子の手を握った。


「私もそう思う。桜子さんと一緒に、未来を築いていきたい」


 二人はその日から、将来のことを真剣に考え始めた。そして、23歳の時に、同性婚をすることを決意した。


 結婚式当日、二人は小さなチャペルで誓いを交わした。桜子は白いドレスを着て、美咲はスーツを着て、お互いの前に立った。


「美咲さん、これからもずっと一緒にいてね。私の全てをあなたに捧げます」


 桜子が涙を浮かべながら誓うと、美咲も涙を浮かべて答えた。


「桜子さん、私もあなたをずっと愛し続けます。これからも、二人で歩んでいこう」


 二人はその日から、夫婦としての新たな生活を始めた。お互いのことを尊重し合い、支え合いながら、幸せな日々を過ごしていった。


 ある夜、二人はベランダで星空を見上げていた。美咲が桜子に尋ねた。


「桜子さん、私たちの未来、どうなると思う?」


 桜子は少し考えてから、答えた。


「美咲さんと一緒なら、どんな未来でも幸せだよ。これからも、二人で夢を追いかけていこう」


 美咲はその言葉に嬉しそうに笑い、桜子の手を握った。


「うん、これからもずっと一緒だよ」


 二人の絆は、これからもさらに深まり、たくさんの夢を形にしていくのだった。


 そして、最後に二人はキスを交わし、これからもずっと一緒に歩んでいくことを誓った。


「これからもずっと一緒だよ」


 二人の絆は、これからもさらに深まり、たくさんの夢を形にしていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ