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転生少女が、異世界お妃様になるまで  作者: にじかけそら
一代目悪役令嬢が、お妃様になるまで
7/18

学園でいじめられたので仕返しを企てます

大雨で、すぐ家に帰って一ヶ月。

今、ものすごく大変。

それは、教科書とノートがない。

ていうか、バックの中身が全部ない。

少し、しゃくだがレオに聞くか。

「レオ様、私のバックの中身知りませんか。」

「マロン嬢、バックの中身がないのですか。」

「はい、バックの中身がすっからかんなんです。」

レオがびっくりした顔をしている。

「本当にないのですか。」

「はい、そうなんです。」

レオの顔が、般若のような顔に。

怖。

「マロン嬢、少しついてきてください。」

レオについていくと何かの燃えたカスだと思われるものが見せられた。

「これは、焼却炉から出てきた教科書とノートなのですが、名前の部分が、完全に燃えてしまって。」

「少し見せてください。」

私の教科書と、ノートだったら、単元が変わるごとに印をつけてたんだけど。

えっと、あった、次の単元にもついてる。

これ、私の教科書とノートだ。

「これは、私のです。」

「やはりそうでしたか。」

どうしよう。

勉強ができない。

「あの、私は、これからどうやって勉強してけばよいでしょうか。」

「あ、なら、私の教科書見ますか。」

レオの、教科書を見るの。

まっぴらごめんだ。

ホントにどうしよう。

あ、そうだ、アーリナさんに聞いてみよう。

「私は、少し、アーリナさんに聞いてみますね。」

「分かりました。私は、後で、教科書とノートを発注しときますね。」

「それでは。」

アーリナさんは、自己紹介の時に塩砂糖を渡すと約束して、そのあと仲良くなった子だ。

アーリナは、料理好きで私の知らない料理を教えてくれた。

塩砂糖を使ったパウンドケーキおいしかったな。

今度は、何作ってくれるかな。

違う、考えるところ違う。

そんなことを考えていたら教室に着いた。

「アーリナさん、ちょっといいかしら。」

「は、はい、何でしょう。」

「あの、教科書と、ノートが焼かれてしまってないのでもしよかったら一緒に見ても。」

「え、あ、はい。」

なんか顔が暗い。

大丈夫かな、気分でも悪いのかな。

「大丈夫、アーリナさん顔色悪いわよ。」

「いや、何でもないです。それより、教科書貸すのは、無理です。私の教科書少し破れてるので恥ずかしいです。」

「そうですか。なら、ごめんなさい。」

ウー、やっぱりレオのを借りるしか。

「マロン様、皇后候補ですのに教科書とノートがないのですのね。」

く、カーラめ。

カーラとは、最近私にケンカを売ってきている子だ。

もういいや。

「いえ、教科書とノートが燃えてしまってないのでごめんなさいね。」

やっぱり悔しそうな顔をしている。

「あ、あらそうでしたのそれでは、私の教科書使いますか。」

「いえ、結構です。あなたの教科書を借りて私のレオ様にちょっかい出されてもたまったもんじゃありませんから。お気持ちだけ受け取っておきますね。」

「そ、そうなのですか、それでは、ご機嫌あそばせ。」

ふ、カーラ撃退完了。

少ししゃくだがまたレオに聞くか。

あ、ちょうどレオが帰ってきた。

レオが、私の近くに寄ってきた。

「マロン嬢、教科書使いますか。」

「は、はい。」

「それでは、算術の授業を始めます。」

レオが、教科書を見せてくれた。

ノートは、メモ帳にした。

お気に入りであんまり使ってないけど。

しょうがない。

「今日は、かけ算をします。」

かけ算は、もう完璧だよ。

「では、この問題をマロン様に解いてもらいましょう。」

「はい、13.4×1.5の答えは、20.1です。」

「正解です。」

そして、算術の授業が終わり、休み時間になった。

「レオ様、教科書ありがとうございました。」

「いえ、大丈夫です。あと、教科書とノートは、明々後日届きます。」

教科書とノート届くの早っ。

「ところで、私の教科書とノート誰が燃やしたんでしょう。」

本当にだれが燃やしたんだ。

結構うまく書けてたのに。

「分かりませんが、今ほかのものが調べています。」

そして、休み時間が終わった。

次は、古文だ。

古文めんどくさい。

この世界の古文は、ものすごく眠くなるんだよな。

「だから、ここは、…」

もう無理、眠い。

「マロン様、皇后候補なのに授業の時間に寝てしまうのですか。」

く、カーラか。

ま、ムカついて目が覚めたラッキー。

このまま黙っておけばいつか怒り狂って怒鳴ってくるだろうな。

でも、カーラの前でレオといちゃついてるところを見ても怒り狂いそうだな。

どっちも面白そうだから、カーラのことを無視しながらレオに教科書を見せてもらおう。

「レオ様、レオ様、ちょっと教科書を見せてもらっても。」

「いいですよ。」

「ありがとうございます。」

カーラにいちゃついてるように見せるために微笑む。

絶対、今カーラの顔が赤そう。

「マロン様、聞いていますの。」

「マロン様‼」

ほら、叫んだ。

「こら、カーラさん、授業中に叫ばないでください。」

「は、はい。」

(クス、クスクス、クス)

みんなが笑いをこらえきれないようで少し笑い声が聞こえた。

「これで、古文授業を終わります。」

「ありがとうございました。」

ふー、やっと古文が終わった。

あとは、料理実習だけ。

「マロン様、どうしてさっきは、私の話には返事をしないでレオ様に話すのですか。無礼ですよ。」

「いえ、あの時は、授業中でしたしさっき言ったとおり‘‘誰かさん‘‘に、教科書とノートを燃やされてしまってノートは、メモ帳で代用できるんですけど教科書は、代用品がないのですみませんね。」

あーあ、また、顔が赤くなってるよ。

「マロン嬢、ここにいらっしゃったのですか。」

レオが、声をかけてきた。

そして、前を見たらカーラが、般若になってこっちをにらんできた。

もー、レオってなんでこういう時に話しかけないで。

カーラとの関係もっと悪化するじゃん。

「ちょっとこっちに来てください。」

レオに連れて行かれるまま教室の外に出た。

「教科書とノートですが、カーラさんが燃やしたと分かったとの報告がありました。」

カーラめ。

私に言いがかりつけた上に嫌がらせか。

これは、ケンカを売られたってことでいいんだよな。

倍にして返そうじゃないか。

よし、カーラの前で四六時中いちゃついたら、いつか、堪忍袋の緒が切れて怒鳴り散らすかも。

面白そう。

「レオ様、ちょっと耳を貸してください。カーラさんに、少し仕返しをしたくて、私と、レオ様が…」

「それは、いいですね。」

「ですよね。」

え、待って、ですよねって言ったけどレオって一応王太子でしょ。

そんな、いじめの仕返しみたいなことをしていいの。

ま、少し抜粋して、カーラは、レオが好きだから、カーラの前で四六時中イチャイチャしてみようって提案したんだよね。

でも、そんなことしていいの

「レ、レオ様そんなの次時間を費やしていいのですか。」

「はい、大丈夫です。」

「レオ様、明日から実践しましょう。」

「はい、分かりました。」

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